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レンタルバイクもナンバーは「わ」なのか? 気になって調べてみた!

バイクのニュース / 2023年10月9日 9時10分

レンタカーやカーシェアのナンバーは基本的に「わ」ナンバーです。では、レンタルバイクも同様に「わ」ナンバーなのでしょうか。また、排気量ごとに違いはあるのでしょうか。

■クルマは「わ」ナンバー!レンタルのバイクも「わ」ナンバーなの?

 カーシェアが都市部を中心に大きな広がりを見せたことにより、”わ”ナンバーのクルマを見ることが多くなりました。駐車場代が高く、公共交通機関が発達している都市部では、自分のクルマを持たないという選択をする人が増えています。カーシェアで取り扱う車種は多種多様で、クルマを所有しなくても十分にクルマを楽しむことはできそうです。

レンタルバイク に使われる「わ」や「ろ」ナンバーレンタルバイク に使われる「わ」や「ろ」ナンバー

 またあまり広くは知られていないものの、バイクも所有せずに楽しむことが可能です。観光地や一部のディーラーでは、レンタルバイクを貸し出しています。

 ではレンタルバイクのナンバーも、レンタカーやカーシェアと同様に、”わ”ナンバーなのでしょうか。

 確かに、多くのレンタルバイクは”わ”ナンバーです。レンタルバイクを利用したことのある人の中には、借りたバイクが”わ”ナンバーだったことを覚えている人もいるでしょう。しかし、全てのレンタルバイクが”わ”ナンバーであるというわけではありません。

中型や大型のバイクを貸し出す場合は、レンタカーと同様、運輸支局の認可が必要中型や大型のバイクを貸し出す場合は、レンタカーと同様、運輸支局の認可が必要

 そもそも126ccを上回るバイク、すなわち中型や大型のバイクを貸し出す場合は、レンタカーと同様、運輸支局の認可が必要です。道路運送車両法では126ccを超えるバイクは自動車とされているため、認可されるためには普通自動車のレンタカーと同様の条件を満たさなければなりません。

 例えばレンタル用のバイクは、最低限の自動車保険に加入しておかなければならないと定められています。一件あたりの賠償額は、対人は8000万円以上、対物は200万円以上、搭乗者保険は500万円以上でなければなりません。

 その他にもいくつかの条件をクリアすればレンタル用の”わ”ナンバーが公布されますが、レンタカーやレンタルバイクのナンバーを「わ」だけで管理するには台数が多すぎるようです。そのため、クルマの場合は「れ」、バイクの場合は「ろ」というひらがなもレンタル用ナンバーとして交付されています。

 これ以外のナンバーで、126cc以上のレンタルバイクを貸し出している店は道路運送法に抵触しています。以前、スポーツカーを無届けで貸し出している事業者が摘発された例もあるため、バイクを借りる際は注意が必要です。

125ccを下回るバイクは、レンタル用のナンバーが交付されることがない125ccを下回るバイクは、レンタル用のナンバーが交付されることがない

 ただし、個人間のシェアリングの場合はこの限りではありません。事業として車両を貸し出すのではなく、あくまで自分が普段している車両を使わない時間に他の人に貸し出すのであれば、”わ”ナンバーは不要です。

 一方、125ccを下回るバイクは道路運送車両法上、原動機付自転車という扱いになり、運輸支局の管轄する範囲ではありません。そのためレンタル事業をするにあたって届出をする必要はなく、レンタル用のナンバーが交付されることもないようです。

※ ※ ※

 多くのレンタルバイクはレンタカーやカーシェアと同様に、”わ”ナンバーでした。それは車両貸渡事業を始めるにあたって、運輸支局に届け出をし、レンタル用のナンバーを交付してもらう必要があるためです。

 また、125cc以下のバイクの場合は運輸支局の管轄ではないため届出は不要であり、レンタル用のナンバーが交付されることはありません。

 ちなみに、125cc以下のバイクの場合はランダムに交付されるひらがなのうち「わ」が偶然割り当てられることもあります。偶然の一致で”わ”ナンバーになってしまったレンタルバイクを探してみるのも面白いかもしれません。

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