長距離ツーリングの味方!ミドルサイズツアラー4選+α
バイクのニュース / 2023年10月17日 9時10分
バイクで国内のいろいろな場所へ行くことに憧れる人は多いのではないでしょうか。そんなときには、長距離ツーリングに特化したミドルサイドツアラーがおすすめです。では、ミドルサイドツアラーとはどのようなバイクなのでしょうか?
■長距離ツーリングにミドルサイドツアラーが向いている理由は?
ミドルサイドツアラーとは、600〜800ccのロングツーリングに特化したバイクのことです。ツアラーは安定性がある大型のほうがいいと言われることもありますが、リッタークラスの大型だと車体が重くて取り回しやUターンがしづらいなどのデメリットがあります。
ロングツーリングに特化した600〜800ccのミドルサイドツアラー
その点、ミドルサイドの600〜800ccであれば、取り回しやすく気を使わずに乗ることができます。そのため、ミドルサイドのほうが長距離ツーリングに適していると言えるでしょう。
また他にも、ミドルサイドツアラーが長距離ツーリングに向いている理由があります。
まずひとつ目の理由は、「防風効果の高いウインドスクリーン」がついている点。風の抵抗を長時間受け続けると、身体が疲れやすくなってしまいます。しかしウインドスクリーンがあることで、風から守ってくれて疲れにくくなります。長距離ツーリングするうえで、疲労軽減効果のあるウインドスクリーンは欠かせません。
そしてふたつ目の理由は、「大容量の燃料タンク」が備わっている点です。長距離ツーリングの際に、何回もガソリンを入れなければいけないのはストレスになる物です。しかし大容量の燃料タンクが備わっていれば、給油を気にすることなくツーリングを楽しめます。
このように、ミドルサイドツアラーは長距離ツーリングに向いていることがわかります。では、どのようなモデルがラインナップしているのでしょうか?
◼︎ヤマハ「NIKEN GT」
ヤマハの大型スポーツLMW「NIKEN GT」
「NIKEN」はフロントが2輪、リアが1輪の三輪バイクです。フロントが2輪になっていることで、コーナリングの安定性は抜群で、スポーツバイクにも引けを取らない旋回性を確保しています。
また、シフトアップもダウンもクラッチレバーの操作なしでできるため、疲れにくいのも特徴です。
さらにウインドスクリーンの高さを自分の体に合わせて調整できるので、より防風効果を得られます。安定性や疲れにくさを兼ね備えているこのバイクは、長距離ツーリングにぴったりの1台と言えそうです。
「NIKEN GT」の価格(税込)は、220万円です。
◼︎ホンダ「NC750X」
ホンダ大型クロスオーバーモデル「NC750X」
「NC750X」は、走行モードを「ATモード」「MTモード」の2種類から選択できるモデルです。
バイクの楽しみのひとつにシフトチェンジが挙げられますが、長距離ツーリングをする際は、疲れにつながることも少なくありません。しかしNC750Xであれば、シフトチェンジを自動でおこなってくれるATモードがあるので、市街地でも高速道路でも疲労感なく走行できます。
また、道路を走るうえでいちばん最適に走れると言われている17インチホイールのタイヤを装着しているので、より快適に走行できるというわけです。
「NC750X」の価格(税込)は、92万4000円です。
◼︎ホンダ「XL750 TRANSALP(トランザルプ)」
ホンダの大型二輪スポーツモデル「XL750 TRANSALP」
2023年に発売されたツアラーバイクである「XL750 TRANSALP」は、「日常から世界一周まで、どこまでも行けるジャストサイズオールラウンダー」をコンセプトに開発されただけあって、日常使いでも長距離ツーリングでも快適に走れるバイクです。
また車両重量も208kgとミドルサイズツアラーの中でも比較的軽いため、取り回しや足つきがよく、操作がしやすいのが特徴です。
加えてオフロード走行も想定されているので、ツーリング中に細い路地や道が悪いところに入ってしまっても安定して走行することができます。
「XL750 TRANSALP」の価格(税込)は、126万5000円です。
◼︎スズキ「Vストローム650」
スズキのスポーツアドベンチャーツアラー「V-Strom(Vストローム)650」
「Vストローム650 ABS」は2003年に海外で発売されたモデルですが、2013年から日本でも販売されるようになりました。国産車では珍しいVツインエンジンを搭載しており、独特な鼓動感を味わえるバイクです。
Vストローム650がロングツーリングに向いている一番の理由は「安定性」と言ってよいでしょう。
車両重量は215kgと、650ccクラスとしては重め。そのため停車時には少し取り回しに苦労するかもしれませんが、走行時はその重量によって安定性抜群です。また安定性があることで、疲労軽減にもつながります。
「Vストローム650 ABS」の価格(税込)は、95万7000円です。
◼︎カワサキ「VERSYS(ヴェルシス)650」
カワサキのアドベンチャーモデル「ヴェルシス650」
「ヴェルシス650」はまだ発売されておらず、2023年11月17日に発売予定のアドベンチャーモデルです。
日常のライディングで最も使用される速度域を重視したエンジン性能をもち、かつ17インチホイールなので、快適な走りを実現したモデルのようです。
また、シートを前方に配置しているため自然な姿勢で乗れます。これにより疲労感を抑えることができます。さらに20Lの大容量燃料タンクを搭載していながら、低燃費なので、長距離ツーリングでも活躍すること間違いありません。
走りはもちろん、姿勢や燃費の部分でもロングツーリングに向いているバイクと言えそうです。
「ヴェルシス650」の価格(税込)は、110万円です。
※ ※ ※
ミドルサイドツアラーは、長距離ツーリングをより一層楽しくさせてくれるバイクです。自分のお気に入りの1台を見つけ出して、快適なツーリングを楽しみたいものです。
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