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犬視点で人間社会を捉えた驚きのドキュメンタリー『ストレイ 犬が見た世界』

バイクのニュース / 2022年3月20日 15時0分

「殺処分ゼロ」の国、トルコ・イスタンブールの街で暮らす野良犬たちに密着。犬の視点から世界を見る不思議なドキュメンタリー『ストレイ 犬が見た世界』が、2022年3月18日(金)から全国順次公開中です。

■犬の視点で世界を見まわしてみる

「殺処分ゼロ」の国、トルコ・イスタンブールの街で暮らす野良犬たちを“犬視点”で捉えた不思議なドキュメンタリーが『ストレイ 犬が見た世界』です。

『ストレイ 犬が見た世界』(c)2020 THIS WAS ARGOS,LLC『ストレイ 犬が見た世界』(c)2020 THIS WAS ARGOS,LLC

 まるで風景に溶け込むように、ごく自然に人間と犬・猫が共存生活を送っているイスタンブール。本作のメイン登場人物ならぬ登場犬は、自立心が強くいつも単独行動のゼイティン、フレンドリーで人懐っこいナザール、可愛い盛りの子犬カルタルという3匹の野良犬。私たち人間はすっかり“背景”となって登場し、そこが本作の大きなキモでもあります。

 日本でも大きな懸念となっている犬猫の殺処分ですが、トルコは安楽死や捕獲が違法とされている国。当然ながら手放しに良いことばかりではないとは思いますが、愛犬・猫家にとっても夢のような環境と言えるのではないでしょうか。監督のエリザベス・ローも愛犬家で、イスタンブールの街で暮らす野良犬たちを半年間追いかけ、ほぼ全編に渡って犬の目線と同じローアングルで撮影しています。

『ストレイ 犬が見た世界』(c)2020 THIS WAS ARGOS,LLC『ストレイ 犬が見た世界』(c)2020 THIS WAS ARGOS,LLC

 映画冒頭の「人間の生き方は不自然で偽善的だ。犬に学ぶのが良い。」という言葉は、犬を愛し犬のように暮らした哲学者ディオゲネスによるもの。犬たちの視点で見渡す街は大アドベンチャー劇となり、当たり前すぎて見過ごしていた風景も新鮮な驚きに満ちた世界へと一変。人間社会が持つ様々な問題と、愛に満ちた世界が同時に垣間見え、なんとも言えない感動を呼び起こします。

 バイカーの中には、散歩中のワンちゃんが急に車道に身を乗り出してきてヒヤリ、という経験のある人も少なくないでしょう。現代の日本に野良犬はほとんどいませんが、リードで繋がれていても油断は禁物。実際、ペットの怪我の多くが散歩中の事故だそうです。

『ストレイ 犬が見た世界』(c)2020 THIS WAS ARGOS,LLC『ストレイ 犬が見た世界』(c)2020 THIS WAS ARGOS,LLC

 辛口で知られる映画批評サイト<ロッテントマト>で驚異の96%フレッシュを獲得した『ストレイ 犬が見た世界』は、2022年3月18日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開中です。

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