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大槻ひびき、原動機研究部の外部顧問に就任 カブカップ参戦に向け「ワクワク」の練習走行

バイクのニュース / 2022年8月9日 13時0分

静岡県伊豆地域の現役高校生、高専生やOBらが部員となるモータースポーツの課外活動「原動機研究部」の外部顧問に、セクシー女優の大槻ひびきさんが就任しました。彼らとの出会いがきっかけでバイク免許取得。2022年8月13日開催の『CUB-CUP日本GP』に、チーム「原動機研究部」の選手として参戦することも決まっています。

■猛暑の中、とにかく練習!!

 2022年8月3日、富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)カートコースで、原動機研究部のメンバーが他の大勢のライダーに混じって練習走行に乗り出そうとしています。その中に大槻ひびきさん(セクシー女優)の姿もありました。8月13日開催の『CUB-CUP日本GP』に、チーム「原動機研究部」の選手として参戦するための練習走行です。練習直前の彼女は、参戦の意気込みを語っていました。

カートコースで、緊張のコースイン!!カートコースで、緊張のコースイン!!

「8月13日の本戦までに練習が2、3回予定されている気がするのですけど、どれもスケジュールが合わずに1回しか行けないことに不安があるのですが、そこに全部集中して練習したいと思います」

 大槻さんはこの日の練習に参加した高校生、高専生らと共に総勢5人で、3時間耐久を走り切る予定です。当日は1周4563mのレーシングコースを1人平均で30分以上走ることになります。彼女もチームメンバーも、全員レース経験はありません。

「レーシングスーツを着るのも、サーキットを走るのも初めてでしたから、昨日は緊張して眠れませんでした」

 競技車両は部員が新聞販売店から譲ってもらったホンダのビジネス用スクーター「ベンリィ」の不動車を組み直して仕上げました。手塗りしたひときわ目立つ黄色に、活動拠点の伊豆市のマークなどスポンサーステッカーも貼りました。

地元・伊豆市のスポンサーステッカーを貼ったベンリィ競技車両地元・伊豆市のスポンサーステッカーを貼ったベンリィ競技車両

 2022年5月に普通自動二輪の免許をとったばかりの彼女にとって、今回の練習は久々のバイク乗車です。行動制限解除で(彼女の仕事である)イベントも増えて時間が取れない上に、こんな配慮があったからです。

「ツーリングの計画も話してましたが、レースの前に事故とか何か起きた場合、出られなくなってしまうので、ちょっと今はやめておこうと」

 現場では自主練習をする他のスポーツバイクと速度差がある状況での混走、気温35度に迫る暑さの克服と、免許取得から日が浅い初心者には厳しい体験でしたが、これはむしろ自信につながったようです。大槻さんは話します。

「(競技車両は)速度もそれほど出ないので、むしろ教習所の練習より乗りやすかったかもしれません。緊張したカーブも慣れてきました」

 初めてのレーシングスーツも、「スーツは走り出すと涼しくて暑さの心配はありませんでした。それ以外の時は暑すぎて冷感スプレーも追いつかなかったほどでしたが、当日は冷感スプレーのお風呂に入ってでもベストを尽くします」と、慣れた様子。

 原研(原動機研究部)からは高校を卒業したOBを含めて、総勢3チームがエントリーしています。ゼッケンナンバーは219、220、221。大槻さんが乗るベンリィは221。50cc以下のオートマチック車、無改造エンジンの「ピザ屋」クラスに出走予定です。

■たいへんなこともあったが「これからのことに期待したい!」

 カブカップのチーム監督は、原研がまだ高校の部活動だった当時、部員の保護者だった福岡寛人さんが務めます。部員たちの指導には、自動車メーカーで安全運転教育に携わる社員がプライベートで現場監督として協力。ほかにも20年のレース経験を生かしたコーチもいます。レース体制が固まる過程で、大槻ひびきさんは外部顧問を引き受けました。顧問の役割について説明します。

「下手なりにレースに参加をさせてもらっていますが、むしろそれ以外の部分で、応援だったり、宣伝だったり、いろんなデザイン面で役に立てたらと。ほかにも、いっしょにメンバーとしてツーリングに出たり。そういう部分で応援ができたら。みんながいろんな活動をのびのびとできるように見守っていけたらなと思います」

大槻さんがデザインした「原動機研究部」のロゴとキャラクター大槻さんがデザインした「原動機研究部」のロゴとキャラクター

 彼女と原研とのつながりは、部員が着用するTシャツなどで使われている原研のイメージキャラクターを、2020年に依頼されたことに始まります。

「皆さんと関わっていくにつれて、免許を取って、バイクを買って、レースに出て、いろんな経験をさせてもらいました。私の方が、なんかすごく支えられている気分になっています」

 新型コロナ感染予防の行動制限の合間には、伊豆市の観光PRのために原研が企画した地元のツーリングにも参加。カブカップとは別のレース出場を前提として、原研が保有するホンダ「グロム」のカラーリングでは、地元の高校に大槻さんが出かけて、女子高生といっしょに塗装を完了させました。

原動機研究部の外部顧問になった大槻ひびきさん原動機研究部の外部顧問になった大槻ひびきさん

「グロムのカラーリングの時も炎天下で暑かったですし、渋滞で4時間ぐらいかかったこともあって、これまで大変なこともありましたね。でも、みんなと会えるとか、ワクワクっていう気持ちを考えたら、そこは全然、苦ではない。楽しい部分の方が多いというか、これからのことに期待したいっていう気持ちの方がたくさんあります」

 10代の力とセクシー女優が、伊豆半島からモータースポーツを動かそうとしています。

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