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自転車事故に備えている人の割合は? 自転車損害保険等に関するアンケート調査結果

バイクのニュース / 2022年4月28日 11時0分

保険相談サービスを提供する保険マンモスが、男女355人に「自転車損害保険等に関するアンケート調査」を実施。その結果を公開しました。

■自転車事故に備えている人の割合は?

 自転車による事故で高額な賠償金を支払わなければならない事例が増えてきていることもあり、近年自転車損害保険等の加入を義務化する自治体が増えてきています。

 自転車保険は日常生活のなかで相手にケガをさせてしまった時に損害賠償金などの費用を補償してくれる個人賠償責任補償や、火災保険などの「特約」でも、自転車による事故の賠償を補償することが可能です。

自転車保険に関するアンケート調査自転車保険に関するアンケート調査

 そんな自転車保険の補償内容は主に、「個人賠償責任補償(相手に与えた損害を賠償)」と「傷害補償(自分の怪我に対する補償)」のふたつですが、自治体で加入の義務化が進んでいるのは「個人賠償責任補償」の方。

「被害者の保護」と「加害者の経済的負担を軽減するため」に、自転車損害保険等の加入の義務化の流れが広がりつつありますが、一体どれくらいの人が自転車保険に加入しているのでしょうか。

 保険相談サービスを提供する保険マンモス株式会社が、男女355人に「自転車損害保険等に関するアンケート調査」を実施しました。

 自転車に乗る男女355名に「自転車損害保険等に加入していますか?」と質問したところ、66%の人が「加入している」と回答。

 355人中「自転車保険に加入していない」と回答した120人に「自転車保険に加入していない理由」を聞いたところ、「どの自転車保険に加入すればいいのか分からない」、「自転車の利用頻度が低い」、「自転車保険に加入する必要性を感じない」という声が多く集まる結果となりました。

自転車保険に関するアンケート調査自転車保険に関するアンケート調査

 その他の回答として、「当地方では自転車保険が強制ではない」や、「気をつけて乗っているから」、「どこで加入できるのか分からない」などがあり、自転車保険等に加入していない人は「どの自転車保険に加入すればいいのか分からない」から、自転車保険に加入せずに自転車に乗っている人が多いようです。

 さらに、自転車に乗る男女355人中「自転車損害保険等に加入している」と回答した人235人に、どのような自転車損害保険等に加入しているのかを質問したところ、46%の人が「個人賠償責任保険・火災保険などの特約」、44%の人が保険会社の商品である「自転車保険」に加入していました。

 この結果から、「自転車保険」でなくても「個人賠償責任保険」や「自動車保険や火災保険などの特約」などでも自転車による事故の賠償を補償できる旨を、「多くのが知っている」ことが分かります。

 また、自転車損害保険等に加入している人に「加入したきっかけ」を聞いてみたところ、「高額賠償のリスクを避けたいから」という声が圧倒的に多く、その他には「買ったお店で勧められたから」や「スポーツサイクルに乗っているから」、「携帯会社auでスタッフに勧められたから」、「趣味でロードバイクに乗っているから」、「会社で自転車通勤の人は加入が必須だったため」、「親の自動車保険に入ると安くなったから」などの意見がありました。

 なお、自転車に乗る355人に「自転車事故の賠償に備えた保険の加入は必要だと思いますか?」と聞いたところ、「とても必要」、「必要」と回答した人が8割を超える結果となり、多くの人が保険の必要性を感じているようです。

■自転車事故による高額賠償請求も!?

 自転車事故による高額賠償請求の事例も多く起きており、その一部をご紹介します。

自転車保険に関するアンケート調査自転車保険に関するアンケート調査

■賠償額:9521万円
 夜に無灯火の自転車に乗った11歳の小学生と歩行者の女性が衝突し、被害者女性は意識不明の後遺障害(神戸地裁:2013年7月4日判決)

■賠償額:6779万円
 交差点に入った自転車の男性と横断歩道を横断中の歩行者の女性が衝突し、被害者は脳挫傷などで死亡(東京地方裁判所:2003年9月30日判決)

■賠償額:5438万円
 自転車に乗っていた男性が信号無視で歩行者女性と衝突し、被害者は頭蓋内損傷などで死亡(東京地方裁判所:2007年4月11日判決)

■賠償額:4746万円
 自転車に乗っていた男性が信号無視で歩行者女性と衝突し、被害者は脳挫傷などで死亡(東京地方裁判所、2014年1月28日判決)

※ ※ ※ 

 このように自転車事故で高額な賠償請求が下された判例も多く、小さな子どもが起こしてしまった事故でも、親に高額賠償を支払う判例が出ています。

 そのため、被害者に対する責任を果たすためにも、自分だけはなく自転車に乗る家族も一緒に高額賠償の備えをしておくことが重要です。

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