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過去最高の盛り上がりを見せた 神戸「ニューオーダーチョッパーショー」開催レポート

バイクのニュース / 2023年8月29日 7時10分

2023年8月20日に開催された第18回目の「ニューオーダーチョッパーショー」について渡辺まことさんがレポートします。

■珠玉のチョッパーが神戸に集結

 2023年8月20日に、第18回目となるニューオーダーチョッパーショー(以下:NOCS)が兵庫県神戸市の神戸国際展示場3号館にて開催されました。

おそらく過去最高の入場者数となったNOCS会場の神戸国際展示場3号館はご覧のとおり。ゲートオープンの9時から終了の16時まで切れ目なく観客が続き、大いに盛り上がった様子ですおそらく過去最高の入場者数となったNOCS会場の神戸国際展示場3号館はご覧のとおり。ゲートオープンの9時から終了の16時まで切れ目なく観客が続き、大いに盛り上がった様子です

 昨年は午前中が雨天だったにも関わらず多くの人が訪れ、アメリカン・カスタム・ファンを大いに楽しませた同ショーですが、今年は好天に恵まれ、昨年以上の大盛況。ショーの数日前は台風7号が近畿地方を直撃し、新幹線や航空機の運航に影響を与え、大きな爪痕を残したのも記憶に新しいのですが、NOCS当日は公共交通機関も復旧し、多くの人々が会場に足を運んだ模様です。

 実際、ショーの会場にはゲートオープン前から多くの人が列をなし、会場内は歩くのもままならない盛況ぶりとなったのですが、体感では2006年の第1回以来、過去最高の動員になったのではないかと感じています。

参加ビルダー同士の投票により決定した今年のNOCSベスト3。中心は1位のラックモーターサイクル、杉原氏。向かって右は2位となったニューヨークから移住し、東京の府中でMクラフトを営むローリー氏、そして左は3位となったインフィニティの土野氏。どの車両も圧巻のクオリティを誇ります参加ビルダー同士の投票により決定した今年のNOCSベスト3。中心は1位のラックモーターサイクル、杉原氏。向かって右は2位となったニューヨークから移住し、東京の府中でMクラフトを営むローリー氏、そして左は3位となったインフィニティの土野氏。どの車両も圧巻のクオリティを誇ります

 また過去最高といえばこの日の出展エントリー数も同様とのことで、今回は170枠のブースを用意。写真をご覧いただければお分かりのとおり珠玉のチョッパーが会場を埋め尽くしたのですが、その中で参加ビルダーがそれぞれの車両を審査し、順位が決定されるコンペティション(競い合い、優劣をつけること)が行われるのもNOCSの大きな特徴です。

 ちなみにその審査用紙(ジャッジペーパー)には“スタイル”や“オリジナリティ”、“ボディワーク”や“ペイント”などが細かく項目分けされており、それぞれを得点し、評価するようになっているのですが、こうした海外のショーのようなビルダーズチョイスが行われるのもNOCSならでは。

 昨年より導入されたこのシステムにより、厳正な審査が行われ、「選ばれるべくして選ばれたマシン」がアワードに輝くようになったのも参加ビルダーが増えた理由のひとつではないでしょうか。

NOCS2023のベストに輝いたのは京都のラックモーターサイクルによるアーリーショベル。ラックの杉原氏といえば海外のカスタムショーにもゲストで招かれ、あのレッドホットチリペッパーズのベーシスト、フリーからカスタムをオーダーされたことでも知られていますが、今回のマシンも世界レベルのクオリティに仕上げられています。ちなみにラックの車両はチョッパージャーナルピックも獲得ですNOCS2023のベストに輝いたのは京都のラックモーターサイクルによるアーリーショベル。ラックの杉原氏といえば海外のカスタムショーにもゲストで招かれ、あのレッドホットチリペッパーズのベーシスト、フリーからカスタムをオーダーされたことでも知られていますが、今回のマシンも世界レベルのクオリティに仕上げられています。ちなみにラックの車両はチョッパージャーナルピックも獲得です

 今年の結果は京都のラックモーターサイクルが1位、東京のM-CRAFTが2位、埼玉のインフィニティが3位となったのですが、車体それぞれを見ても息をのむようなクオリティが与えられており、参加ビルダーも納得の結果だったように思います。その詳細についてはギャラリーのページをぜひご覧ください。

NOCSでは日本全国のカスタムペインターやピンストライパー、ローブローアーティストが一堂に会する“イベント内イベント”と言えるバーバリアンサーカスも毎年開催。アーティストたちの作品が出品されるチャリティーオークションは毎回、かなりの盛り上がりを見せていますNOCSでは日本全国のカスタムペインターやピンストライパー、ローブローアーティストが一堂に会する“イベント内イベント”と言えるバーバリアンサーカスも毎年開催。アーティストたちの作品が出品されるチャリティーオークションは毎回、かなりの盛り上がりを見せています

 もちろん、こうしたカスタムエキシビジョンのみならず、イベントとしてもバラエティーに富んだ催しが用意されているのもNOCSの魅力です。

 多くの店が連なる物販ブースや屋外のフードコート、国内のカスタムペインターやローブローアーティストが一堂に会し作品をチャリティーオークション形式で販売する“バーバリアンサーカス”など、多くの人が楽しめるよう趣向が凝らされています。

昨年よりNOCSでは審査ポイントを細かく項目分けしたジャッジペーパーを採用。“スタイル”や“オリジナリティ”などが点数制で評価され、正しく順位が決定されます。こうした審査は世界のカスタムショーと同様の条件です昨年よりNOCSでは審査ポイントを細かく項目分けしたジャッジペーパーを採用。“スタイル”や“オリジナリティ”などが点数制で評価され、正しく順位が決定されます。こうした審査は世界のカスタムショーと同様の条件です

 ここ数年は新型コロナウィルスの感染拡大対策の影響で多くのイベントが中止や延期になり、それぞれダメージを受けていましたが、夏の甲子園やプロ野球、ライブコンサートやその他の催しの風景を見ても、どうやら日常の光景が戻ってきているような気がします。

 いや、それどころか今まで我慢を重ねた分、“コロナ前”より各イベントが盛り上がっているような感も受ける次第です。

 来年は第19回、そしてその翌年はいよいよ節目となる20回目を迎えるニューオーダーチョッパーショー。近畿地方のインドア・カスタム・ショーにして日本唯一の“チョッパーショー”を謳うこのイベントが、この先も益々盛り上がることを期待するばかりです。

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