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渋滞の最後尾ではハザードを!ハザードが装備されていないバイクはどうするべき?

バイクのニュース / 2023年9月17日 9時10分

高速道路における渋滞の最後尾では、ハザードを焚いて後続車に危険を知らせることがNEXCO各社から推奨されています。では、ハザードの機能がないバイクの場合はどうすればよいのでしょうか。警視庁交通相談コーナーに聞いてみました。

■ハザードって絶対点灯させなきゃいけないの?交通相談コーナーに聞いてみた

 クルマで高速道路を走っていて前方に渋滞を発見した際、ハザードを点滅させて後続車に渋滞の存在を知らせ、追突を防ぐ取り組みがあります。高速道路の管理会社であるネクスコ各社や、静岡県警の高速道路交通警察隊なども呼びかけをおこなっています。

 トラックなど制動距離の長い車両は早めに渋滞の存在を知ることが重要であり、そうした車両にとって渋滞時のハザードは非常に役に立っています。

ハザードは、点滅させて後続車に渋滞の存在を知らせる役割もあるハザードは、点滅させて後続車に渋滞の存在を知らせる役割もある

 しかし一部のバイクには、ハザードの機能がついていません。こういったバイクの場合は、どのように対応すればよいのでしょうか。

警視庁交通相談コーナーの担当者は次のように話します。

「渋滞の最後尾にいる時にハザードを焚くというのは、道路交通法で定められた行為ではありません。そのためハザードのついていないバイクが無理に何かをしなければいけないわけではありません」

 渋滞時にハザードを焚くというのは、一部のドライバーの間で広まった取り組みが次第に有名になり、各高速道路会社や自動車メーカーが推奨しているものです。つまり、していないからといって警察から注意を受けることはありません。

 また、前車がハザードを焚いている場合は、そのハザードが後続車両に見えることが考えられます。こうした事情を考えると、ハザードが焚けないことを心配しすぎる必要は無いと言えるでしょう。

■ハザード機能がなくても追突対策がしたい!どうすればいいの?

 そうは言っても、高速道路で追突防止の工夫を何もしないのは心細いという人も多いかもしれません。バイクはクルマと比べ、追突された時の被害が大きくなる傾向にあります。では、ハザードの機能がないバイクができる追突対策には、どのようなものがあるのでしょうか。

ハザード機能のないバイクにもできる追突対策として、ブレーキランプをチカチカと点滅させて後続車の注意を引くハザード機能のないバイクにもできる追突対策として、ブレーキランプをチカチカと点滅させて後続車の注意を引く

 ハザード機能のないバイクにもできる追突対策としてまず挙げられるのが、渋滞を発見した時、これから減速することを後続車に知らせるために、複数回ブレーキを踏む方法です。これは予備制動と呼ばれ、ブレーキランプをチカチカと点滅させ、後続車の注意を引くことで、うっかり追突されてしまうことを防ぐことを目的としています。

 しかしやりすぎるとあおり運転と捉えられてしまう可能性もあるので、十分に注意しましょう。

 また、古いバイクに乗っている人の場合、テールランプを電球からLEDに交換することによってさらに後続車からの視認性を向上することが可能です。特に昼間は暗いテールランプは視認されにくく、明るいテールランプに交換する効果は大きいと言えます。

※ ※ ※

 高速道路走行時、渋滞の最後尾についてしまった際のハザード点灯は、あくまで一部のドライバーの間での慣習として始まったものであり、道路交通法でしなければいけないと定められたものではありません。そのためハザードがついていないバイクに乗っている場合はハザードが焚けないことを心配しすぎる必要はなさそうです。

 しかし高速道路場での追突事故はライダーにとって非常に怖い事故のひとつ。ハザードが無くても、予備制動や明るいテールランプの使用などで追突事故の対策をすることは可能だということを覚えておくとよいでしょう。

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