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キッチリと覚えてる? 交通ルールの細かい規則

バイクのニュース / 2023年7月6日 9時10分

免許を取得する際は学科と実技をしっかりと学び、試験に合格する必要があります。この時点では走行時の細かい法律を理解していますが、公道での走行に慣れてくるに従って、自己流になったり、そもそもの規則を忘れてしまうこともあります。そこで今一度、日常の運転に関する細かいルールを整理してみましょう。

■一旦停止はどこで合わせる?

 免許を所持する誰もが経験したように、免許取得の際は学科と実技をしっかりと学び、試験に合格することが必須です。そのため免許取得時点では、走行時の細かい法律を理解していますが、公道走行に慣れてくるに従い、自己流になったり、そもそもの規則を忘れてしまったという人は多いと思います。

 他車に合わせて走るなど、現実に即した運転も大切で、厳密に覚えている必要は必ずしもないとも言えますが、さらに安全なバイクライフを楽しむためにも今一度、日常の運転に関係した細いルールを整理してみましょう。

一旦停止は車両の一部であるタイヤの先端と停止線を合わせる一旦停止は車両の一部であるタイヤの先端と停止線を合わせる

 まずは一旦停止について。信号のある交差点や路地など、運転をしていると一旦停止には必ず遭遇します。そんな一旦停止は、停止線に対してどこを合わせればいいのでしょうか。

 正解は「タイヤの先端をラインに合わせる」。道路交通法では停止線の直前で停止とあるので、車両の一部であるタイヤの先端と停止線を合わせましょう。直前というのがポイントで、停止線からあまりに離れてしまうと、直前ではなくなるので厳密に言えば違反です。

 ちなみに、一時停止についての違反取り締まりで多いのが、障害物などで先が見えない場所で、見えるところまで出て止まったという場合。これは現実の状況に即した対応のように思えますが、「一時停止のラインで一回止まって、そこから確認できる場所まで出て、左右を確認する」が正しい対応。

 教習所で習ったのに、忘れがちなポイントのひとつです。

■ウィンカーを出すタイミングは?

 ウィンカーを出すタイミングも、慣れてくると曖昧になりがちです。ウィンカーをまったく出さないという人はいないと思いますが、タイミングについては適当に出している人は多いのではないでしょうか。

 ウィンカー、つまり方向指示器を出すのは右左折をする場合、回転をする場合、同一方向に進みながら進路を変更する場合など、改めて見ると様々なシーンで出していることがわかります。

 その正しいタイミングは、右左折と回転が30m手前から、進路変更の場合は3秒前から出すように定められています。なお、3秒前もしくは30m手前の早い方というような覚え方をしている人もいますが、それぞれ用途が使い分けられているので要注意。

 ウィンカーはライダーの意思を周囲にアピールする数少ない装備のうちのひとつと言っていいだけに、適切なタイミングで出すように心がけましょう。

ウィンカーは右左折と回転が30m手前から、進路変更の場合は3秒前から出すように定められているウィンカーは右左折と回転が30m手前から、進路変更の場合は3秒前から出すように定められている

 また、教習所で学科、実技ともに必ず教えられるのが、路地など信号のない交差点での優先方向。道路幅に違いがあったり、一旦停止になっていればわかりやすいのですが、ない場合や両方とも一旦停止になっている場合は、まごつくこともあるでしょう。

 お互いに譲り合うばかりで進めなかったり、逆に同時に両車が出てヒャッとさせられる事になりますが、正解は左から来ているほうが優先です。

 法律で決められているわけではないですが、「日本は左側通行だから左が優先」と覚えておくと良いでしょう。

■信号の黄色は進め、止まれ、どっち?

 信号の赤は止まれ、青は進めを示していることを知らない人はいないでしょう。

 では黄色はと聞かれると、「注意して進め」などと、あやふやな人も多いのではないでしょうか。

 黄色は基本的に止まれ。赤との違いは「安全に停止できない場合を除く」で、これは後続車がいて、急ブレーキをかけると危険な場合などを指しています。最近よく見かける、黄色で突っ込む、「黄色ダッシュ」は違反であるだけでなく、危険なのでやめましょう。

 また、停止線を超えたところで黄色になった場合はそのまま進めますが、右折車が曲がりだしたり、横からの直進車が来る可能性もあるので、急いで抜けるのではなく、周囲を確認しながら通過するようにしましょう。

右折信号でのUターンは違反ではない右折信号でのUターンは違反ではない

 信号についてのあやふやになりがちなルールが、右折の矢印信号でのUターン禁止です。

 クルマもバイクも普通にやっているのを見かける行為ではありますが、これは違反でした。なぜ過去形なのかというと、2012年に法律が改正されて、違反でなくなったからです。

 それまでは違反だったのですが、多くの人がやっていたり、非常に紛らわしいという声が上がったため改正。つまり、現在は問題なく、右折の矢印が出た時点でUターンをすることができます(回転禁止場所は除く)。

 なぜ違反だったのかというと理由は簡単で、矢印が指しているのは右折だからで、Uターンは右折ではないという理屈。実際、ぐるっと回って反対方向を向いた形のUターン用矢印信号が別途あるので、右方向に出る矢印信号はあくまでも右折を指しているという事です。

ゼブラゾーンを通っても違反ではないゼブラゾーンを通っても違反ではない

 他にも曖昧になりがちな交通ルールとして、クルマの横を通り抜けることが多いバイクに関係が深いのがゼブラゾーンです。

 交差点の手前などにあるので、なおさら迷ってしまうと思いますが、ゼブラゾーンは導流帯とも呼ばれ、車両の流れを整えるために敷かれたているもの。縞の部分に入っても違反にはなりません。

 ただし、なかには黄色い線で囲まれたゼブラゾーンがあって、その場合は中に入ると違反になるので要注意。黄色のセンターラインに部分的に接している場合も同様ですが、接していない側からの進入は違反にはなりません。

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