軽快で楽しくて環境にやさしい、ホンダ初のパーソナル向け電動バイク「EM1 e:」に乗ってみました! 〜夜道雪のちょっと寄り道〜
バイクのニュース / 2023年7月5日 12時10分
人気YouTuberで声優、モデルなどマルチで活躍する夜道雪さんが、バイクライフを綴る不定期連載コラム「夜道雪のちょっと寄り道」連載第25回目。ホンダが8月24日に一般向け電動バイク「EM1 e:」を発売。ひと足お先に試乗してみました!
■いよいよ一般向けにホンダの電動スクーター「EM1 e:」が登場!
お前ら夜道に気をつけろ! どうも夜道雪です!
今回はホンダの最新電動スクーター「EM1 e:」で、ちょっと寄り道していきます!
ホンダの最新電動スクーター「EM1 e:」で、ちょっと寄り道
薄目で見ると電動には全くみえない…。親しみ慣れたようなこの外観! 一見ただのスクーターなので、日常遣いで街中に溶け込みそう!
さて、ホンダの電動スクーターといえば、三輪タイプのジャイロe:、ジャイロキャノピーe:や、二輪タイプのベンリィe:、PCXエレクトリックが挙げられますが、どれも販売当初は法人向けの車種でした。
今回紹介するホンダの電動スクーターEM1 e:は、なんと個人向けで販売!
誰でも乗れちゃう「世界のホンダ」の最新電動スクーターなのです!
誰でも乗れちゃう「世界のホンダ」の最新電動スクーターなのです!
そして、今ある他の電動バイク達とはちょっと違う! …というのも、軽くてコンパクトでビギナーでも扱いやすい♡ 電動バイクとしてはありがたいポイントです!
以前に試乗した法人向け電動スクーターのジャイロe:は、働くバイクといった感じだった
夜道は法人向け電動スクーターのジャイロe:にも試乗させて頂いたことがあるのですが、
まさに働くバイクといった感じ。世界的に見てもまだ歴史の浅い電動バイクでありながらも、充分に、いや、想像を遥かに超えて快適で、ユーザー目線に立って作られているなあ…と感心してしまう作りでありました!
一般発売されたEM1 e:は、以前に試乗した法人向けジャイロe:とは、一体どこがどういうふうに一般的なんだろう? 比較しながら徹底検証していきたいと思います!
■軽量でコンパクトでシンプルなデザインが好印象!
まず、ディティールチェック!
灯火類はLEDでかなりシンプルかつコンパクト
ヘッドライト、ウインカー、テールランプなどの灯火類はLEDで、かなりシンプルかつコンパクトにまとまっている印象です。
エンジンの始動は、キーを回してブレーキを握りながらイグニッションスイッチをオン
エンジンの始動は、キーを回してブレーキを握りながらイグニッションスイッチをオン。キーを回した時もスイッチをオンした時も、ほとんど音がありません。メーターの表示を見ながらの操作にすればより安心! メーター上部に「READY」が点灯し、走行可能な状態になったことが確認できます。
反転液晶表示のフルデジタルのメーターもシンプルでわかりやすく、文字も大きい
反転液晶表示のフルデジタルのメーターもシンプルでわかりやすく、文字も大きく見やすいのがとてもいい♪
電動バイクはバッテリーの持ちが心配になる1番のポイントですが、バッテリー残量もメーターに大きく表示されるので、ずっと視界に入ってくれるから「いつのまにかもうこんなに減っている!」という心配はなさそう!
走行モードは通常とバッテリー消費を抑えるECONモードの2種類がありました♪
フロントには、ちょっとした小物の収納とUSBポートを標準装備
フロントにはペットボトルが収まりそうなインナーラックがあり、ちょっとした小物の収納に便利。あんまり使いすぎるとバッテリーが心配だけれど…いざという時には非常に助かるUSBポートが標準装備! 充電中のスマホを入れておいてもイイかも! フックがついているのもイイー!
