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紅葉の聖地巡礼ツーリングに行こう!!アニメ『スーパーカブ』の新イラスト公開記念スタンプラリー開催中

バイクのニュース / 2023年11月8日 13時10分

秋のツーリングシーズン真っ盛りのいま、漫画『スーパーカブ』の舞台となった山梨県北杜市を巡るスタンプラリーが開催されています。紅葉が盛りを迎えるこれからの時期に、ぜひ作品の世界に触れながらのツーリングを楽しんで見てはいかがでしょうか。

■「スーパーカブ」スタンプラリーは11月12日まで

 親はいない、お金もない、友達も趣味も、将来の目標もない。「ないないの女の子」小熊がスーパーカブを手に入れたことから紡がれる友情の物語、『スーパーカブ』。

 アニメ化をきっかけに人気が加速し、舞台となった山梨県北杜市には、季節を問わず聖地巡礼を目的とした、たくさんのライダーが訪れています。

 秋のツーリングシーズン真っ盛りのいま、そんな聖地を巡りながら楽しめるスタンプラリーが、北杜アニメツーリズム協議会主催で実施されています。

11月12日まで山梨県北杜市で『スーパーカブ』スタンプラリーが開催中11月12日まで山梨県北杜市で『スーパーカブ』スタンプラリーが開催中

 同イベントは、北杜市のPRポスターに使用されるオリジナル描き下ろし新イラストの公開を記念したもので、スタート地点の「フレンドパークむかわ」でイベント初日におこなわれた開催式には、予想を上回るおよそ120名が来場。

 小熊仕様のスーパーカブだけでなく、公式スピンオフ「スーパーカブ Rei」でも人気となっている礼子仕様の郵政カブも展示され、会場に彩りを添えました。

 なんでも、小熊仕様は協議会の小野会長、礼子仕様は榎本理事がオーナーとのことで、協議会の皆さんのスーパーカブ愛がひしひしと伝わってきます。

 スタンプラリーには、初日から約200名が参加。500枚用意されていたスタンプ用台紙と、完走者に渡されていたA4サイズのミニポスターは1週間で予定枚数に達してしまったそうですが、北杜アニメツーリズム協議会の公式X(旧Twitter)から台紙をダウンロードすれば、今でも参加可能!

 スタート地点に設定されている「フレンドパークむかわ」には、施設の好意でプリントアウトされた台紙も用意されているそうです。

描き下ろし新イラストの背景になっている芝生広場。同じ構図で写真を撮ってみるのも一興です描き下ろし新イラストの背景になっている芝生広場。同じ構図で写真を撮ってみるのも一興です

 完走記念品を受け取れないのは残念ですが、そこは考え方次第。ツーリングを楽しむなら、紅葉が盛りを迎えるこれからの季節がむしろ最適。自分で印刷(A5サイズ推奨)すれば台紙の配布場所にとらわれず、より自由なルートを選ぶことができるため、ダウンロード版の台紙でスタンプラリーを楽しんでいる人も多いそうです。

 また、新イラストを使用したクリアファイル(880円)が販売されているのは、スタンプ設置場所の「みずがき湖ビジターセンター」に加え、「おいしい学校」、「スーパーおの」、「手作り和洋菓子 秋月」という北杜市内の4か所のみなので、レアグッズをゲットできると思えば、訪れる価値はかなりのもの。現地でスタンプを押して回るだけでも、楽しみは十分です!

 と、ここまでスタンプラリーの概要をお伝えしてきましたが、筆者(井出ナオト)も実は参加してきたので、ここからはスタンプ設置ポイントの4か所を個々に紹介していきます。

■スタート地点になっているのは「フレンドパークむかわ」

 まずはスタート地点の「フレンドパークむかわ(営業時間:9時から16時/定休日:水曜日)」から。

 東京方面から国道20号(甲州街道)を諏訪方面に向かった場合、小熊の登下校シーンなどで度々登場する「牧原の交差点」を左折。山梨県道612号(横手日野春停車場線)に入ります。

 途中2か所ほど曲がる場所がありますが、行き先を指し示す看板などに気を付けながら走り、右手に木製の大きな看板が見えてきたら到着です。

木製の大きな看板が見えてきたらフレンドパークむかわに到着です木製の大きな看板が見えてきたらフレンドパークむかわに到着です

 フレンドパークむかわはキャンプやバーベキュー、アスレチックが楽しめる施設ということもあり、駐車スペースは十分。バイクを停め、ゲートをくぐって左を見るとスタンプ台が設置されている管理事務所の受付が現れます。

 前述しましたが、同施設ではダウンロード版の台紙をプリントアウトしてくれているので、印刷し忘れても安心。向かう途中のなだらかに続くストレートが気持ち良い立地です。

■ランチタイムにピッタリな「あけの農さん物直売所」

 続いては、茅ヶ岳広域農道沿いにある「あけの農さん物直売所(営業時間:9時から17時/定休日:水曜日)」。

 こちらは1階が直売所、2階がレストランになっていて、同じく人気漫画「ゆるキャン△」の12巻にも登場。

 作品の中で「季節の野菜カレー(900円)」や「訳あり!! トマト詰め放題(1袋500円)」が紹介されています。

あけの農さん物直売所はドラマの撮影などにも頻繁に使われる茅ヶ岳広域農道沿いにありますあけの農さん物直売所はドラマの撮影などにも頻繁に使われる茅ヶ岳広域農道沿いにあります

