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サーキットだからこそ楽しめる! MotoGP日本グランプリの魅力がいっぱい!! 夜道雪の場内DJ裏側よもやま話 後編 〜夜道雪のちょっと寄り道〜

バイクのニュース / 2023年10月31日 12時10分

人気YouTuberで声優、モデルなどマルチで活躍する夜道雪さんの不定期連載コラム「夜道雪のちょっと寄り道」。連載第32回目では、9月29日〜10月1日に開催されたオートバイ世界最高峰レース「MotoGP」で、場内DJを務めたエピソードをご紹介します!

■今年から導入されたスプリントレースを生で初観戦!

 お前ら夜道に気をつけろ! どうも、MotoGP日本グランプリ場内DJの夜道雪です!

 今回は2日目の午後、私がずっと楽しみにしていたスプリントレースと決勝のレポートです!

 スプリントレースの導入は今シーズンから始まったものなので、もてぎで行われるのは初! 私にとって「初めて生で見るMotoGP」で、「初めての試み」が行われるのはなんというか…もう…! 激アツ展開!

 スプリントレースは最終日に行われる決勝の半分の周回で争われ、ポイントも半分獲得できるのです。短期決戦だからみんな、ギリッギリの走りを見せてくれるハズ!

 2日目から本格レースを楽しめるのって、スゴく嬉しい!

土曜日には、MotoGPクラスのスプリントレースを観戦!土曜日には、MotoGPクラスのスプリントレースを観戦!

 …や、やばい!! スプリントあっという間だ(笑)! レースに楽しくてクギ付けになってるとあっという間に12周が終わってしまった!!

 12周という短い時間でレースが決まってしまうからこそ、ライダーのペース分配も追い抜くタイミングを見計らうのも大変そうだなぁ…!

 でも、「もっと見たい! もっと走ってほしい!」って気持ちが強くなります。スプリントレースは3日目の決勝がさらに楽しみになるね! しかもポイントにも繋がるから、今まで「決勝しか会場にいかない」って思ってた人も、2日目からレースを楽しめる!

スプリントレースは3日目の決勝がさらに楽しみになるね!スプリントレースは3日目の決勝がさらに楽しみになるね!

 ライダーにとって負担が大きいので賛否がありますが、見てるこっちはスゴく楽しませてもらったので、ライダーの方々には無理しすぎないように無理してほしい…(?)。みたいなそんな複雑な気持ち。

 とにかく刺激倍増で見応え抜群のレースだったから、来年以降もスプリントレースがあると嬉しいなあ!

■前夜祭オープニングの影ナレーションに挑戦!

 そして夜道雪にとって一番、緊張したのは、初日と2日目の前夜祭のオープニングの影ナレ!

 GPライダー達のかっけえレース映像と音楽に合わせて、リアルタイムでナレーションを入れます。観客のみんなの反応を見て、それに合わせてナレーションのタイミングも調整します。

 レースとレースの間の場内アナウンス中に関しては、レースの感想や会場の様子などをアドリブトークするので少し噛んだくらいは大丈夫なのですが…カッコいいPVに合わせたナレーションの場合は、一度でも噛むとすべてが台無しになってしまう! これが私にとってのスプリント!

レースとレースの間の場内アナウンス中に関しては、レースの感想や会場の様子などをアドリブトークするので少し噛んだくらいは大丈夫なのですが…レースとレースの間の場内アナウンス中に関しては、レースの感想や会場の様子などをアドリブトークするので少し噛んだくらいは大丈夫なのですが…

 2日間、無事、噛まずに終えられたー! 夜道雪スプリント優勝です! 12ポイントを獲得!

 声優としての力量が試される一発勝負…。本当に本当に緊張したけれど…10代の頃からずっと憧れていたレース、会場に私の声が響き渡っていたのがもう感無量…!

バイクが好きでよかった!
MotoGPが好きでよかった!
声優になってよかった!

 初日、2日目の前夜祭のオープニングPVナレーションという大仕事を終え、ちょっぴり肩の荷が降りたような感じ。PVナレーションは終わったけど、最終日の場内DJもがんばるぞ〜!

■悪天候で大波乱の最終日、そしてフィナーレ!

 1日目、2日目からすでに大盛り上がりだったモビリティリゾートもてぎの熱気は、最終日であるこの日は最高潮に達していました!

