カスタム用語集Vol.5～ 「コンプリートカスタム」……バイクショップが提案するカスタムバイク！ このスタイルで購入できます!!

「カスタムバイクに乗りたいけれど、どんなパーツを選べば分からないし、いろんあパーツを組み合わせてどんなスタイルになるか不安……」と言う人は多いようです。そんな方には「コンプリートカスタム」がおすすめです。

■フルカスタムバイクをリーズナブルに購入できる

　コンプリートカスタム……もちろん和製英語ですが、その意味は「完成されたカスタム」とでも言いましょうか。つまり、イチから作り上げるのではなく、購入時にすでに完成しているのが「コンプリートカスタム」です。

某SR専門店（廃業）で販売されていたコンプリートカスタムのSR400。新車ベースで、前後サスペンションやブレンボ製キャリパー、パフォーマンスダンパー（当時の名称は「パワービーム」）を装着し、SR400の走行時における不満を解消しています

　通常、カスタムバイクはオーナーが純正バイクに好きなパーツを装着したり、カスタムショップに依頼して製作したりするものですが、そうすると時間もかかるし、お金もかかります。また、自分でパーツを選んで装着する場合は、当然センスも必要です。

　お気に入りのパーツをどんどんつけていったら、最終的にはなんだがパーツ同士の相性が悪いチグハグなルックスになってしまった……というのは良くある話です。見た目だけならまだしも、サスペンションなどの相性が悪ければ、走行性能に支障をきたすこともあるでしょう。

　コンプリートカスタムは、あらかじめバイクショップやカスタムショップが人気のパーツを装着したり、純正によくある不満を解消したりすることで、手軽にカスタムバイクを手に入れられます。多くの場合、パーツ単品をオーダーして装着していくよりもリーズナブルな価格設定になっているのも魅力です。

　コンプリートカスタムはバイクショップが製作したままのスタイルで購入できますが、ほとんどの場合、追加オーダーも可能です。つまり、コンプリートカスタムでベース車両はお得に購入しつつ、追加オーダーによって人と差をつけることもできます。

　新車をベースにして製作した車両が販売されていることもありますが、中古車両をベースにしていることもよくあります。車両持ち込みで製作してくれるバイクショップも少なくありません。購入する際は、ベース車両の確認や、追加カスタムの可否、また追加費用の確認など忘れずに。

　敷居が高いと思われがちなフルカスタムですが、コンプリートカスタムを活用すれば、グッと身近な存在になりますよ！