閉鎖的なムラ社会を通して現代日本のリアルを突きつける『ヴィレッジ』

世に一石を投じる作品群を送り出してきた映画製作・配給会社スターサンズが、監督・藤井道人と主演・横浜流星で贈る衝撃作『ヴィレッジ』が、2023年4月21日（金）より全国公開されます。

■逃れられない運命と向き合う

　社会性と娯楽性をあわせ持った独自の企画力で、世に一石を投じる作品群を送り出してきた映画製作・配給会社スターサンズが、『新聞記者』の監督・藤井道人と主演・横浜流星で贈る衝撃作が『ヴィレッジ』です。

『ヴィレッジ』(c)2023「ヴィレッジ」製作委員会

　夜霧が幻想的な、とある日本の集落・霞門村（かもんむら）。神秘的な「薪能」の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立っています。幼い頃から霞門村に住む片山優は、美しい村にとって異彩を放つこの施設で働いていますが、母親が抱えた借金の支払いに追われ希望のない日々を送っていました。

『ヴィレッジ』(c)2023「ヴィレッジ」製作委員会

　かつて父親がこの村で起こした事件の汚名を背負い、その罪を肩代わりするようにして生きてきた優には、人生の選択肢などなかったのです。そんなある日、幼馴染の美咲が東京から戻ったことをきっかけに、物語は大きく動き出します——。

　横浜流星さんの迫真の演技に、目と心を奪われる本作。横浜さんといえば、ピンクの髪色も話題になったドラマ『初めて恋をした日に読む話』ではビッグスクーター、青春群像劇『青の帰り道』でもヤマハのスクーターに、そして『新聞記者』ではスーパーカブと、なにかとバイクと縁のある俳優さんなのです。

『ヴィレッジ』(c)2023「ヴィレッジ」製作委員会

『ヴィレッジ』は2023年4月21日（金）より全国公開です。