電動キックボードシェアサービスとは?
バイクのニュース / 2022年1月23日 15時0分
買い物を済ませたいけれど、少し距離が遠くて歩くのは少々骨が折れる...そんなときには、電動キックボードのシェアサービスを利用するのも良いかもしれません。いったい、どういったサービスなのでしょうか?
■便利なアシを買わずにシェアサービスで借りる
電動キックボードは、片足で地面を蹴りながら進むキックボードに電動モーターを搭載して、人の力をほとんど使わずに自走できる乗り物です。そんな中、小回りが利いて自転車よりも手軽に乗れる電動キックボードを、必要な時間だけ借りられるシェアサービスが広がりつつあります。
電動キックボードシェアサービスでは、専用の駐車場に置いてある電動キックボードを専用アプリで解錠することで、通勤や買い物など、歩くには少し遠い場所への移動に使用できます。使用後は、目的地の最寄りにある専用駐車場に置いて清算。利用した時間だけを料金として支払うシステムです。
カーシェアリングよりも、専用の駐車場に使う面積が小さいことや乗り物1台当たりのコストが低いため、利用可能なエリアが広がる可能性もあるでしょう。
東京都の港区を中心にサービスを展開中の「movicle」
ここからは例として、3つの電動キックボードシェアサービスを紹介します。まずひとつ目は、東京都の港区を中心にサービスを展開中の「movicle」。現行法ではヘルメット着用義務がある電動キックボードですが、「movicle」では備え付けのカゴにヘルメットが用意されており、手軽に利用ができる点が特徴です。
福岡県福岡市中央区などでサービスを展開している「mobby」
ふたつ目は、福岡県福岡市中央区などでサービスを展開している「mobby」。こちらは2021年4月に経済産業省の新事業特例制度の認定を受けており、電動キックボードの運転が実験的なルールに変更され、ヘルメット着用が任意となっています。
東京都や大阪府で利用可能なエリアを拡大中の「Luup」
そして3つ目の「Luup」は、東京都の渋谷区、新宿区、品川区、世田谷区など合計約300カ所以上の場所にポートを設置。大阪にも利用可能なエリアを拡大中のシェアサービスです。
「mobby」と同様に新事業特例制度の認定を受け、一部のエリアでは電動キックボードの運転をする時に交通ルールが変更されています。また、エリアよっては電動キックボードと電動アシスト自転車が選べるため、目的に合わせて乗り物を変えられる点がポイントです。
使用方法は上記3つともおよそ同じような流れとなっています。
まずサービス利用前に、運転免許とクレジットカードを登録した後、専用アプリ、もしくはLINEを使用して、電動キックボードが置いてある専用ポートを検索。続いて最寄りのポートに行き、そこで乗る電動キックボードのQRコードを読み取り、ロックを解錠しましょう。
最寄りのポートに行き、そこで乗る電動キックボードのQRコードを読み取り、ロックを解錠
移動したら、目的地近くの専用ポートに乗ってきた電動キックボードを駐輪し、アプリで利用終了をタップすると、操作完了です。
小回りが利いてコンパクトな電動キックボードですが、人力に頼らずモーターだけで自走可能なため、現行法では「原付」と同じ扱いになります。そのため、50㏄原付バイクを運転する時と同様の交通ルールが適用されるのです。
つまり、原付免許または普通免許の携帯、ヘルメット着用義務、法定速度30㎞制限、車道走行、交差点は原則二段階右折などを守らないといけません。
しかし、経済産業省の「特例措置」の認定を受けている場合は交通ルールが異なり、運転時のヘルメット着用が任意(装着推奨)です。
電動キックボードは、自転車専用通行帯も走行が可能
そして自転車専用通行帯の走行が可能であり、自転車道の走行も可能。ただし、時速15km以上の速度を出して走行してはいけないなどが特例として規定されています。現行法の原付バイク扱いよりも、自転車に近い位置づけとなっており、今後の交通ルールの改正でより乗り方が明確になるかもしれません。
電車など公共交通機関を利用した後、目的地に着くまでの距離を歩かずに電動キックボードで移動できるとなると便利でしょう。加えて、電動キックボードに乗っていた時間だけの料金を支払うためレンタカーやレンタルバイクよりも安く、手軽に使えるシェアサービスといえそうです。
都市部にかぎらず、全国で需要が見込めそうなサービスといえるのではないでしょうか。
※ ※ ※
都市部を中心に、電動キックボードを手軽に必要な時間だけ借りられるシェアサービスが拡大中です。
現行法では原付バイクと同じ交通ルールが適用されていますが、今後、交通ルールが電動キックボードに合わせて改正されると、さらに広く普及する可能性があります。
見かけたら、一度試してみても良いかもしれません。
外部リンク
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