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9月3日はドラえもんの誕生日!一緒にタンデムツーリングできるのかどうかを検証してみた!

バイクのニュース / 2023年9月3日 16時10分

89年後の今日、2023年9月3日にドラえもんは「誕生日」です。誰からも愛される国民的キャラクターのドラえもんと楽しいタンデムツーリングをすることはできるのでしょうか?

■ドラえもんとの楽しいタンデムツーリングは可能?

 藤子・F・不二雄氏によって生み出された「ドラえもん」は、老若男女すべてに愛されている、まさに「国民的キャラクター」です。ドラえもんが「誕生」したのは、2112年の9月3日。そう、つまり89年後の「今日」なわけです。

ドラえもんが「誕生」したのは、2112年の9月3日ドラえもんが「誕生」したのは、2112年の9月3日

 今回はドラえもんの誕生日を記念して、もしドラえもんと一緒に楽しいタンデムツーリングをするなら、どんなことに気をつけなければならないのかを、大マジメに検証してみました!

 なお、ドラえもんには複数の設定がありますが、藤子・F・不二雄氏自身が設定したとされる原作の設定を基本としたいと思います。

 まずは、ドラえもんのサイズ感について確認しておきましょう。

 ドラえもんは、身長、胸囲ともに129.3cmとなっています。

 身長は8〜9歳程度の子どもとほぼ同等であるため、タンデムする際にも大きすぎるということはありませんが。

ドラえもんは、身長、胸囲ともに129.3cmドラえもんは、身長、胸囲ともに129.3cm

 一方、胸囲については子どものおよそ2倍です。つまり、物理的なサイズとしては子ども2人が重なっているイメージが近そうです。

 ただ、ドラえもんは人間に比べて明らかに短足です。設定では座高が100cmとされていることから、股下はせいぜい20〜30cm程度であることがわかります。

 ちなみに、あぐらをかいたり正座をしたりする際には足が伸びる描写も見られますが、平常時で自力で伸ばすことは難しいようです。 

 そう考えると、タンデムシートにドラえもんを座らせたとしても、ドラえもんの足がタンデムステップにまで届かないことは明白です。また、ドラえもんのボディには「ヒザ」という概念もないと見られるため「ニーグリップ」も不可能です。

 タンデムにおいて、タンデムステップも「ニーグリップ」も使わないことは非常に危険であることは言うまでもありません。

 さらに言えば、そもそもあの大きな頭が収まる合法的なヘルメットは現在存在しません。そのため、ドラえもんと「楽しいタンデムツーリング」をすることは現状難しいというのが実際のところです。

■ドラえもんを「荷物」と考えると…?

 一方、現在の道路交通法において、ロボットはあくまで「荷物」という扱いです。「荷物」であればヘルメットを装着する必要もないため、一筋の光が見えてきます。

 「荷物」としてのドラえもんを見てみましょう。

ドラえもんは、基本的に頭と胴体の間にくびれはほとんどないため、平常時では高さ129.3cm×直径約41.2cmの円柱に近い形状ドラえもんは、基本的に頭と胴体の間にくびれはほとんどないため、平常時では高さ129.3cm×直径約41.2cmの円柱に近い形状

 作画によっては頭囲が胸囲を超えるなど変形する場合はあるものの、基本的には頭と胴体の間にくびれはほとんどないため、平常時では高さ129.3cm×直径約41.2cmの円柱に近い形状と考えることができます。

 道路交通法では、積載物の長さは乗車装置(シートやステップなど)または積載装置(荷台など)から30cm以内に収まっている必要があります。また、幅についても左右それぞれ15cm以内に収まっていなければなりません。

 高さについては地上から2mまで許容されているため、バイクにもよりますが、タンデムシートもしくは荷台に立てる形で置けばギリギリ収まりそうです。ただ、乗車積載方法違反や安全運転義務違反に問われないようにするためには、「荷物」の落下の可能性を最小限にする努力をしなければなりません。

 そうなると、落下防止用のゴムバンドなどを用いて、「荷物」であるドラえもんをバイクにくくりつけるなどの対策が必要です。しかも、「荷物」がはみ出してもよい長さ超えることがないよう、かなり厳重に縛ることになりそうです。

 ただ、これはもはや「楽しいタンデムツーリング」とは言えません。そもそも、ドラえもんを「荷物」として扱っている時点で、そこに「愛」があるのかどうかは疑問です。

 しかし、実際にはこの方法を用いても、ドラえもんとタンデムツーリングはおろか、一緒に移動することさえ不可能です。

荷物として考えるとドラえもんの体重は129.kgあるため、道路交通法においてバイクに積載できる荷物の重さを大きく超えている荷物として考えるとドラえもんの体重は129.kgあるため、道路交通法においてバイクに積載できる荷物の重さを大きく超えている

 それは、129.kgというドラえもんの体重が関係しています。もちろん、パワーのあるバイクであれば、これだけの重さのものを乗せても問題なく走行することは可能です。

 しかし、道路交通法においてバイクに積載できる荷物の重さは「50cc以下の原付は30kg以内、51cc以上の自動二輪は60kgまで」とされており、ドラえもんはそのいずれも大きく超えてしまっています。

 やはり、ドラえもんと楽しいタンデムツーリングをするのは、現在の日本ではどうがんばっても難しいようです。

※ ※ ※

 ドラえもんとの楽しいタンデムツーリングを実現するためには、法律の問題が大きな壁となります。

 ドラえもんが「誕生」するまであと89年、それまでにドラえもんのようなロボットとタンデムツーリングを楽しめるように法律の改正が行なわれるのかどうか、いまから注目です。

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