スクランブラースタイルのスポーツモデル、ホンダのCL250に乗ってみたら、味わい深い乗り味とレトロモダンなルックスにハマりました!! 〜夜道雪のちょっと寄り道〜
バイクのニュース / 2023年7月12日 12時10分
人気YouTuberで声優、モデルなどマルチで活躍する夜道雪さんが、バイクライフを綴る不定期連載コラム「夜道雪のちょっと寄り道」。連載第26回目では、スクランブラースタイルのスポーツモデル、ホンダのCL250に乗ってみました!
■見た目から入る夜道的スクランブラーのススメ
お前ら夜道に気をつけろ!
どうも夜道雪です!
今回はホンダCL250でちょっと寄り道していきます!
ホンダ「CL250」でちょっと寄り道します
いや、もう……ッ!(言葉が出ない)
ホンダさん、ありがとう。バイクのニュースさん、ありがとう。まずは感謝を伝えたい。
なぜかって?
夜道はスクランブラーが大好き。見た目が好き。見てるだけでいいの。本当に好き! 言いたいことはそれだけ。
ありがとう。ありがとう。よいバイクでした。それではまた次の寄り道でお会いしましょう。
さようなら!
………というのは冗談で、真面目にインプレしていきます。
ホンダ「ドリームCL72スクランブラー(1962)」
CLというバイクは、ホンダでも歴史の長いバイクなのです。1962年にドリームCL72スクランブラーが登場。小排気量のベンリィシリーズでも展開。1997年にベンリィCL50、翌年にCL400がリリースされて以来、新型の登場はありませんでした。
なので、今回約25年の時を経て、満を辞して新型CLが登場! というわけなのです!
スクランブラースタイル好きなCLファンは大歓喜なわけです! ぱちぱち!
ではまず、「スクランブラー」とは一体なんなの? って感じですが、簡単に説明すると、今から70年くらい前にバイク競技をやっていたワケです。当時は未舗装路が多く、速く走るためにそれぞれが改造していたそう。ライダー達が横一列に並んで「よーい、スタート!」で、一斉に走る様子から「スクランブル(緊急発進)レース」と名付けられたんだとか。
実は諸説あって、都市伝説的には1920年代のイギリスで、さまざまな地形を走破するTTレースでかなり混戦した状態を「スクランブル」と表現し、その言葉が定着した…とも言われています。
その頃はまだ本格的なオフロードバイクはなく、ロードバイクをベースに悪路での走破性をよくするためにカスタマイズしたのが、今のスクランブラースタイルのルーツと言われています!
CL250は、フロント19インチ、リア17インチを採用
今回紹介する新型CL250は、クルーザーモデルであるレブル250をベースに作られています。レブルでは前後16インチだったホイールも、フロントはなんと19インチ! リアは17インチに大径化!
アップタイプのマフラーは、スクランブラースタイルの定番!
さらに、タンクパット、サイドアップマフラーやフォークブーツ、セミブロックタイヤを装着。車高をアップしてスクランブラーらしさを満点に盛り込んだ、スーパーハイパーミラクルウルトラアルティメットスクランブラー! なのだ!
そして、夜道的好きポイントは、このカラーリング!
タンクやマフラーガードなどを除いたほとんどのパーツがマットブラックなの!
全体的にクラシック感の強い旧きよきルックスのCL君ですが、このマットブラックのカラーが近未来的な印象も持たせてくれて、なんていうか…いい塩梅! なのです。
■スクランブラータイプでも低いシート高で女性にもオススメ!
気になるシート高は790mm、車両重量は172kg。数値だけで見るとべらぼうに軽いわけではないけれど…女性でも扱いやすい車格です。
シート高は790mm、身長155cmなので、厚底のライディングブーツを履けば問題いなく両足が地面に設置します
最新世代のバイクだから環境汚染対策や安全装備などなど、昔のバイクにはなかった装備が盛りだくさん。その中で、手が届く値段かつ、これだけの重量に収まっているっていうのはスゴいことなのかも!
シート高もスクランブラータイプにしては気持ち低いくらいかな? 女性にはとてもありがたいです!
