今年も映画館でレミーを追悼！『モーターヘッド／ザ・ワールド・イズ・アワーズ』限定上映

イギリスのバンド、モーターヘッドのフロントマンにしてロックンロールの化身、レミー・キルミスターの在りし日の姿を映した『モーターヘッド／ザ・ワールド・イズ・アワーズ』が、12月23日(金)から1週間限定で上映されます。

■世界最大音量バンドのライブを劇場で！

　40年間にわたり前人未踏の大暴走を展開したイギリスのバンド、モーターヘッドのフロントマンであるレミー・キルミスター（Vo./B.）が2015年12月28日に伝説となってから7年。今年は2011年チリでのオフィシャル・ライヴ映像『モーターヘッド／ザ・ワールド・イズ・アワーズ』が劇場公開されます。

『モーターヘッド／ザ・ワールド・イズ・アワーズ』(c) 2011 UDR

　核爆弾が落ちてもゴキブリとともに生き残るといわれ、2,000人もの女性と夜を共にし、1956年にはロックンロール誕生の瞬間を目撃、マルボロとジャックダニエルにまみれて血液が猛毒化、ビートルズを愛し、世界最大音量のバンド≪モーターヘッド≫を40年間続け、1945年のクリスマスイブである12月24日に負け犬として生まれて以来、常に勝つために生き、不眠不休の大暴走を続けた、人間とは思えない豪傑……。

　ロックンロールの化身、レミー・キルミスターがこの世を去ったのは2015年。70歳の誕生日を迎えてから4日後、癌を宣告されてからわずか2日後のことでした。そして翌日、メンバーからモーターヘッドの活動終了が伝えられました。

『モーターヘッド／ザ・ワールド・イズ・アワーズ』(c) 2011 UDR

　1975年の結成以来、メインストリームとは真逆のロックの裏街道を驀進したモーターヘッド。ヘヴィ・メタルとパンク／ハードコアという普段相容れない両ジャンルからも熱い支持を集め、その両者が一触即発の状態に陥った場合でもモーターヘッドの曲を流せばすべてがおさまるという、この世に類を見ない存在感を誇ったバンドでした。

　現在公開中の予告編は全編モノクロで構成されており、モーターヘッドが南米チリ、サンティアゴの会場を埋め尽くした群衆の前でパフォーマンスする姿が映し出されます。鑑賞後、数日間は耳が聞こえづらくなることを覚悟しなければならない、かもしれません。

ヴィクトリーモーターサイクルズのモーターヘッドをイメージしたシグネチャーモデル

　レミー・キルミスターといえばバイカーとしても有名ですが、10年ほど前にはヴィクトリーモーターサイクルズから、モーターヘッドをイメージしたシグネチャーモデルが発表されています。メンバー3人それぞれをイメージしたカラーリングとデザインが印象的で、その後しばらく音楽系の大型イベントにも登場したりしていました。

『モーターヘッド／ザ・ワールド・イズ・アワーズ』(c) 2011 UDR

『モーターヘッド／ザ・ワールド・イズ・アワーズ』は、シネマート新宿・シネマート心斎橋にて12月23日(金)〜12月29日(木) 1週間限定上映です。