中国道「大佐SA」 アツアツの鉄板に載った肉野菜炒めでご飯がススム！ バイクで行く高速道路グルメ

中国地方をツーリングしていた時に立ち寄った中国自動車道「大佐（おおさ）SA」（上り）で「豚ジャン膳」をいただきました。クオリティの高さに大満足です。

■とくに関連性はなさそうだが、個性的な演出が面白い

　高速道路のPA（パーキングエリア）やSA（サービスエリア）では、ときに強烈な個性を感じることがあります。中国地方をツーリング中に立ち寄った中国自動車道「大佐（おおさ）SA」（上り）では、フードコートの券売機にその個性を感じました。

中国道「大佐SA」の「豚ジャン膳」（890円）。ジュー！と音を立てる熱々の鉄板焼きは、豚肉にキャベツ、玉ねぎ、もやし、ニンジンの具材にしっかり味でご飯がススム

　なぜか、メニューの空いているボタンには猫の写真がいっぱいなのです。可愛いものの、なぜ？　と思いつつ、気になった「豚ジャン膳」（890円）を購入しました。

　そしてカウンター側の壁には何やら長文が書かれており、料理が出来上がるまでに読んでみたところ、天狗に守られた山岳信仰のことが面白く書かれていて、自然豊かな地にあるこの「大佐SA」をはじめ、中国自動車道をただ通過するだけではなく、道草を楽しんでほしい、という店長からのメッセージでした。

　さて、出来上がった「豚ジャン膳」を見て感動しました。豚肉と野菜が鉄板の上でジュージューと音を立て、とても良い香りを放っています。食べる前から音と匂い、見た目でテンションが上がります。その期待を裏切らず味の方も抜群です。しっかりと味付けがされていて、疲れた体には最高のおかずでご飯が進みます。そしてみそ汁に海苔が大量に入っていたのは面白いと思いました。

SAとしてはコンパクトな印象の建物で全体的にPAのような雰囲気。2輪専用の駐車スペースは確保されている

　食後は売店で「大山牛乳モナカ」（270円）や「生もみじ」（840円）などのお土産を購入。牛乳モナカは濃厚な味ながら食べやすいものでした。地元ならではのスイーツやお土産などの買い物も楽しめて、じつに満足度の高い休憩となりました。