日本だったら即違反! 世界で見つけた変わった交通ルールとは
バイクのニュース / 2023年9月20日 9時10分
一口に「交通ルール」と言っても、その種類はさまざま。バイクだけに目を向けても原付一種に二段階右折が義務化されているなど、少し変わった交通ルールが存在します。それが世界規模となると、かなり驚く内容のルールも存在するとのことで、世界の変わった交通ルールをまとめてみました。
■なんでこんなルールが!?世界の変わった交通ルール
世界に目を向けてみると、日本では考えられないような変わった交通ルールがいくつもあります。そのため、日本のルールが当たり前だと思っていると、思いがけないところで事故につながる事も多々あります。
事故を起こさず安全で楽しい海外生活を送る為には、現地のルールを把握しておくのがいいでしょう。そんな、覚えておいた方が良い、世界の変わった交通ルールをまとめてみました。
アメリカは赤信号で右折しても良い
例えばアメリカでは、赤信号でも右折することができます。これは、アメリカは右車線走行であるため、日本でいう左折が赤信号でも可能ということ。優先は青信号の車線ですが、安全が確認できれば赤信号で右折しても問題ありません。
ただし、「NO TURN ON RED」と表示されている交差点では、赤信号での右折は禁止されています。右折していい交差点と右折してはだめな交差点があるので、標識をしっかりと確認しましょう。
また、アメリカではバスや大型トラックなど一部の車両を除いて、踏切での一時停止は不要。日本では踏切があると、一時停止して安全を確認してから発進する事が義務付けられていますが、踏切で一時停止をする国は日本や韓国など、ごくわずか。多くの国では、踏切でスピードを落としても一時停止は義務づけられていません。
アウトバーンの一部区間には「制限速度無制限区域」が存在する。
最高速度についても、変わった交通ルールが設けられている国があります。
日本での法定速度は新東名や東北自動車道などの一部を除いては100km/hですが、ドイツの高速道路ではバイクやクルマの法定速度は130km/h。さらにアウトバーンと呼ばれる高速道路には、「制限速度無制限区域」が存在します。
名前からもわかる通り、この区域では何km/hで走行してもよいとされていますが、走行するにあたっては以下のルールとマナーを守らなければなりません。
まず片側3車線ある場合、右車線はスピードが遅い車両やトラックなどが走り、中央車線は130km/h前後のスピードで走る車両、いちばん左の車線が130km/h以上のスピードで走る車両と分けられています。
また、左車線にいたとしても、後ろからより速いクルマがきた場合は道を譲らなければいけません。
タイは渋滞時には反対車線を走行できるようになる。
そしてタイでは、渋滞時に反対車線を走行しても良いという交通ルールがあります。
タイでは、交通渋滞が深刻な社会問題となっており、渋滞を緩和するために、複数車線がある道路では通勤時間などのラッシュ時は、都心方面の車線を増やします。その際に、反対車線のひとつが使用される決まりとなっています。
例えば片側3車線の道路であれば、朝の通勤ラッシュ時には都心方面を4車線、郊外方面を2車線に変更。夕方は逆で、郊外方面が4車線、都心方面が2車線になります。渋滞しやすい方面の車線を増やすことで、渋滞の緩和につなげる工夫が行われているのです。
ちなみにこの交通ルールは、日本の一部地域やオーストラリア、アメリカでも実施されています。
日本では以前、滋賀県道や広島県道の宮島街道などで採用されていました。ただ昨今は交通量の減少に伴って廃止される傾向にあり、徐々に数を減らしているようです。
ベトナムは車両によって通行して良い車線が決まっている。
最後に紹介するのは、ベトナムの交通ルール。
ベトナムではバイクやクルマなど、車両によって通行してよい車線が決まっています。これは、ベトナムでは交通手段としてバイクが主流となっており、非常に多くの人がバイクに乗っていることが要因。バイクの場合、片側2車線のときは右車線、片側3車線のときは右車線と中央車線を通行するよう定められています。
なお、標識に表記されてはいるものの、もし見落としてしまった場合は、一番右の車線を走行していれば問題ありません。左車線を走行してしまうと逮捕されてしまう場合もあるので、要注意。左折する際も左車線を走行せず右車線から左折するよう決められていて、これはクルマの場合も同様です。
※ ※ ※
世界には、日本では考えられないような交通ルールがいくつも存在します。日本のルールが常識と思い込んで海外で運転をすると、事故につながりかねないので、もし海外でバイクを運転することがあれば、現地のルールを事前に調べておきましょう。
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