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ヤマハのスーパースポーツを満喫!『YZF-R7』と『YZF-R3』は初心者からベテランまで楽しめる魅力のあるバイクだった

バイクのニュース / 2023年10月18日 12時19分

毎月8の付く日は『高梨はづきのきおくきろく。』。ヤマハのスーパースポーツ『YZF-R7』と『YZF-R3』をじっくりと比較していくよ。YZFシリーズ2台のデザインや乗り味などを細かく比較していこう!

■サーキット以外でも楽しめる『YZF-R7』の魅力とは?

 皆さんこんにちは、高梨はづきです。

 今回のコラムは、ヤマハの『YZF-R7』と『YZF-R3』を比較しながらお届けしていくよ!排気量以外にどんな違いがあるんだろう?ワクワク!

ヤマハの『YZF-R7』と『YZF-R3』を比較試乗するよヤマハの『YZF-R7』と『YZF-R3』を比較試乗するよ

 わたしとヤマハYZF-Rシリーズのファーストコンタクトは、まだバイクに乗りたての頃に試乗させてもらったときのこと。その時もお仕事で試乗する機会を頂いて、YZF-R3に乗ったんだった。

 初対面で思ったのは、ライダーとしての経験値が高い人には楽しそうだけど、足付きに不安を持つ女子や気楽に乗れるバイクが好きな人にはあまり向かないバイクなのかなぁって印象。

 同シリーズのバイクの違いって気になる人も多いと思うしわたしも気になっていたんだけど、その時はまだ中免しか取得していなかったので乗り比べができなかったの。

 今年の夏に大型免許を取得することができたので、今回はじめましてのYZF-R7と、久しぶりのYZF-R3を乗り比べてみるので最後まで読んでみてね!

■さて、まず見た目の違いから観察していこう!

 スタイリッシュで細身の造りをしている2つのバイクだけど、パッと見た感じはどちらが大型車両なのか見分けがつかないくらい。どちらも流石…ヤマハのバイクと言わんばかりに、しっかりした作りになっているよ。

R7はウィンカーも細くスタイリッシュで漢らしい見た目、R3はフロント全体が丸っこく柔らかい印象R7はウィンカーも細くスタイリッシュで漢らしい見た目、R3はフロント全体が丸っこく柔らかい印象

 どちらも青年感のあるかっこよさがあるが、2台同時に並べたときに、R3はフロント全体が丸っこく柔らかい印象を持つのに対して、R7のフロントは丸みがなくなっていて、ウィンカーも細くスタイリッシュで漢らしい見た目になっていると感じたよ。今回試乗したR7は深いブルーを纏っているから凛々しさや寡黙な性格を想像できるのが楽しいよね!

R7とR3にはタンクに穴が空いていて、それがなんだかサメのエラを連想させるR7とR3にはタンクに穴が空いていて、それがなんだかサメのエラを連想させる

 この2車種を見比べると、全体的に造りが一回り違うのに気がつくんだけど、特にタンクの大きさは分かりやすいんじゃないかなと思う。R7とR3にはタンクに穴が空いていて、それがなんだかサメのエラ?を連想させるようで肉食感があってかっこいいの。

 タンクの容量は、R7が13LでR3が14Lなことに驚いた。排気量小さいのにガソリン容量では負けてるの?!って。

 大型車両のR7の方が1L少ない造りになっているのは、きっと車重を少しでも減らして、レースで走った時に不利にならないように、スーパースポーツとしての性能を引き出すために造られているんだと推察してみる。合ってるかな、どうかな〜?

 R7単体の試乗記事で書いた原稿にもあるんだけど、フロントライトの横が空いていて、タンデムシートのテールにも穴が空いているから速いスピードに風の流れをうまく利用してダウンフォースを狙っていてのことだと思う…ってことはとことんレース向きの車両ってことだよね!

R3にはサイドカウルに小さく羽がついているR3にはサイドカウルに小さく羽がついている

 R3もサイドカウルに小さく羽がついていてダウンフォースへの狙いが伺えるし、それによって安定して走行が楽しめるのであればスーパースポーツには絶対必要なパーツだよね!

