ショーン・ペンが実娘ディランと共演『フラッグ・デイ　父を想う日』は驚きの実話を映画化

バイクのニュース / 2022年12月24日 18時0分

名優ショーン・ペンが監督・主演。大好きな父親が実は犯罪者だったという衝撃の実話を15年もの歳月をかけて映画化した『フラッグ・デイ　父を想う日』が、2022年12月23日（金）より全国順次公開中です。

■大好きな父親の本当の姿を知ったときに……

　第74回カンヌ映画祭コンペティション部門に出品、アカデミー賞にも2度輝いた名優ショーン・ペン監督最新作は、大好きな父親が実は犯罪者だった……という衝撃の実話を映画化した『フラッグ・デイ　父を想う日』です。

　1992年、全米にショッキングなニュースが流れました。アメリカ最大級の贋札事件の犯人であるジョン（ショーン・ペン）が、裁判を前にして逃亡したというのです。彼にはジェニファーという娘がいました。父の犯罪の顛末を聞いたジェニファーは、こうつぶやきます──「私は父が大好き」。

　史上最高額の贋札を非常に高度な技術で偽造したジョンとは、いったいどんな男だったのでしょうか？父の素顔を知っても愛情は変わらなかった娘との関係とは？ジェニファーは幼い頃から“平凡な日々を見違えるほど驚きの瞬間に変えた”父との思い出を宝物のように大切にし、だからこそ切ない日々がひも解かれてゆき……。

　大好きな父親が実は犯罪者だったという衝撃の実話を映画化した本作の原作は、ジャーナリストのジェニファー・ヴォーゲルが2005年に発表した回顧録「Film-Flam Man: The True Story Of My Father‘s Counterfeit Life」。『ミスティック・リバー』、『ミルク』で主演俳優としてアカデミー賞を受賞し、監督作『イントゥ・ザ・ワイルド』が同賞2部門にノミネートされたショーン・ペンが構想15年をかけて監督・主演を果たしました。自身の監督作に出演したのは、今回が初めてです。

　ショーンが演じるジョンの娘ジェニファー役には、彼の実娘であるディラン・ペン。ディランが本作の脚本を初めて読んだのは15歳の時で、父からの15年間にも及ぶ説得に応じて出演を決意。ヒーローのような父への憧れが、その実像を知ることで反抗心へと変わり、もがきながらも自立した結果、弱さや矛盾に満ちた父への愛情を深めてゆく娘を多彩な感情表現で見事に演じています。

ハーレーダビッドソン「ローライダーS/ローライダーST」

　ショーン・ペンといえば『リコリス・ピザ』でトライアンフのバイクに乗っていましたが、今回共演しているジョシュ・ブローリンはプライベートでも超が付くバイカー。『ウォーキング・デッド』シリーズのノーマン・リーダスがホストを務めるバイク旅番組に出演した際には、ハーレーダビッドソンのローライダーSに乗っていました。