「吸血鬼モノ」の原点にして最恐の物語をホラーの鬼才が映画化『ドラキュラ／デメテル号最期の航海』

バイクのニュース / 2023年9月7日 18時0分

全ての「吸血鬼モノ」の原点、ブラム・ストーカーによる名作小説「吸血鬼ドラキュラ」から、最恐と評される“第七章”を初めて映画化した『ドラキュラ／デメテル号最期の航海』が、2023年9月8日（金）より全国公開されます。

■原点にして最恐の吸血鬼物語

　全ての「吸血鬼モノ」の原点、ブラム・ストーカーによる名作小説「吸血鬼ドラキュラ」から、最恐と評される“第七章”を初めて映画化したのが『ドラキュラ／デメテル号最期の航海』です。

——ルーマニアのカルパチア地方からロンドンまで、謎めいた五十個の無記名の木箱を運ぶためにチャーターされたデメテル号は、イギリス沖に到達するも、焼け焦げ荒廃した残骸だけが嵐によって漂着し、乗組員の痕跡は一切ありませんでした。

　沿岸警備隊はその残骸の中から、キャプテンズ・ログ（船長の航海日誌）を発見。そこに記されていたのは、「この日誌は記録であり、警告である。神のご加護を、神はデメテル号を見捨てた…」と始まる、デメテル号がおよそ一カ月の間、洋上で遭遇した無慈悲な出来事でした。

　英国へ帰国するためデメテル号に乗り込み、悪夢に巻き込まれていく主人公クレメンス医師を演じたのは『ストレイト・アウタ・コンプトン』でドクター・ドレー役に大抜擢され、『イン・ザ・ハイツ』など話題作に出演するコーリー・ホーキンズ。他にも『DUNE/デューン砂の惑星』のデヴィッド・ダストマルチャンや『カモンカモン』の天才子役ウディ・ノーマンが脇を固めます。

　そして本作で一際異様な存在感を発揮しているドラキュラ役には、『IT／イット　“それ”が見えたら、終わり。』や『REC／レック』などで数々のクリーチャーを演じてきた名優ハビエル・ボテット。監督は、あのギレルモ・デル・トロも認めるホラー映画の鬼才アンドレ・ウーヴレダル、撮影監督に『アメリカン・スナイパー』など数々のクリント・イーストウッド作品で知られるトム・スターンが参加しています。

　吸血鬼とバイクは意外と相性が良いようで、オモチャや絵本ではバイクに乗るドラキュラを目にすることは少なくありません。映画にも『暴走スプラッターマシーン（原題：I BOUGHT A VAMPIRE MOTORCYCLE）』（1990年）というサム・ライミ原案のB級ホラー作品があり、燃料の代わりに血を吸う＜吸血バイク＞が大暴れ。カワサキ、ホンダ、スズキなど日本産バイクが山ほど登場する、旧車ファン的にはかなり見ごたえのあるバイク映画でもあります。