 他にも自社菜園で採れたトマトの輪切りをトッピングした「トマトカレー(700円)」や、手作りトマトソースに生のスライストマトとチーズをたっぷりとのせた「トマトピザトースト(300円)」など、原稿を書きながらヨダレが垂れてきそうなメニューを提供しているので、スタンプラリーの途中でランチをするにもピッタリです。

 筆者がいただいたソフトクリーム(350円)は、さっぱり系ながらソフトキャンディーのミルキーを思わせるような味わい。眼前に広がる山々を眺めながら堪能するソフトクリームは絶品でした。

 なお、「訳あり!! トマト詰め放題」は主に毎週土曜日の開催(それ以外の曜日は中玉トマト袋詰め120円を販売)。「トマトピザトースト」はトマトが必要なだけある時、またはソースが作れた時のみの提供となっています。

■「元祖 信玄ソフト」発祥の地!「道の駅 南きよさと」

 国道141号(清里ライン)沿いの「道の駅 南きよさと(営業時間:8時30分から17時/年中無休)」は、4月から5月にかけての「長沢鯉のぼり」とリフトカー「こいのぼり号」が有名です。

 もちろん季節外れとあって鯉のぼりは見られませんでしたが、木々の葉が色付き始めているなかで、リフトカーが高低差およそ100mの急勾配を登っていく光景には惚れ惚れしました。

リフトカー「こいのぼり号」が高低差およそ100mの急勾配を登っていく様子には惚れ惚れしましたリフトカー「こいのぼり号」が高低差およそ100mの急勾配を登っていく様子には惚れ惚れしました

 そして決して忘れちゃいけないのが、「元祖 信玄ソフト(500円)」。

 山梨のお土産としておなじみの信玄餅がトッピングされた人気商品は、こちらが発祥の地。

 バニラアイスと黒蜜が奏でる濃厚なハーモニー、香ばしいきな粉がまぶされた餅の食感が、まるで鯉のぼりの鯉のごとく、口にした者を昇天(?)させてくれます!

■描き下ろし新イラストの背景になった「みずがき湖ビジターセンター」

 お次は山梨県道23号韮崎増富線(増富ラジウムライン)を経た、増富温泉峡の玄関口に位置する「みずがき湖ビジターセンター(営業時間:10時から17時/定休日:火曜日)」。

とんがり帽子のようなデザインが特徴的なみずがき湖ビジターセンター観光案内所とんがり帽子のようなデザインが特徴的なみずがき湖ビジターセンター観光案内所

 施設内の芝生広場からみずがき湖越しに鹿鳴峡大橋を望む景色は、描き下ろし新イラストの背景になっているので、同じ構図で写真を撮ってみるのも一興。3人組でピクニックをすれば、作品の世界観により浸れること間違いナシです。

 駐車場が広いので、バイクでもクルマでも安心。とんがり帽子のようなデザインが特徴的な建物に入っていくと、地元の特産品や工芸品が販売されていて、その奥にスタンプ台が設置されています。

■他の聖地に寄り道するのもスタンプラリーの楽しみ方

 スタンプラリーついでに、他の聖地に寄り道するのもオススメです。

 筆者が訪れたのは「スーパーおの」。アニメ第3話「もらったもの」でリアキャリアに付ける箱を信用金庫のオジさんの所へもらいに行く際、訪問前に小熊と礼子がお土産の菓子類を買うために立ち寄った地域密着型スーパーです。

小熊役の夜道 雪さんが訪れた際に撮影した生写真、残してくれた直筆メッセージも飾られています小熊役の夜道 雪さんが訪れた際に撮影した生写真、残してくれた直筆メッセージも飾られています

 レジ周辺にには、スーパーカブ関連グッズが置かれており、店内の一角には小熊役の夜道 雪さん(バイクのニュースでも大人気!)が訪れた際に店内で撮影した生写真や直筆メッセージをはじめ、イラスト、写真などが所狭しとディスプレイされています。

 もうひとりの主要キャラクター、恵庭椎のイラストがパッケージに描かれた、お目当ての「椎の手作り風 黒パン」も無事に購入。

 帰りがてら「釜無川橋ポケットパーク」を訪れ、作品のメインビジュアルと同じ構図で撮影してみようと思いましたが、到着した際に先に駐車していたクルマの人が爆睡していたので、今回は違う角度からで我慢し、家路へと向かいました。

※ ※ ※

 北杜アニメツーリズム協議会では、まだ詳細は決まっていないものの、1月9日が誕生日の「恵庭椎 生誕祭」も企画中。

 その後もアニメ放送3周年記念など、定期的にイベントを開催していく予定とのことですが、とりあえず『スーパーカブ』の舞台となった北杜市の秋を体験し、作品の世界に触れてみてはいかがでしょうか?

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