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FCC TSR Honda Franceの第4ライダーとしてEWCボルドール24時間に参戦!リザーブライダーの仕事とは!? レーシングライダー大久保光のレースレポート

バイクのニュース / 2023年10月7日 13時10分

レーシングライダーの大久保光選手が参戦したEWC世界耐久ロードレース選手権最終戦 ボルドール24時のレポートです。

■ディフェンディングチャンピオンチームのリザーブライダーに大抜擢

 皆様こんにちは!大久保光です。MotoE世界選手権は無事に最終戦を終えましたが、その後に行われたEWC世界耐久ロードレース選手権の最終戦、ボルドール24時間にスポット参戦してきたので、今回はそのレポートを書いていきたいと思います。

 今回は参戦といってもライダーグリーン(第4ライダー)、要はリザーブライダーという立ち位置での参戦で、レギュラーライダーに何かアクシデントが無い限り、決勝は走らない契約。チームはFCC TSR Honda Franceからの参戦でした。

EWC世界耐久ロードレース選手権 最終戦でフランスにあるポールリカールサーキットを走る大久保光選手EWC世界耐久ロードレース選手権 最終戦でフランスにあるポールリカールサーキットを走る大久保光選手

 同チームの藤井監督から直接連絡をいただき、今回の参戦に至ったわけですが、このような素晴らしいチームのマシンに乗ることができることに、本当に興奮しました。

 チームの指示で火曜日の練習走行は走らず、木曜日の予選から私の走行はスタートしました。

 火曜日の夜にモルドバを出発し、イスタンブールを経由して水曜日の朝にフランスのマルセイユ空港に到着。そこでチームの方にピックアップしていただき、サーキットに向かいました。

 TSRのメンバーは面識のある方も多く、すぐにチームに馴染むことができた上に、ライダーも3人とも知っていたのでマシンの情報を聞いて準備をしていきました。

FCC TSR Honda Franceのマシンに跨る大久保光選手FCC TSR Honda Franceのマシンに跨る大久保光選手

 そして木曜日、まずはフリー走行があったのですが、基本はレギュラーライダーの3人で回す予定で、フリー走行も待機予定でしたが、空いた時間に少し走らせてもらえることになり、3周ほどコースを走行。そのまま予選1回目となりました。

 予選1回目では、とにかくマシンに慣れるところから始まり、初チーム、初バイク、初タイヤと初めて尽くしだったので、慎重に周回を重ねながら20分の予選を走り切り、最終的に10周することができました。

 マシンのフィーリングは非常によく、またデータロガーを確認したところ走り方も悪くないとのことで、金曜日に行なわれた2回目の予選に向けて、イメージトレーニングをおこない、予選に備えましたが、2回目の予選でレギュラーライダーの1人がアタック中に転倒。

 ライダーは無事でしたがマシンは大きなダメージを受けてしまった事に加え、レース車両をあまり走らせたくないとの事情もあり、私の2回目の予選は走行無し。そのまま私のボルドール24時間耐久レースは、終了となりました。

 本当に少しの走行時間しかありませんでしたが、チャンピオンマシンに乗れたことは私のレース人生にとって非常に良い経験となったと思います。

チームとのミーティングを行う大久保光選手チームとのミーティングを行う大久保光選手

 また、来年からは日本の新チーム、チームエトワールというチームからEWC SSTクラスに参戦します。

 マシンはBMW「M1000」。詳しくは、別の機会に書かせて頂きたいと思いますが、新しい挑戦として、今回のボルドールの経験もしっかりと活かしていきたいと思います。

 引き続き応援宜しくお願いします。

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