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バイクがすぐに壊れるのが当たり前!ベトナムの交通事情は無法地帯!? モータースポーツ総合エンターテイナー濱原颯道の海外ライフ

バイクのニュース / 2023年9月12日 12時10分

国内外で活躍するモータースポーツ総合エンターテイナーの濱原颯道選手が4週間のベトナム生活を体験。現地で感じた交通事情の日本との違いを教えてくれました。

■ベトナムの一般ライダーはほとんど半キャップ

 こんにちは!モータースポーツ総合エンターテイナーを勝手に名乗っている濱原颯道です!

 今回はベトナムの交通事情!仕事で4週間ほどベトナムに滞在していたのですが、とにかくバイクが多くてびっくりしました。台湾に比べてもバイクが多く、無法地帯?なベトナムだったのですが、暮らしていると結構慣れちゃうもんなんですね。

 そこで、色々と日本の常識観点からは考えられないベトナムの現実を、書いていこうと思います!

たまたま僕の日本の友人がベトナムに出張に来ていて、レタントンという日本人街で一緒に飲んだ時の写真たまたま僕の日本の友人がベトナムに出張に来ていて、レタントンという日本人街で一緒に飲んだ時の写真

 まず初めに、走っているバイクの台数は、カブ系とスクーターが95%くらいを占めています。そして、ヘルメットはフルフェイスをかぶっている人は、ほぼいません。ジェットヘルメットも少なく、みんなほぼ半キャップ。あとは、いまだにノーヘルが多い状況です。

 僕は普段アライヘルメットさんからサポートを受けてレースに出ているのですが、ベトナムの人からしたら「アライヘルメットをもし買ったら、それは一生物だね」と言っていて、「いや期限とかあるよ」と説明しても、それくらいこっちの人達の感覚では、世界に誇るトップブランドのアライヘルメットは高級品で、信頼できる安全性も兼ね備えているんだなと、痛感しました。

この混雑具合が普通。バイクなのに渋滞この混雑具合が普通。バイクなのに渋滞

 50ccのバイクは免許がいらないらしく、小学生くらいの子どもが運転していたりもしていて、びっくり。これは明らかに法的には良くないのですが、僕はベトナム人からしたら外国人なので、目を瞑ることしか出来ません。

 ですが、ふと思ったのは、16歳で免許を取って、そこから運転しても、あの大混雑に慣れるには凄く時間かかると思うので、ある意味英才教育なのでは?と思うようになりました。

 あとは、とにかく逆走と信号無視と歩道を爆走するバイクを見かけます。本当にめちゃくちゃで、日本だったら即捕まるような走り方を、ベトナムではみんながやっていると言った感じです。

 でも、無法地帯すぎて逆に事故を数回しか見ませんでした。みんながみんな誰も信用していない状況なので、飛ばす人もいません。みんなで周りの状況を伺いながら違反をして行くスタイルで、台湾の方がよほど無謀な運転が多かったです。

■バイクはホーンを鳴らしながら走るのが常識!?

 そしてベトナムといえば、ホンダが強い国。そしてホンダの最近のバイクは、左手のボタンが上からヘッドライトのハイ&ローの切り替えで、ホーン、ウィンカーの順番にスイッチが付いています。

 他のメーカーはウィンカーが真ん中で、ホーンが一番下な事が多いので、急にホンダのバイクに乗り換えた際に、間違ってホーンを鳴らしてしまったという経験がある人も多いのではないでしょうか。

みんなこうやって常にホーンに指を添えているみんなこうやって常にホーンに指を添えている

 ベトナムでは、バイクを運転している最中は、常にホーンに指を添えており、なんなら常に鳴らしています。ホーンで音楽を奏でている人もいるので、一番押しやすいところにホーンスイッチを配置したのだと思います。

 「自分はここにいるよー!周りの人気をつけてね」の意味も兼ねているので、町中はとにかくホーンの音だらけ。日本から行った際に気をつけて欲しいのは、対向車がパッシングしてきたら、それは「あなたに譲ります」の意味ではなく、「俺が今から行くから待っていろ」の意味だそう。

 僕はそれに気がつくまで、何度か危ない目に遭いました。この記事を読んでいる人は、その点も注意してベトナムの街中を走ってみてください。

こういう手製バイクがたくさん走っているから見ているだけで結構楽しいこういう手製バイクがたくさん走っているから見ているだけで結構楽しい

 これは僕が昔聞いた話なのですが、ホンダの初代「PCX」はタンデムシートの後ろがとても掴みやすい手すり状になっていたのですが、2代目からはフラットになって掴みにくい手すりみたいになってしまいました。それは、ベトナムを含む海外で「3人、4人乗りする時に初代PCXのタイプだと座れないから」と言う理由で、フルフラットになってしまったそうです。

 違反をして乗る人たちの意見を優先するんだなーって、当時不思議に思った事を思い出します。

 あと、ホンダのスクーターで人気があるモデルは、日本で言えば「リード」が思い浮かびますが、路面が悪いし多くの人数を乗せる事から、ベトナムでは全然見かけませんでした。ホイールが小径すぎるんだと思います。

 逆に日本ではまったく見ないホンダ「Sh mode」というバイクがよく走っています。日本だと「車格がでかい」、「メットインが小さい」みたいな理由であまり乗っている人を見かけませんが、ホイールは16インチとかなり大きめ、そしてタンデムシートの後ろの部分もフラットになっていて、フロアも荷物が置けるようにフラットになっています。

 売れるバイクは、万国共通じゃないんだという事実に驚きました。

いわゆる町の小さなバイク屋さん。みんな逞しいいわゆる町の小さなバイク屋さん。みんな逞しい

 他にも、僕が街中で走っていたら、パンクしたのかエアが抜けてしまった時があり、街中で見かける小さいバイク屋さんに駆け込んでエアを入れてもらったのですが、コンプレッサの限界まで入れるんです。

 おそらく5キロから6キロ。空気圧を測るという文化もなければオイルはバイク1台に対して1本(1L)という考えなので、すぐにみんな壊れるそうで、いつも応急処置をするそうです。

 というように、本当にメチャクチャな国だと思ったベトナムでも、僕的に日本でも取り入れて欲しいと思ったことが何個かありました。

 1番とり入れて欲しいのは、Grab TAXI。スマホで呼べばすぐにバイクで駆けつけてくれ、30分くらい乗っても450円くらいの金額で運んでくれます。日本でタクシーを使うと30分で、5000円から6000円かかるんじゃないかな?と思うので、これだけは本当に良いシステム。電車に乗る気も失せちゃいます。

 いかがでしたか?雑談っぽい書き方になってしまいましたが、僕が4週間滞在したベトナムの交通事情はこんな感じ。街中でバイクは何度か運転しましたが、クルマはまだ運転する気になれませんでした。

 次回また行く機会があれば、クルマも運転してみたいと思います。

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