バイクタレントがバルセロナでプロライダーによるタンデムツーリングを体験!
バイクのニュース / 2022年10月28日 19時0分
バイクタレント兼こうのす観光大使・岸田彩美さんが、バルセロナで体験したプロライダーによるタンデムツーリングをレポートします。
■プロライダーの運転・解説付きでバルセロナを観光
こんにちは。バイクタレントの岸田彩美です。今回はたまたま見つけた、プロライダーの後ろに乗ってバルセロナをタンデムツーリングしたときのレポートをしていきますね。プロライダーによるタンデムツーリングは、日本だとなかなか経験できないだろうと思い、チャレンジです。
プロライダーのALBERT ESCODA(アルベルト・エスコーダ)さんとツーリングに出かけた岸田彩美さん
現役プロライダーであるALBERT ESCODA(アルベルト・エスコーダ)さんが経営するBarcelona Motorbike Toursのプログラムの一つ「PASSENGER EXPERIENCE TOUR 」は、アルベルトさん自身がバイクを運転し、ツーリングへ連れていってくれるツアーです。
アルベルトさんは、1986年から2006年までロードレースのカタルーニャ選手権等のレースに参戦し2006年世界耐久選手権ボルドールでは、オープンクラスで準優勝。また新型車両等のテストライダーや雑誌のインプレッション記事寄稿、映画のスタントライダーもしているそうです。
ホームページから希望日時と時間を選び、アルベルトさんとの予定が合えば予約が出来ます。金額は1人30分で48ユーロ/1時間90ユーロ/2時間160ユーロ/3時間230ユーロです(ヘルメット・インカムのレンタル料込、ライディングウエアは別途相談)。
参加可能な最低年齢は18歳からで、バイクの免許は不要です。
待ち合わせ場所は、指定した場所まで迎えに来てくれるというので、私は家のすぐ目の前にしました。ちょっとVIPになった気分です(笑)。
その場でお会計を済ませ(クレジットカード可能・端末も持ってきてくれます)会話が出来るようにインカムの設定を行います。私は自分のヘルメット・ウエアを使いたかったので持参しました。
今回の車両はヤマハ「テネレ700」でしたが、普段はドゥカティ「スクランブラー」シリーズを使用することが多いそうです。
まずは多くのライダーが走りに来るバルセロナのティビダボと呼ばれる山の上にある遊園地と教会を目指して出発です。途中ライダーが多く集まる展望エリアがあるのですが、現在は侵入も不可となりました。理由は多くのライダーがこの道路でスピードの出しすぎによる事故が相次いだからだそうです。
さすがアルベルトさん、カーブも坂道も常に一定なめらかな運転でまったく怖さを感じません。そしてインカムを通じて、走っている場所の歴史や説明、またバルセロナに住んでいるからこその知識をたくさん教えてくれました。
岸田彩美さんが訪れたバルセロナ・ティビダボの遊園地
ティビダボに到着すると、約100年前に作られたアトラクションを含め、ヨーロッパでは2番目に古いと言われている遊園地があります。今もなお現役で稼働していますよ。その隣にはサグラット・コール教会があり、頂上にはブラジル リオ・デジャネイロ コルコバートの丘にあるキリスト像に似ている像が備わっています。
ここからバルセロナや地中海を一望することができる、オススメのスポットだそう。
よくみると、道路も綺麗に区画分けされているのがよくわかりますね。
岸田彩美さんが訪れたMontjuic circuit(モンジュイックサーキット)
続いて向かったのがバルセロナ市内にある Montjuic circuit(モンジュイックサーキット)
街中にあるサーキットで、かつてはF1も開催されていたそうです。しかし大きな事故があり、1986年をもって閉鎖となりました。現在は公道として走行することができます。何度もこの場所には来た事がありましたが、まさか元サーキットだったとは……このツーリングを通して初めて知りました。
アルベルトさんと一緒にかつてサーキットだった道路をタンデム走行しました。180度コーナーの難しいカーブから抜けた先に見える綺麗な景色は、当時世界中のサーキットの中で一番美しいと言われていたそうです。空と市街地がみえて、こんな素晴らしいサーキットは他にはないとライダー・ドライバーから絶賛だったそう。
また下り坂のジャンピングポイントなど当時のサーキットを走行しているかのようにイメージをしながら(もちろん安全運転でね!)プロライダーの運転によるプロライダーの解説つきタンデム走行……贅沢すぎませんか?
プロライダーのALBERT ESCODA(アルベルト・エスコーダ)さんとツーリングに出かけた岸田彩美さん
最後に港のカラフルなコンテナを見て、家まで送ってもらい、タンデムツーリングは終了です。
今回私は1時間コースで申し込んでいましたが、思い切り時間オーバーしちゃってました(笑)。
自分が運転しなくても、バルセロナの街を走行でき、なおかつ免許が無くても良いのが素晴らしい。新しい観光の一つにもなりそうですね。
もちろんグループでの申し込みも可能だそうで、アルベルトさんのプロライダー仲間に呼びかけて予定を組んでくれるそうです。以前は4人組の女の子をアテンドしたと言っていましたよ。
実は天気があまり良くなくて一度日程を変更しました。しかしスペイン留学終了間近、日本への帰国日ギリギリのラストチャンスで見事ツーリングに行くことが出来ました。よかった~。
ライダーならではの視点でのツーリングコース、想像を超えた満足度でした。現在、スペインへは、スペイン語、英語、仏語、独語のいずれかで記載されているワクチン接種証明書(2回目又は3回目接種日の14日後から270日間有効)があれば渡航可能です。
あるいは、出国前72時間以内に実施した核酸増幅検査(NAAT/PCR検査等)の陰性証明書、または出国前24時間以内に実施した迅速抗原検査の陰性証明書、治癒証明書(陽性結果が出てから11日経過していることを示すもので、180日間有効)でも構わないようで、大分緩和されています。
もしご興味ある方は、ぜひライダーとして、バルセロナを体験してみてはいかがでしょうか。最後までご覧いただき、ありがとうございました!そしてアルベルトさん、グラシアス!
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