シート下には、バッテリーと車載工具を入れるのにちょうどよさそうな小物入れを装備
ちなみにバッテリーはシート下! 取り外すのもすごく簡単だ! 隣にはちょっとした小物入れも! 車載工具を入れるのにちょうどよさそう! ヘルメットホルダーもあるので便利です。
そして、気になるバッテリーの充電ですが…、どこのご家庭でも簡単にできちゃいます! 特別な工事も必要ありません。
シート下にある着脱可能な交換式リチウムイオンバッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパック e:)」を取り外し、家に持ち帰って専用の充電器「Honda Power Pack Charger e: (パワーパックチャージャー e:)」をコンセントに挿して充電するだけ!
バッテリーの重さは約10キロ! 軽めの筋トレ気分で自宅まで持ち歩けそうです!
交換式リチウムイオンバッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパック e:)」の重さは約10キロ!
ジャイロe:の場合は同じバッテリーを2個直列接続させた96V系EVシステムを採用していましたが、EM1 e:はバッテリー1つです。あくまで日常使いの想定だから、バッテリーは1つでも充分そう! ゼロからフル充電まで約6時間で完了です。
フル充電で約53kmくらいは走れるみたい! 通勤通学にはちょうどイイ気がしない?
気になったところはサイドスタンドがついておらず、センタースタンドのみってとこ! ちょっと不便だけど、車体重量が90キロとなんまら軽く作られているから、センタースタンドに不慣れな人でも怖がらなくて大丈夫です!
駆動はインホイールモーターを採用
駆動はインホイールモーターで、ここは見ただけで電動らしさが溢れています! 見た目、結構好きです! 未来を感じる…!!
大きいシートに、この怪しい黒い部分がとっても気になる
そして最後に…夜道、この怪しい黒い部分がとっても気になるのですが…位置的にタンデムステップのような…?
あれこのシート、やけに大きいな…。
ムムッ!
もしや、今後、タンデム走行のできる原付二種バージョンができるかも…? ホンダさん、待ってますよー!
■スムーズでパワフルな加速感に大満足!
ということで、実際に走ってみましょう!
おー! 加速がめちゃくちゃいいですよ!
EM1 e:は車体が軽いので、ヒラヒラと舞うような走り心地
以前に試乗したジャイロe:はバッテリーが2つ入ってたので、下重心でどっしり安定感な乗り心地だった事に対して、EM1 e:は車体が軽いので、ヒラヒラと舞うような走り心地でした! そして何より結構速いぞ!
50cc相当の原付一種クラスということですが、ガソリン車の50ccと比較しても驚きの加速感! 充分すぎる、いや、スゴすぎるパワーだ!
原付なので、法定上30キロ以上の速度は出せないものの、カタログ値の最高速度は45km/h。余裕そうな走りが素晴らしい! 「頑張ってる感」は1ミリも感じさせず、どの速度にも対応してくれています。
ガソリン車の50ccと比較しても驚きの加速感!!
体感した加速感の差をMAX10の数字で表現してみると…
・エンジン車の感じ
【スタート→1、2、3、4、5、6、78910! 9、8、7、6、5…】
つまり…徐々にじわじわとパワーが出てくる。エンジンの回転が上がるまでスピードが乗らなかったり、モタついたりすることもありします。
・電動車の感じ
【スタート→10!→→9、8、7、6、5、4321】
最初からフルパワー!ハッ! って感じ! トルクが途切れず、最高速までスムーズに加速していきます。
この絶妙なニュアンスをなんとか伝えたくて、感覚を数字に置き換えてみたんですが、伝わったでしょうか? ちなみに数値に根拠はなくて、あくまで体感です(笑)。
エンジン車に比べて、電動車は出だしから元気にキビキビ走ってくれる! さらにEM1 e:は車体が軽いから、ことさらに元気!
エンジン車に比べて、電動車は出だしから元気にキビキビ走ってくれる!
エンジン車の徐々にパワーが出てくる感じも素晴らしいけど、小排気量だと正直モヤッとすることもあったりするから、この元気さはかなり推せる!