もし私がCLを所有するなら…。ノーマルで楽しんだあとは、いっそタンクもマットブラックに塗装したい! 海外で流行のカスタムバイクって感じでめちゃくちゃカッコよくなりそう!
オプションでゼッケンプレートみたいなリアサイドカバーをつけたい
で、オプションでゼッケンプレートみたいなリアサイドカバーをつけたいな♪ スクランブラーといったらゼッケンプレートだよね!
ノーマルは万人に好かれる究極デザインって感じだけれど、我々バイクオタクのためにカスタムの楽しみも残してくれてるのがありがたい!
■単気筒らしい鼓動と排気音が楽しい! カスタムも楽しめちゃう!!
さあ、さっそく乗ってみよう!
イェーイ! これぞホンダ!
一度乗るともう降りたくなくなるような心地よいエンジンがたまらない!
音も最高、振動も最高。ドクドクドク…って感じの、一度乗るともう降りたくなくなるような心地よいエンジンがたまらない!
単気筒ならではの低速トルク感が街乗りにぴったり! スロットルを開けると、スポンスよく低回転域から高回転域までスムーズに到達。そのフィーリングが爽快なのです。
アップマフラーからは歯切れのよい排気音が心地よく響きます。クラッチも軽くて操作しやすく、ストップアンドゴーの多い街中でもスムーズに変速できます。
クラッチも軽くて操作しやすく、ストップアンドゴーの多い街中でもスムーズに変速できる
オンでもオフでも走りたくなるスクランブラーバイクにぴったりの走り心地です!
「たまらんぞ、たまらんぞ!」と走り続け、赤信号で停車。
んん? なんか足の位置がしっくりこない…。というのも、ステップが足とぶつかってしまう…。
うーん。
必然的に、足を開いてステップの横に足をつけるか。もしくはチェンジペダルやブレーキペダルと、ステップの間に足を入り込ませる形に…。
せっかくシート高が低めなんだけれど、ステップの位置の関係でどうしても足つきが悪くなっちゃうなあ。
気になる点は、ステップが足とぶつかってしまう
私は背が低い(身長155cm)ので、念のためほかのスタッフさん2名にもまたがってもらいましたが、自然に足を下ろすとやはり足がステップにぶつかるそうです。
まあ、これはしばらく乗ってれば慣れてくるかもしれないし、CL250はカスタムパーツも豊富なので、またがってステップが気になった人はカスタムを視野に入れてみるのもいいかも!
オプションのラリーステップとかにしたら、多少ステップが小さくなるし、なによりも似合いそう!
純正オプションのオススメパッケージは、オフロード仕様
ちなみに、純正オプションのアクセサリーやカスタムパーツが多彩なのも魅力です。オススメパッケージは、ヘッドライトバイザーやナックルガード、アップフェンダーなどのオフロード仕様。そして、サドルバッグやトップケース、バックレストなどのツーリング仕様があります。
カスタムをすると自分のバイクがさらに愛おしくなるので、そういう楽しみも増えるね!
と、いうことで、今回はCL250でちょっと寄り道していきました!
スクランブラータイプのルックスがとってもカッコ良い
旧きよきスクランブラータイプのルックスがとってもカッコよくて、オンロードはもちろん、ちょっとしたダートなど、いろいろなところに走りに行きたくなるバイク!
気になった方はぜひチェックしてみてね!
それではまた次の寄り道でお会いしましょう♡
夜道雪でした!
■Honda CL250
全長×全幅×全高:2,175×830×1,135mm
軸距:1,485mm
最低地上高:165mm
シート高:790mm
車両重量:172kg
エンジンタイプ:水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
総排気量:249cc
内径×行程:76.0×55.0mm
圧縮比:10.7
最高出力:18kW(24PS) / 8,500rpm
最大トルク:23N・m(2.3kgf・m) / 6,250rpm
始動方式:セルフ式
燃料タンク容量:12L
タイヤ:前110/80R19M/C 59H、後150/70R17M/C 69H
ブレーキ形式:前後 油圧式ディスク(ABS)
懸架方式:前 テレスコピック式、後 スイングアーム式
フレーム形式:ダイヤモンド
■メーカー希望小売価格:62万1500円(税込)
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