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ヤマハ「NMAX」同等以上の加速を堪能できる3ヶ月間!~電動バイク「E01」リースに応募しない手はない

バイクのニュース / 2022年4月27日 13時0分

ヤマハが原付ニ種クラスの新型電動スクーター『E01(イーゼロワン)』の報道向け試乗会を開催しました。新旧各社、EVモデルの試乗経験が豊富なバイクジャーナリストの青木タカオさんが参加しました。

■EVならではの力強い発進加速

 ガソリンエンジンでは回転上昇に伴ってパワーがどんどん出てきますが、EVではトルクのピークが発進時にドンと発生し、そのままフラットに維持されることから、スタート時にリニアな加速フィールが得られます。

ヤマハ最新の電動バイク「E01」に試乗する筆者(青木タカオ)ヤマハ最新の電動バイク「E01」に試乗する筆者(青木タカオ)

 1950rpmで最大トルク30Nmを発生し、3500rpm以上ではフラットなまま立ち上がっていくヤマハ『E01(イーゼロワン)』もまた発進加速に優れ、低中速域を得意にしたスムーズな走りを味わうことができました。

ヤマハ最新の電動バイク「E01」と同クラス(原付ニ種)のガソリンエンジン車「NMAX」ヤマハ最新の電動バイク「E01」と同クラス(原付ニ種)のガソリンエンジン車「NMAX」

 試乗会では同クラスとなる『NMAX』(原付2種125cc)も比較用に用意され、同等あるいはそれ以上の加速性能とヤマハらしい軽快なハンドリングを持つことがわかります。

 走行状況に応じて選べる走行モードは以下の通り3つあり、これによって航続距離も変わってきます。

■PWR(パワーモード)
モーターのパワーを最大限に発揮し、登坂や追い越し加速などに最適。

■STD(標準モード)
一般路向けで、30~80km/hの常用域で「NMAX」同等の動力性能がある。

■ECO(エコモード)
長距離走行に最適で、バッテリーの消費を抑え、最高速約60km/hに制限する。

■ヤマハ初の原2EVモデル

 ヤマハは1991年の東京モーターショーで『FROG』を参考出品して以来、2002年に発売した『Passol』をはじめ、『Passol L』(2003年)や『EC-02』(2005年)、『E-Vino』(2015年)など継続的に電動二輪車を提案・開発し、市販化してきました。

ヤマハの歴代電動バイクヤマハの歴代電動バイク

 これまでの電動車はいずれも50cc=原付一種モデルで、原付二種クラスは今回の『E01』が初。開発責任者の丸尾卓也さん(ヤマハ発動機PF車両開発統括部CV開発部EM設計G)は「一歩先を行く本格的な動力を備えた」と胸を張ります。

開発責任者の丸尾卓也さん(ヤマハ発動機PF車両開発統括部CV開発部EM設計G)開発責任者の丸尾卓也さん(ヤマハ発動機PF車両開発統括部CV開発部EM設計G)

 自社開発の高回転型空冷永久磁石埋込型同期モーター(IPMSM)と大容量4.9kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、スムーズな発進を支援するトラクションコントロールシステムを搭載しました。

 試乗会はあいにくの雨の中でおこなわれましたが、巧みな制御で電動らしいダッシュ力を活かしつつも駆動輪が空転したり、不安を感じることなくアクセルをガバッと開けることができたことも報告しておきます。

 また、回生ブレーキはエンジンブレーキのフィーリングが再現され、アクセルを戻しつつアプローチするコーナー入口でも扱いやすさを感じました。濡れた路面でのタイトなスラロームも、平然とこなすことができるのです。

 モーター駆動によって1km/hでゆっくりと後進するリバース機能も試しましたが、前下がりの状態でバックするときなど取り回し時に重宝しそうだったことも報告しておきましょう。

■車体のノイズを徹底解消

 振動やメカノイズがほとんどなく、静粛性の高さがEVの大きな魅力となりますが、排気音を含む内燃機エンジンの音がまったくしないため、車体各部のノイズが目立ってしまい、駆動系や外装などを徹底的に作り込んだことを丸尾さんは教えてくれました。

ヤマハ最新の電動バイク「E01」ヤマハ最新の電動バイク「E01」

「電動化によって車体全体で高級感が向上し、乗り心地も良くなりました。音が静かですし、ライダーの疲労感も軽減できています」(丸尾さん)

 40km/h走行時に反対車線側の歩道上に及ぼす音量は、『NMAX』では68dBであるのに対し、『E01』は58dBでしかありません。

■通勤・通学に最適なパッケージ

 125cc相当では高速道路を走行できません。この際、大型クラスにしても良かったのではないでしょうか。「どうして原2クラスなのか!?」と、丸尾さんに聞いてみます。

ヤマハ最新の電動バイク「E01」の特徴ヤマハ最新の電動バイク「E01」の特徴

 すると、軽二輪クラスも検討したことを明かしてくれます。しかし、航続距離を伸ばすためには、バッテリー容量を増やす必要があり、車両が重くなってしまう。開発チームで議論を重ねた結果、今回は通勤・通学に用途を絞り、原付ニ種クラスに決定されたそうです。

 自社開発し、組み立てた車両固定型バッテリーの容量は4.9kWhで、満充電でおよそ104km走行可能。CFアルミダイキャスト製のバッテリーケースに収め、『NMAX』と同等の車体サイズや足つき性を確保しています。

 シート下のスペースを犠牲にすることなく、約23リットルのトランク容量を持つことも見逃せません。

■充電方法は3種類

 バッテリー充電は「急速充電器」「普通充電器」「ポータブル充電器」の3つの充電システムに対応し、使用環境や用途に応じて選べます。

ヤマハ最新の電動バイク「E01」。3つの充電システムに対応していますヤマハ最新の電動バイク「E01」。3つの充電システムに対応しています

■急速充電器
事業所や二輪販売店等への設置に適し、1時間で残量0%→90%までの充電が可能。

■普通充電器
自宅など私有地への設置に適し、5時間で残量0%→100%の充電ができる。

■ポータブル充電器
携帯性に優れシート下収納に収まり、14時間の充電で残量0%→100%の充電が可能。

■争奪戦必至のリース!?

『E01』はリースして行う実証実験用モデルとしているのも大きな特徴です。リース料金は月額2万円(税込み)で、利用期間は7月の車両受け取りから3カ月間。取次窓口はヤマハスポーツバイク専門店「YSP」となります。

ヤマハ最新の電動バイク「E01」のリース応募内容ヤマハ最新の電動バイク「E01」のリース応募内容

応募期間:2022年5月9日(月)~5月22日(日)

参加条件満:20歳以上、小型限定普通二輪免許(AT限定含む)以上の二輪免許保有、応募者名義のクレジットカード保有、利用開始後のアンケートへの回答

 6万円で3か月間借りられる電動レンタルバイクと考えると、かなりリーズナブル。個人リースの枠は100台しかなく、申込みは殺到しそうです。

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