少し急な坂道でも走ってみましたが、まったく問題ないどころか…、辛そうになるどころか…、平地の時とまったく同じような感覚で登っていってくれるのです。スゴすぎる…! まさに快適そのものです。
昨今、さまざまな電動バイクが登場していますが、実際のところ街中で見かけることはほとんどありません。歴史も浅いから何より安全面が気になったりするけれど、日本メーカーの「ホンダ製」というだけで安心、信頼して乗れちゃうね。これからもっと増えていきそう!
バッテリーをガチャっと交換できるHonda Power Pack Exchanger e:「 Gachaco(ガチャコ)」
ちなみに今回は、ホンダウェルカムプラザ青山にて試乗車をお借りしたのですが、ビルの駐車場に、バッテリーをガチャっと交換できる「Gachaco(ガチャコ)」という、一見、自動販売機のようなガソリンステーションがありました!
ホンダ、カワサキ、スズキ 、ヤマハの国内2輪メーカー4社と、エネルギー業界大手のENEOSホールディングスが組んで生まれたバッテリーシェアリングサービス。電動二輪用の共通仕様のバッテリーがシェアできるのだそう!
使い方は、近年コンビニなどでよく見かけるモバイルバッテリーのシェアリングサービスに近い感覚のようです!
全国約1万2000箇所のサービスステーションと特約店ネットワークで利用できる
利用の仕方は、今まで使っていた残量の減ったバッテリーを返却し、ガチャコから満充電されたバッテリーを取り出す…といった感じです!
現在すでに全国約1万2000箇所のサービスステーションと特約店ネットワークで利用できるようなので、どんどん時代は電動に進化していますねー!
これなら長距離でも怖くない!
さあ、通販ヨミチのお時間です。ホンダの新型電動スクーターEM1 e:が欲しくなってきちゃったんじゃないの? え? え?
でも…どうせお高いんでしょう? そう思った画面の前のあなた! 気になるお値段を発表しますね!
EM1 e:はバッテリーなどの付属品も併せて、なんと税込み29万9200円!
ん? 「安いけど、さらに安くならないか」って? みなさん欲しがりですね〜(笑)、なんと、新車を購入してくれた方限定で補助金がつくのです!
新車を購入してくれた方限定で、夜道からはスマイル0円が補助されます
経産省から2万3000円、東京都から約3万6000円、そして、夜道からはスマイル0円が補助されます。東京都にお住まいの場合は、合計約5万9000円の補助を受けることができるのです。(条件により補助の内容は変動します)
実質約24万円ほどで購入することができます!
もうこれは買うしかない!!
実質約24万円ほどで購入することができるEM1 e:
さあ、EM1 e:は8月24日に発売予定! 馬車馬の皆さん! 7月は働いて働いて実質約24万円で電動バイクを買うぞー!
オペレーターを増やして(どこに?)お待ちしております!
なんて…通販ヨミチは冗談ですが、思わず冗談も言いたくなっちゃうお安さです。軽快で楽しくて、しかも環境にもやさしいこのEM1 e:に、ぜひ一度乗ってみて欲しいです!
それでは、また次の寄り道でお会いしましょう! またねー!
■HONDA EM1 e:
全長×全幅×全高:1795×680×1080mm
軸距:1300mm
シート高:740mm
原動機種類:交流同期電動機
定格出力:1.7kW
最高出力:1.7kW(2.3PS)/540rpm
最大トルク:90N・m(9.2kgf・m)/25rpm
一充電走行距離:53km(30 km/h定地走行テスト値)*1名乗車時
タイヤ:前 90/90-12 44J、後 100/90-10 56J
ブレーキ形式:前 油圧式ディスク、後 機械式リーディングトレーリング
動力用主電池種類:リチウムイオン電池
バッテリー電圧:50.26V
バッテリー容量:26.1Ah
■メーカー希望小売価格:29万9200円(税込)
*車両本体および専用リチウムイオン電池 1個と、専用充電器1個を含む
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