 開場してすぐ、朝の場内DJにゲストにレジェンド青木宣篤さんが来てくださいました! 結構以前にお仕事でお会いしたことがありまして、私の事を覚えてくださっていたそう…ありがたい。朝から楽しいトークが展開。レースにおいて「塩分とABSは偉大だぜ!」とのことでした(だいぶはしょった)。

会場のスクリーンに大きく映し出された元GPライダー青木宣篤さんとトークするワタシ会場のスクリーンに大きく映し出された元GPライダー青木宣篤さんとトークするワタシ

 昼までは心地よい日差しの指す天気でしたが、天気予報では、午後3時過ぎから雨予報…。ちょうどMotoGP決勝の時間とかぶっているけれど大丈夫かなぁ…

 朝の場内DJのお仕事も終え、Moto3クラスとMoto2クラスを観戦!

 レースの様子は、日テレスポーツさんの公式YouTubeチャンネルに上がっている映像がとてもわかりやすいのでオススメですよ♪

 今回は場内の様子のみを紹介していこうと思っていたのですが、あまりにもレースが激アツ展開だったため…ここからレース模様について若干のネタバレあり! ご注意ください。

Moto2では、チャントラ選手と小椋選手のワンツーフィニッシュ!Moto2では、チャントラ選手と小椋選手のワンツーフィニッシュ!

 Moto2では、チャントラ選手と小椋選手のワンツーフィニッシュ! 初日、2日目のプラクティスから既に調子がよさそうだったお2人。チームメイトでありながらも、お互いを高め合うよきライバルの様にも感じられました。

Moto3クラスでは佐々木歩夢選手がギリッギリの激アツバトルを制して、見事2位を獲得Moto3クラスでは佐々木歩夢選手がギリッギリの激アツバトルを制して、見事2位を獲得

 Moto3クラスでは佐々木歩夢選手がギリッギリの激アツバトルを制して、見事2位をもぎ取ってくれました! 序盤から執念深く張り付くオルガド選手と佐々木選手のバトル! 見ないとマジで損です!

 佐々木選手は来年からMoto2へ昇格と発表があったので、来年の楽しみがまた一つ増えました!

 国内グランプリは日本人選手が走り慣れたホームコースではある反面、「負けられない」というプレッシャーも強かったのではないかと思います。私と同年代の選手から、さらに若い10代の選手達がそういったプレッシャーと戦いながら世界で走っている…。その重圧は想像もつきません…そんな彼らの背中がとても大きく見えました! 本当にカッコいい!

緊張のMotoGP決勝!スタート前の緊張感を実感中緊張のMotoGP決勝!スタート前の緊張感を実感中

 さて次は、待ちに待ったMotoGP決勝! モビリティリゾートもてぎの来場者がゾロゾロと観客席の方へ集まってきました!

 ついに!遂に始まるんだな…! 歌手の鈴華ゆう子さんが歌う君が代を噛み締めるように聞き入り…遂にスタート! と思いきや……。

 急に大雨(´;ω;`) 本当に! 急に! いきなり降って来たの! さっきまでのカンカン照りに晴れた空が嘘のよう……。

レースは徐々に雨が強くなりスリックタイヤからスリックタイヤを履いたマシンにチェンジレースは徐々に雨が強くなりスリックタイヤからスリックタイヤを履いたマシンにチェンジ

 レースはスタートはしたものの、次第に雨足は強まっていき、上位集団から順にマシンチェンジ。それでもまだスリックタイヤで頑張るギャンブライダーもちらほら。この頃、暫くは雨に濡れながら応援していた観客達も皆、雨避けできる場所へと移動していました。

 接触や転倒もありライダー達へ心配を募らせていた所、赤旗が振られレースは一時中断。その後、雨足が弱まってきた所でレースが再開!

 これ以上、降らないでくれ!!

再スタート時には多少雨がおさまっていたものの、再開前よりも酷い大雨になってしまった…再スタート時には多少雨がおさまっていたものの、再開前よりも酷い大雨になってしまった…

 という願いも虚しく…。再スタート時には多少雨がおさまっていたものの、再開前よりも酷い大雨になってしまった…。朝、昼とは打って変わって温度は次第に下がっていく一方。悪化していく難しい路面コンディション。転倒もあったため、ライダー達が心配すぎる…。

 そして間もなく2度目の赤旗が振られ、レース終了…。リザルトは1度目の赤旗中断時の順位で確定。上位3名は、3位マルケス選手。2位バニャイア選手。1位マルティン選手!

