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24時間で4012.53kmを走破! トライアンフが「バイクでの24時間以内最長走行距離」のギネス世界記録タイトルを樹立

バイクのニュース / 2023年6月13日 15時0分

トライアンフモーターサイクルズジャパンが、5度のエンデューロ世界チャンピオンであり、トライアンフグローバルアンバサダーでもあるイヴァン・セルバンテス氏が、「バイクでの24時間以内最長走行距離(個人)」のギネス世界記録タイトルを正式に獲得したと発表しました。

■24時間以内にバイクで走った最長距離のギネス世界記録

 トライアンフモーターサイクルズジャパンガ、5度のエンデューロ世界チャンピオンであり、トライアンフグローバルアンバサダーでもあるイヴァン・セルバンテス氏が、「バイクでの24時間以内最長走行距離(個人)」ギネス世界記録タイトルを正式獲得したと発表しました。

 イヴァン氏はイタリア、ナルドテクニカルセンターのハイスピードリングでTiger1200GT Explorerを駆り、24時間で4012kmを走行し、これまでの記録3406kmに600km以上の大差をつけています。

 この記録は、2023年4月30日にギネスワールドレコーズの審査員によって検証され、最終的に4012.53kmと認定。その距離は、ロンドンからエジプト ギザの大ピラミッドまで24時間で移動するのと同じ距離です。

トライアンフグローバルアンバサダーのイヴァン・セルバンテス氏が「バイクでの24時間以内最長走行距離(個人)」のギネス世界記録タイトルを樹立トライアンフグローバルアンバサダーのイヴァン・セルバンテス氏が「バイクでの24時間以内最長走行距離(個人)」のギネス世界記録タイトルを樹立

 イヴァン・セルバンテス氏は、5回のエンデューロ世界チャンピオン、21回のスペインエンデューロチャンピオン、5回のスペインモトクロスチャンピオン獲得経験を持つライダーで、2021年7月にトライアンフのオフロードアンバサダーに就任。モトクロスおよびエンデューロバイクの次期製品群の開発を支援しています。

 そんなイヴァン氏はトライアンフチームに参加して以来、トライアンフのアドベンチャーバイクに乗り、バハアラゴン、ドゥナス レイド1000、バセラ マキシ トレイルレースで優勝するなど、大きな成功を収めてきました。

 そして今回の記録への挑戦に向け、自身のTiger1200Rally Proに乗り、集中的にフィジカルトレーニングを行い、さらにバーミンガム大学のアンドリュー・バグショー教授と協力して、栄養と睡眠についても慎重に戦略を練ってきました。

ギネス記録挑戦に使用されたトライアンフ「Tiger1200GT Explorer」ギネス記録挑戦に使用されたトライアンフ「Tiger1200GT Explorer」

 今回の挑戦に使用されたTiger1200GT Explorerは、英国ヒンクレーにあるトライアンフ工場の生産ラインから無作為に選ばれた車両で、特別な改造は施されておらず、挑戦の前に推奨される慣らし運転と初回点検を行ったのみです。

 使用車両であるTiger1200ファミリーは、究極のアドベンチャーバイクとしてのツーリング性能と、卓越した快適性、そして比類なき個性を実現するために設計されています。

 その為、記録への挑戦に際し、30リットルの燃料タンクや優れたウインドプロテクションなどは、イヴァンがどんな困難に遭遇しても走り続けるためにとても重要な装備が搭載されています。

 また、グリップヒーターやシートヒーターを備えることで、早朝の寒い時間帯や不意の雨でも快適に運転でき、パワフルなT-Planeトリプルエンジンと先進のエレクトロニクスにより、走行のコントロールを楽にすることが可能。

 高輝度LEDライトはナルドのテスト施設が暗闇になっても、常に優れた視認性をイヴァン氏に確保することができました。

 なお、今回のバイクへ行ったメンテナンスは、挑戦の途中で計画的に行ったタイヤ交換1回のみ。雨が降り始めて夜が明ける頃には標準装備のMetzeler TOURANCE Nextタイヤへ交換しています。

究極のアドベンチャーバイクとしてのツーリング性能と、卓越した快適性、そして比類なき個性を実現するために設計されたTiger1200ファミリー究極のアドベンチャーバイクとしてのツーリング性能と、卓越した快適性、そして比類なき個性を実現するために設計されたTiger1200ファミリー

 既存のギネス世界記録のタイトルである3406.17kmは、2017年2月26日にアメリカのカール・リース氏が達成したもので、24時間の平均時速は141.9km/hでした。

 一方イタリアのナルドテクニカルセンターで時速200km/hを超えるスピードで走り続けたイヴァン氏は、24時間のうち残り5時間を余らせ、すでに既存の記録を上回っています。

 イヴァン氏は、ただ記録を更新するだけでは飽き足らず、この挑戦を新たな指標として4000kmに照準を合わせていました。

 その後の5時間で606kmを走破。つまり、既存の記録とほぼ同じ距離を走行した後に、さらに東京 渋谷から神戸や淡路島を超え、鳴門間に匹敵する距離を走り続けたのです。

 この記録達成には、ギネスワールドレコーズの公式審査員が立ち会い、24時間での最終走行距離は4012.53km、平均時速は167.79km/hと認定されました。

※ ※ ※

●記録内容の詳細

・ 挑戦時間:24時間
・ 総走行距離:4012.53km
・ 場所: イタリア、ナルドテクニカルセンター、ハイスピードリング
・ 1周の長さ:12.649km
・ 周回数:317周
・ 平均走行速度:200km/h超
・ 24時間の平均速度:167.79km/h
・ ピットストップの回数:18回
・ 使用した燃料の量: 520L
・ タイヤ交換の回数:1回
・ 睡眠時間:0分

究極のアドベンチャーバイクとしてのツーリング性能と、卓越した快適性、そして比類なき個性を実現するために設計されたTiger1200ファミリー究極のアドベンチャーバイクとしてのツーリング性能と、卓越した快適性、そして比類なき個性を実現するために設計されたTiger1200ファミリー

 イヴァン・セルバンテス氏、ニック・ブロアー トライアンフ・モーターサイクルズ CEO、ビクター・フェネス ギネスワールドレコーズ公式審査員はこの挑戦終了後、次のようにコメントしています。

■イヴァン・セルバンテス氏
「Tiger1200GT Explorerは、今回の挑戦にぴったりのバイクです。長時間のライドでもとても快適でした。一番大変だったのは天候でしたが、雨が降り始めてもこのバイクには大きなスクリーンと、優れたプロテクションが装備されていたので、非常に助かりました。

 24時間走り続けるのは決して簡単ではありませんが、この素晴らしいバイクがあったからこそ新記録を達成できました!私にとって特別なバイクです!!」

■ニック・ブロアー トライアンフ・モーターサイクルズ CEO
「Tiger1200でギネス記録を達成したイヴァンの功績は、まさに驚くべきものです!

 彼の決意と忍耐により、既存の記録を打ち破っただけでなく、24時間の走行距離を20%近くも伸ばしてくれました。素晴らしい努力であり、トライアンフの全員がサポートできたことを誇りに思います」。

■ビクター・フェネス ギネスワールドレコーズ公式審査員
「イヴァン・セルバンテス氏が、24時間以内にバイクで最も長い距離を走るギネス世界記録(個人)のタイトルを獲得するという、畏敬の念を抱かせる偉業に立ち会え、本当に謙虚な気持ちになりました。

 イヴァンの揺るぎない献身とトライアンフのサポートは、ギネスワールドレコーズが大切にしている価値観を体現しています。これは、人間の決意と偉大さの追求という、不屈の精神を示す真の証です」。

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