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MotoE開幕直前に全日本鈴鹿ラウンドにスポット参戦!大久保光のレースレポート

バイクのニュース / 2022年5月3日 15時0分

今季、MotoEワールドカップ参戦2年目を迎えるレーシングライダーの大久保光選手が、スポット参戦した全日本ロードレース選手権第2戦の様子をレポートしてくれました。

■鈴鹿8耐に向け、全日本鈴鹿ラウンドへ参戦

 こんにちは。レーシングライダーの大久保光です。

 いよいよ5月からMotoEワールドカップが始まるのですが、その前に全日本ロードレース選手権 第2戦鈴鹿ラウンドにスポット参戦しましたので、今回はそのレポートを書きたいと思います。

全日本ロードレース選手権第2戦鈴鹿ラウンドへスポット参戦を果たした大久保光選手全日本ロードレース選手権第2戦鈴鹿ラウンドへスポット参戦を果たした大久保光選手

 所属チームは、EVA RT 初号機 WEBIKE TRICK STAR KAWASAKIで、クラスはJSB1000。同チームから鈴鹿8間耐久ロードレースにも参戦予定です。

 今回のレースは、この鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)に向けての第一段階のテストも兼ねていて、レースというよりはいかにしっかりとデータを取ることができるかを目的とした参戦でした。

 マシンはカワサキ 新型「ZX-10R」を使用。レースウィークは木曜日からの走行でしたが、その初日がマシンのシェイクダウンでもあり、レースウィークでありながら、すべてが0からのスタートです。

所属チームは、EVA RT 初号機 WEBIKE TRICK STAR KAWASAKIは新世紀エヴァンゲリオンとのコラボでも有名所属チームは、EVA RT 初号機 WEBIKE TRICK STAR KAWASAKIは新世紀エヴァンゲリオンとのコラボでも有名

 TRICK STARは長年、アニメや映画で有名な新世紀エヴァンゲリオン(エヴァ)とコラボをしたエヴァカラーで鈴鹿8耐に参戦しており、今年ももちろんチーム名通りエヴァとのコラボ。

 私個人としても、エヴァは本当に大好きなアニメで、1995年からスタートしたTV版をはじめ、昨年完結となった劇場版まで、すべてを見ていたので、こうしてエヴァとのコラボチームで走れること自体に、とても興奮していました。

 ただレース内容としては非常に厳しく、マシンにも初めて乗る上に、メカニックさん達もひとりを除いて、ほとんどがサーキットに来るのが初めてという人達で構成されていて、本当にすべてにおいて鈴鹿8耐に向けてのテストという状況でした。

■すべてが初という状況でのぶっつけ本番レース

 新型ZX-10Rは、メインフレームは大きく変わっていないものの、やはり電気系統やカウル、その他の細かいところが進化しており、乗りはじめは昨年乗ったZX-10Rとはまったく違うフィーリング。

 木曜日と金曜日で、できる限りのマシンのセットアップをおこない、天候の影響で予定通りとはいきませんでしたが、なんとか走れるレベルまで持っていくことができ、土曜日の予選に挑みました。

全日本ロードレース選手権第2戦を戦う大久保光選手全日本ロードレース選手権第2戦を戦う大久保光選手

 タイムアタックは、とりあえず1発タイムを出すだけなら気合でどうにかなるので、多少無理をしてタイムを出しに行きました。金曜日まで2分11秒台でしたが、予選の計測1周目では2分9秒0を記録することができました。

 今回のレースは2レース制で、予選のベストラップがレース1のグリット、セカンドベストがレース2のグリットとなるため、そのまま2周目のアタックを敢行。

 タイムを更新することはできませんでしたが、そのまま1度ピットインをして、マシンのセットアップを変更し、タイヤも再び新品を入れてアタックをしたところ、2分8秒8までタイムを縮めることができ、レース1は15番手、レース2は14番手からのスタートとなりました。

全日本ロードレース選手権第2戦を戦う大久保光選手全日本ロードレース選手権第2戦を戦う大久保光選手

 土曜日の午後には、レース1がおこなわれました。

 なんとか予選での1発タイムは出せたものの継続するのは難しく、またテスト走行でのロングランもおこなえていなかったので、アベレージタイムを最優先に考えてレースを進める作戦にでます。

 1周目からペース配分を考えて走り、2分10秒台で全ラップを走ることを目標に設定。これは、ロングランのデータを取るためにも最善となる目標をチームと話し合い、決定した作戦です。

 最終的にレース中のベストタイムは2分9秒9、ワーストタイムが2分10秒7と目標との差を1秒以内に収めることができ、14位でチェッカーを受けました。

 日曜日のレース2は雨模様。朝のフリー走行で、雨のセットアップを確認してレースに臨みました。

 レース2はウェットコンディションでのレースとなりました。正直、雨はあまり得意ではない私ですが、徐々にペースを上げていくことを試みるも、レース序盤からマシントラブルが発生。我慢の走りを強いられることになり、最終的には14位という結果でレース2を終えました。

 今回は、レースの結果だけを見れば非常に厳しい内容ですが、鈴鹿8耐に向けての第1回目のテストと考えれば、素晴らしいウィークとなったと思います。

 しっかりと問題点や改善点を見つけることができたので、6月の公開テストまでにはキチンと改善できればと思います。

 皆様、引き続き応援宜しくお願いします。

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