専用の連絡先はある？ SAやPAで忘れ物をしてしまった場合位の対処方

バイクで高速道路を利用した際は、サービスエリア（以下、SA）やパーキングエリア（以下、PA）を利用する人も多いでしょう。では、SAやPAに立ち寄った際に忘れ物をしてしまった場合、どのように対応すれば良いのでしょうか。

■ついうっかり！SAやPAで忘れ物をしてしまったら？

　バイクで高速道路を走行する際は、トイレや食事などの休憩がてらSAやPAに立ち寄る事もあるでしょう。そこで、うっかり忘れものをしてしまったという経験はありませんか？

　飲み物が入ったペットボトルなどの場合は「まあいいか」と済ませることもできそうですが、スマホや財布といった個人情報が入ったものを忘れてしまったら一大事。しかし、街中とは異なり高速道路は基本的に一方通行であるため、一度SAやPAを出てしまうと、戻るのは非常に困難です。

　では、SAやPAで忘れ物をしてしまった場合、どのような対応をすれば良いのでしょうか。

SAやPAで忘れ物をした際は心当たりのあるエリアのSA／PAに連絡してみる

　NEXCO中日本の公表する情報には、次のように記載されています。

「SA・PAでお忘れ物をした場合は、お心当たりのあるエリア（SAはエリア・コンシェルジュ、PAではショッピングコーナー等のスタッフ）までご連絡ください。エリアでお預かりしている遺失物のお受け取りは、ご本人さま確認等のため直接エリアまでお越しいただくようお願いしておりますが、お越しいただくことが困難な場合は、連絡の際にご相談ください。なお、お預かり期間を過ぎた遺失物は、遺失物法に基づき拾得地の警察署へ提出しております」

■どこに多い？SA／PAの忘れ物場所ランキング

　NEXCO西日本の公表する情報によると、2015年時点での忘れ物や落とし物の発生は年間およそ1万9000件、つまり1日50件ほど発生している事になります。

　特に多い落とし物としては、1位が2832件の財布類、2位が携帯電話類で2619件、そして3位には2530件の衣類・履物類。また、一年を通してもっとも忘れ物・落とし物の問い合わせが多いのは、お盆など交通混雑期となる8月となっています。また、冬期においては衣類・履物類の忘れ物・落とし物が多くなる傾向にあるようです。

SA／PAで発見された忘れ物は一定期間保管された後警察に届けられる

　場所別で見てみると、トイレでの忘れ物・落とし物がもっとも多いよう。前述の携帯電話類や衣服類、財布類だけでなく、杖やハンカチといった生活用品類のほか、かばん類の忘れ物も増えているそうです。トイレの個室内などにも忘れ物の注意喚起が掲示されているものの、やはりついうっかり忘れ物をしてしまう人は多いよう。忘れ物をしないためにも、トイレを利用した際は貴重品等がきちんと自分の手元にあるか、今一度しっかりと確認してください。

　また、他の人の忘れ物を拾った際も同様に、きちんとインフォメーションなどに届け出ましょう。インフォメーションや売店の開設時間に忘れ物が届けられると、自身が落とし物をしたときと同様に、一時的にSAやPAで保管された後、拾得地を管轄する警察署に届けられます。

　なお、インフォメーション等が開設していない時間帯の場合や、休憩施設を出発してしまった場合は、最寄りの警察署に届けると良いでしょう。

　トイレのみが常設された簡易休憩所など、SAやPA以外での忘れ物をした場合は、自身が忘れ物をした地域を管理しているNEXCOのお客さまセンターまで連絡してください。