黄色信号とは違う!? 赤色点滅信号の意味とは
バイクのニュース / 2023年11月15日 13時10分
赤信号の意味は止まれです。では、赤色が点滅している信号は、正式にはどういう意味を現わしているのでしょうか。
■夜間によく目にする赤色の点滅信号の意味や役割とは?
バイクで道路を走行する際は、必ず信号機に従って通行しなければいけません。信号が赤に光っていれば、それは「止まれ」という意味。交差点に進入することはNGです。
では、赤色が点滅している信号は、一体なにを現わしているのでしょうか。
点滅信号は基本的に22時から5時、夜間から早朝の交通量が少ない場所に設置されている
点滅信号は基本的に22時から5時、夜間から早朝の交通量が少ない場所に設置されています。その理由は、交通量が少ないにもかかわらず通常の信号を設置していると、赤信号で停止する時間が長くなり、交通の流れが悪くなってしまう為。
しかし点滅信号にすることで停止時間が短くなり、交通の流れをスムーズにする事が可能。つまり点滅信号は、夜間から早朝の交通を円滑にするための役割を担っています。
ちなみに昼間は通常の信号、夜間は点滅信号と、昼と夜で変わる信号もあり、そういった場合は信号の横に「夜間点滅式」の標識が設置されています。
では、赤色の点滅信号には、どのような意味があるのでしょうか。
赤色点滅信号は、「自動車、二輪車、原動機付自転車、自転車は停止位置で一時停止し、安全確認をした後に進むことができる」という意味を示している
赤色点滅信号は、「自動車、二輪車、原動機付自転車、自転車は停止位置で一時停止し、安全確認をした後に進むことができる」という意味を示しています。
ここで勘違いしてはいけないのは、「徐行して進む」ではないということ。必ず一時停止をし、安全を確認してから進むようにしましょう。なお赤色の点滅信号には、なじみのある三色信号で点滅する物とは別に、一灯点滅式信号機というものもあります。
一灯点滅式信号機は青、黄、赤と3色並んでいるわけではなく、ランプが1色のみ、かつひとつしか付いていない信号です。大きな交差点ではあまり目にする機会はありませんが、住宅街の細い道や山間部、農村地帯などに設置されていることが多いもの。
一般的にはあまりなじみがないため、逆に事故を誘発する可能性が高いとして、昨今では一灯式点滅信号機を廃止して標識にする取り組みが進められている為、見た事が無いという人もいるかもしれません。
なお一灯点滅式信号も意味は同じなので、見かけた際は一時停止して安全を確認した上で交差点に進入しましょう。
一灯点滅式信号機というものも存在する
ちなみに、点滅信号を無視した場合は信号無視(点滅)違反に該当。違反点数は2点で、二輪車には6000円、原付には5000円の反則金が科せられます。
また点滅信号は赤色の他に黄色もあり、黄色の点滅信号は、「歩行者や車や路面電車は、他の交通に対して注意して進むことができる」という意味。
こちらは赤色の点滅信号とは異なり一時停止は義務づけられていませんが、人やクルマが急に来ても停止できるよう、徐行運転で交差点を通過するようにしましょう。また、危険な状況であれば一時停止をし、安全確認をしてから進む事が重要です。
赤色と黄色の点滅信号がある交差点を走行する場合、優先順位が高いのは黄色の点滅信号
ちなみに赤色と黄色の点滅信号がある交差点を走行する場合、優先順位が高いのは黄色の点滅信号。事故を起こした場合は赤色点滅信号側の車両の過失が大きくなる傾向にあるようですが、黄色点滅信号側の過失がゼロということはありません。優先順位が高いからといって減速や徐行せずに交差点に進入するということはせず、十分に周囲を確認して注意しながら走行してください。
では、バイクで走行中に点滅信号を見かけたら、どういった点に注意すればよいのかと言うと、まずは自分が走行している側の点滅信号をしっかり守りましょう。
点滅信号が運用されている場所は交通量が少ないため、速いスピードで走行する車両がいる可能性が高い事も事実。
実際に黄色の点滅信号でバイクが右折したところに、反対車線のクルマが赤色点滅信号だったにも関わらず直進してきて事故になったという事例も起きているようです。
また、夜間で見通しが悪い上に、バイクの場合はヘルメットのシールドでより視界が悪くなっている可能性もあります。
点滅信号の意味を十分に理解し、周囲の確認を怠らず安全運転を心がけましょう。
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