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自分の子供は守れてる? 自転車に乗る前に教えておきたい交通ルール

バイクのニュース / 2023年10月24日 8時10分

子供が小学生ともなると、1人で自転車に乗って出かける機会もあるのではないでしょうか。たとえよく知った近所だとしても、道路には思いがけない危険が潜んでいます。独り立ちする前に、我が子に伝えておくべき交通ルールを紹介します。

■まずは、大人が見本に!

 信号の決まりを教えていた幼児の頃とは違い、ある程度大きくなった我が子に改めて交通ルールを教える機会は案外少ないもの。とくに自転車のルールについては「何となく」乗っているケースもあるのではないでしょうか。子供が安全に自転車に乗っているか、交通ルールを教えながら確認してみましょう。

子供が1人で自転車に乗るようになったら、交通ルールを正しく伝えること子供が1人で自転車に乗るようになったら、交通ルールを正しく伝えること

 まずは基本的なルール、走る場所についてです。本来、自転車が走るべき道は「車道」ですが、13歳未満の子供は歩道を走ることができます。また、自転車が歩道を通行しても良いことを示す道路標識のあるところでは、年齢問わず自転車走行が可能です。それがどのような標識なのか、事前に親子で確認しておくと良いでしょう。

 歩道を走行するときは、車道寄りをゆっくり走り、歩行者の進行を妨げるおそれがあるときは止まらなければなりません。子供には「歩いている人が優先だよ」と伝えましょう。また、歩道がなく車道を通行する場合、自転車は車道の左側を走行します。背後から来るクルマに注意して、まっすぐ走るように気を付けましょう。

 次に留意したいのが、自転車での並走です。友達と自転車で出かけるときなど、横並びになっておしゃべりに夢中になってしまうのは子供がやりがちな危険行為です。自転車の並走は禁止、前後に縦に並んで走るよう念を押しましょう。

 また、絶対にやってはいけないことが、スマートフォンなどの画面を見ながら運転することです。わき見運転は重大な事故につながることもあります。それにイヤホンで音楽などを聴きながらの走行もやりがちですが、自転車を運転中に周囲の音、それに人の声が聞こえない状態は危険であることをしっかり伝える必要があります。さらに言うなら、傘をさしての運転も禁止されています。

 口で説明するだけでは分かりにくいという場合は、東京都の自転車安全学習アプリ「輪トレ(りんとれ)」を活用するのもひとつの方法です。事故事例やルール・マナーの学習に加えて、発進や停止、障害物を避けるなど、自転車走行の体験学習が可能なスマートフォン・タブレット向けアプリです。可愛いキャラクターと、シミュレーションによる体験学習やテストなどで正しい自転車の乗り方を楽しく学ぶことができます。もちろん利用は無料で、テスト合格後にもらえる合格証で、レジャー施設などの割引サービスもあるようです。

 スピードが出る分、飛び出しや交通事故の危険が格段にあがる自転車は、乗っている子供が歩行者にぶつかって加害者になってしまうことさえあります。じつは東京都には、子供に対して自転車に関するルールを教えるよう努めなければならない、という条例もあります。

 我が子を1人で道路に出す前に、基本的なルールをしっかり教えて、一緒に自転車で出かける時には、大人が見本となってルールを守りましょう。子供は親の後ろ姿を見て育つものですから……。

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