 とにかく、転倒してしまったライダー達も含め、全員無事で終わって本当によかった…! 1位2位のバニャイア、マルティン選手は両選手とも安定の強さで、ポイントリーダーは引き続きこの2人! マルケス選手は今季初めて決勝レースの表彰台を獲得しました!

マルク・マルケス選手は今季初めて決勝レースの表彰台を獲得マルク・マルケス選手は今季初めて決勝レースの表彰台を獲得

 そしてちょうどこのコラム原稿を執筆中に、マルケス選手が2023年をもってHONDAから離脱することが発表されました。HONDAに乗って茂木を走るマルケス選手の姿を初めて生で見れたと思ったら、これが最後の日にもなるなんて…。

 当日のマルケス選手で印象的だったのは、2回目の赤旗が上がった際に唯一「終わりだよ〜戻っていいよ〜」といった感じで、観客席に向かって大きく手を動かしていたことです。あくまで想像ですが、雨に濡れながら観戦し続けていたファン達への気遣いだったのかな。自身がつい数秒前まで極限状態の中で戦っていたのに、観客を気遣う…。こんな彼の思いやりや洞察力は、生で観戦していたからこそ気がつけたのではないかなと思います!

 HONDAにとってもマルケス選手にとっても、そしてバイクの歴史の中でも大きな変革と言えるのではないでしょうか。また新たな伝説を見せてくれることを心から楽しみにしています!

 最終日のラストは、中央イベントエリアのMotoステージで司会進行!

 ここでは場内DJのゲストに登場していただいたレジェンドライダー青木宣篤さん、上田昇さん、そして藤原克昭さんもいらしてくださいました。3人のレジェンドライダーと一緒に、日本人ライダー達へインタビューしていきます!

青木宣篤さん、上田昇さん、藤原克昭さんと日本人ライダー達へインタビュー青木宣篤さん、上田昇さん、藤原克昭さんと日本人ライダー達へインタビュー

「この間、お腹を壊しちゃってまだ調子悪くて…」「今日はガールフレンドの誕生日なんです!」などなど…(笑)。選手達の可愛らしい生の声を聞けるのも、会場に来た人の特権!

 レース直前は射るような目つきで集中する彼らですが、ラストのステージではまだあどけなさが残る素顔を見れ、とても貴重で楽しい時間でした♪

 お疲れの所、本当にありがとうございました! 残すところあと6戦! 10月15日から始まるインドネシアGPでも頑張ってください!

MotoGP場内DJ夜道雪と元レーシングライダー藤原克昭さんとともに夜道ポーズを決めた!MotoGP場内DJ夜道雪と元レーシングライダー藤原克昭さんとともに夜道ポーズを決めた!

 ということで、MotoGP場内DJ夜道雪による、日本GP場内レポートいかがでしたでしょうか?

 MotoGP決勝は雨で最後まで見れなかったのは少し残念だけれど、来年の日本GPがさらに待ち遠しくなりました! 来年は晴れるといいなぁ。いや晴れてください! お願いします!! なんでもしますから!!!

 最後に冒頭の繰り返しになってしまいますが、MotoGPという大舞台で場内DJという大役を任せていただけて本当に嬉しかったです。実際に会場へ行って生で見るのは私自身も初めてでしたが、生で見るのと映像で見るのは全くの別物!

 レースの音、迫力、スピードを100%楽しめるのは会場!

 でも、フロントカメラ、パドックカメラ、お尻カメラは映像でしか見れない!

 つまり両方見なきゃ損! レースの迫力を現地で体感しつつ、サーキットビジョンやスマホで多視点から観戦するのが最強の楽しみ方でしょう!

 ぜひ皆さんも推しのライダーを近くで応援しに行ってみてはいかがでしょうか? 画面越しでは分からなかったライダー達の素顔をのぞけるかも!?

MotoGP場内DJ夜道雪でした! またね!MotoGP場内DJ夜道雪でした! またね!

 ということで、お前ら早く寝ろよ! 場内DJ夜道雪でした! またね!

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