 R7とR3は、どちらもタンクがえぐられているからニーグリップしやすい構造になっているんだけど、その他にシート高とハンドルの構造が異なるんだ。

 シート高はR7が835mm、R3が780mm。数字だけ見てもかなり差があり、わたしの身長(158cm)で足付きがいいのは断然R3の方だったよ。

ハンドルの位置が低いR7と高い位置のR3、足つき性は断然R3の方が良いハンドルの位置が低いR7と高い位置のR3、足つき性は断然R3の方が良い

 ハンドルの位置は、R7が膝とハンドルの高さが同じくらい低い位置にあって、かなり前傾姿勢になる。対してR3は、上体が起き上がるくらいの位置にハンドルの高さがあって乗り比べると、全然違う!

 車重はR7が188kgでR3が168kgで20kgの差。停車した状態での取り回しや安定感はやはりR3の方が安心だった。

■続いて、走行中の違いをお届けしていくよ!

 R7もR3も直列2気筒で、低速はかなりトルクがあり、安定した走り出しをみせてくれたよ。320ccと688ccで、エンジンは全然違うのに、1速での走行が2台ともあまり変わらなかったの。なんだか不思議!

R7は大型なのに中型のような感覚で乗れてしまう手軽さがあって親しみやすいR7は大型なのに中型のような感覚で乗れてしまう手軽さがあって親しみやすい

 2速からは、やはり大型と中型のパワーの違いは出てきたけど、R7は大型なのに中型のような感覚で乗れてしまう手軽さがあって親しみやすい。R3は軽くて取り回ししやすく、R7と比べるとやはり上体が起き上がっている分、かなり楽に運転が出来るからわたし的にはやっぱり快適さで軍配があがるのはR3。

 でも、スタートダッシュではR7は立ち上がりも早く伸びが良かった。R3も特に不満を抱えることなくグッと前に出る力があり、走行中の振動のなさも心地よく乗ることができて、どちらも良いバイクだなぁ〜って感じでとてもいい印象だよ。

コーナーは、どちらの車体も低速で入っても倒せる力があるコーナーは、どちらの車体も低速で入っても倒せる力がある

 コーナーは、どちらの車体も低速で入っても倒せる力があるし、無理に倒そうとしなくても、それなりに曲がってくれるのが優秀。簡単にレーサーの気分にさせてくれるから乗っていてノリノリになれて楽しい!

 速度を上げでコーナーに入っていくのも想像するだけでワクワクするけど、低速でこれだけ楽しめちゃうんだから、わざわざ遠方まで行って慣れない走行を楽しむよりも出発した瞬間からレーサー気分が味わえてしまうからお手軽だ!

 初心者だと、教習車の起き上がった状態に慣れているだろうから、免許取りたてでいきなり前傾姿勢のバイクに乗ってパタパタ倒して走行するのは慣れるまで中々難しいと思うけど、ある程度慣れてきたら、あえて左右に大きく倒すように走ってみてほしい!

R7もR3も低速のトルクがあるから起き上がる力もしっかりしているR7もR3も低速のトルクがあるから起き上がる力もしっかりしている

 R7もR3も低速のトルクがあるから起き上がる力もしっかりしていて、そこまで恐怖を感じずに乗れるスポーツタイプだから運転が上手くなった気になって調子に乗らせてくれる!

 わたしにとって、単発で楽しむならR7とてもいいと思うんだけど、普段からダラダラと乗ったり友人と長距離ツーリングするとなると、乗りやすいR7でもやはり長時間の前傾姿勢はしんどいものがあるのが正直なところ。なので自身のバイクライフをまず想像してから選ぶのが1番良さそうなシリーズね。

単発で楽しむならR7はとてもいいと思う単発で楽しむならR7はとてもいいと思う

 スポーツバイクが初めてな人で、R7とR3どちらがおすすめかと聞かれると、身長があればR7を選ぶのが良さそうだし、低身長の方ならR3を選ぶのが良さそう。R3に乗り慣れて、飽きてきたら攻めた乗り心地を体感出来るR7に乗り換えるのも良さそう!

 冒頭でも話したように、わたしがまだバイク経験が浅かった頃に乗ったR3の心地良さの印象が、今回久しぶりにR3に乗ってからは全然違くて驚いてるんだよね。

 この2年でいろんなバイクに乗せてもらってきたから、そのおかげで経験値が上がって乗りやすいと思えてるのかなぁ。レベルアップだ!

 いやぁ…人って成長するもんなんだなぁとしみじみ思った試乗だった。そんな思いをするのも、いつもバイクのニュース編集長が色々試乗させてくれるお陰だね!

 いつもありがとうございます!

 ということで本日はここまで!
 また8のつく日にお会いしましょう〜!

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