国産メーカーなのに日本で販売していないバイクとは
バイクのニュース / 2022年1月22日 9時0分
国産メーカーが生産しているにもかかわらず、日本では販売されていない150ccクラスのバイクが多数あります。これらのモデルは、主にアジアやインドでラインナップされていますが、いったい、どのような車種なのでしょうか。
■性能だけ見たら乗りたいと思う150ccクラス
国産メーカーが生産しているバイクの中で日本では販売されていない150ccクラスのバイクが多数あります。主にアジアやインドで販売されているヤマハとスズキのバイクをご紹介します。
東南アジアなどで販売されているヤマハ「YZF-R15」
ひとつ目の車種は、東南アジアなどで販売されているヤマハ「YZF-R15」です。150ccクラスの小排気量スーパースポーツバイクでありながらも、本格的なスポーツ走行を楽しみたいライダーへ、応えてくれるスペックに仕上がっています。
車両重量が142kgと軽量なことに加え、シート高も815mmと、女性でも比較的扱いやすい一台といえます。また、倒立フォークを履いており、前後輪ディスクブレーキを装着しているのも特徴です。タイヤは前後輪17インチ、前輪のみABSユニットが搭載されています。
さらに、エンジン排気量は155ccの水冷単気筒を搭載し、最高出力18.6馬力を発揮するハイパフォーマンスなバイクとなっています。燃料タンクの容量は11Lを誇り、長距離も安心です。
ボディカラーには、メタリックレッド、レーシングブルー、サンダーグレイ、ダークナイトの4色をラインナップしています。日本国内では未発売のモデルではあるものの、並行輸入されているため、取り扱いをしている販売店も存在します。
販売店で多少値段が異なりますが、およその希望小売価格は30万3000円~37万円に設定されています。
東南アジアで販売する「XSR155」
ふたつ目の車両は、東南アジアで販売する「XSR155」です。国内モデルの「XSR900」と「XSR700」の小排気量版というべきバイクで、ネオクラシックな雰囲気を十分に感じさせるスタイリングをしています。
重量は134kgと、スクーターとほぼ同程度なことに加え、シート高も808mmと、多くのライダーにとって扱いやすいバイクといえるかもしれません。また、エンジン排気量は155cc、水冷単気筒で最高出力は約19馬力で6速マニュアルを誇ります。そのため、スポーツ走行を追及しても、十分に応えてくれるポテンシャルを持っている一台といえます。加えて、燃料タンクの容量は10Lあり、長距離も対応可能です。
ボディカラーには、マットグリーンとテックブラックの2色がラインナップされています。「XSR155」も、国内の販売店が並行輸入している場合があるため、購入は可能です。希望小売価格は、約39万1900円~47万円に設定されています。
インドスズキが販売する「Gixxer SF」
3つ目の車種は、インドスズキが販売する「Gixxer SF」です。国内では、250ccクラスである「ジクサーSF250」販売されていますが、それよりもさらに小ぶりな、小型スーパースポーツです。
先述した「YZF-R15」や「XSR155」同様、並行輸入されていることから、国内のバイク販売店で取り扱いされている可能性があります。空冷単気筒で最高出力13.6馬力、エンジン排気量は前述の3車種と同様の155ccモデルです。また、重量は148kg、シート高795mmと、小排気量ならではの扱いやすい仕様といえます。
前後タイヤサイズは17インチ、前後輪ディスクブレーキの足回りで、前輪にはABSユニットを搭載しているのもポイントです。加えて、燃料タンクの容量は12Lを誇り、長距離ツーリングでも活躍できる一台といえます。
パールミラレッド、メタリックトリトンブルー、メタリックマットブラックの、3色のボディカラーを設定しており、希望小売価格は26万1500円~29万4000円に設定されています。
ヤマハの150ccクラススクーター「AEROX 155」
4つ目の車種は、ヤマハが販売する150ccクラスのスクーター「AEROX 155」です。水冷単気筒で、最高出力15馬力の排気量155ccのエンジンを搭載しており、重量は126kgと比較的軽量です。また、前後に14インチタイヤを装着していることから、直進性や高速走行にもしっかりとした安定性が実感できそうです。アイドリングストップ機構も搭載して、環境面と低燃費の両方に配慮が見られます。
フロントブレーキにはABSユニットが装着されている点は、小排気量のスクーターとしては贅沢な仕様といえるかもしれません。燃料タンクの容量は5.5Lと標準的ですが、シート下トランク容量は24.5Lを誇り、フルフェイスヘルメットやジャケットや、グローブなども一緒に収納できます。また、フロントポケットにはDC電源ソケットを備えており、スマホの充電にも困りません。
ボディカラーには、メタリックブラック、レーシングブルー、グレイバーミリオンとモンスターエナジーヤマハMotoGPエディション仕様の、計4色がラインナップされています。こちらも日本に並行輸入されている場合があり、希望小売価格は29万7500円~37万2900円に設定されています。
インドスズキが販売する「INTRUDER」
5つ目の車種は、インドスズキが販売する「INTRUDER」です。以前、スズキの国内モデルとして発売されていた、アメリカン「イントルーダー」の150ccバージョンモデルです。
標準的な5速マニュアルで、最高出力13.6馬力の空冷単気筒を搭載しているほか、足回りは前後ともに17インチ、ABSを標準装備しています。燃料タンクは容量11Lと、小排気量にもかかわらず、ツーリングを楽しめます。
メタリックマットチタンシルバー、ガラススパークルブラック/メタリックマットチタンシルバー、メタリックマットブラック/キャンディサノマレッドの3色のボディカラーをラインナップしており、並行輸入で取り扱いのある販売店では、希望小売価格25万4200円~26万6200円で販売されている場合があります。
※ ※ ※
国産メーカーであるにもかかわらず、日本国内では販売されていないモデルは数多く存在します。しかし、並行輸入されている場合があるため、購入する際は、アフターサービスやメンテナンス対応など購入後のことを考慮すると良いかもしれません。
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