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いまさら聞けないe-BIKEのキホン バッテリーの取り扱いで注意すべきこととは?

バイクのニュース / 2022年8月8日 15時0分

電動アシスト自転車(e-BIKE)について、いまさら人に聞けない基本的な疑問はありませんか? e-BIKEの要である「バッテリー」の取り扱いについて解説します。

■e-BIKEのバッテリー、上手に使えば寿命も伸びる

 電動アシスト自転車(e-BIKE)について、「購入を考えているけど、普通に使って大丈夫?」「手に入れたはいいけど、何に注意すればいいのか……」と、いまさら人に聞けない基本的な疑問を抱くこともあるのではないでしょうか。

電動アシスト自転車(e-BIKE)の要となるバッテリーは、カギで取り外して持ち運び可能。充電や保管は屋内がキホン電動アシスト自転車(e-BIKE)の要となるバッテリーは、カギで取り外して持ち運び可能。充電や保管は屋内がキホン

 e-BIKEは、電気モーターによって乗り手がペダルを漕ぐ力をアシストしてくれる便利な機能を搭載した自転車です。そのアシストに必要な電気を蓄えているバッテリーについて、これだけは知っておきたい基本的な情報を解説します。

 車体は普通の自転車と同じ構造ながら、大きく違う点として「バッテリー」「モーター」「操作スイッチ」といった電気を使うパーツが装備されていますが、その中でも「バッテリー(=電池)」はアシストの原動力となる重要な部品です。

 現在、市場に出回っているe-BIKEのバッテリーの多くは、携帯電話などと同じ「リチウムイオン電池」です。ひと昔前は、電気を使い切らずに充電すると容量が低下してしまう「ニッケル水素電池」などが使われており、すぐにバッテリーの寿命が尽きてしまう事例もありましたが、「リチウムイオン電池」は継ぎ足し充電が可能で容量も大きく、とても使いやすく、便利なバッテリーとして様々な場所で使われています。

 とは言え、大容量&長寿命の「リチウムイオン電池」も、使い続けるうちにやがて寿命が尽きるタイミングが来てしまいます。バッテリーの使い方によって大きく変わりますが、放電と充電を約700~900回繰り返すと、新品購入時の半分ぐらいの容量まで減ると言われています。しかしそれで使えなくなるわけではないので、その容量で問題がなければ使い続けていても大丈夫です。「目的地までアシストが続かない」「毎日充電しないと使えない」という状況になったら、寿命が尽きたと判断して良いでしょう。

 e-BIKEのバッテリーは屋外での使用を前提とし、基本的には「生活防水(日常生活用防水)」なので雨の日に走行しても問題ありません。ただ、これは自転車がまっすぐ立っている状態=バッテリーが直立している状態での防水で、バッテリー下部の端子部分からは水が浸入します。車体がで倒れている状態で雨に打たれたり、暴風雨で水が地面から巻き上げられるような状況では浸水により故障する可能性があるので、悪天候の場合はバッテリーを取り外して屋内に保管した方が無難です。

 また、バッテリーは極端な暑さ・寒さが苦手です。温度が35度以上になるとオーバーヒートする可能性があり、10度以下だと性能が低下してアシストできる距離が著しく短くなってしまうことがあります。温度の影響はバッテリーの寿命を縮める事にもなるので、夏の盛りや冷え込みが厳しくなる冬の時期は、やはり取り外して室内保管が無難です。

 普通の自転車と同様に乗っていても、e-BIKEは電気部品によって利便性が高められていることをあらためて理解し、長く大事に使い続けたいものです。

※ ※ ※

 この解説は一般的なe-BIKE(日常用途)の要点をまとめた内容です。メーカーごとに表現方法や詳細が異なる場合があります。より詳しく知りたい場合は、メーカーのホームページや取扱説明書を確認すると良いでしょう。

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