あの時の冒険心が蘇る!ロイヤルエンフィールド「ヒマラヤ」に試乗〜小野木里奈の○○○○○日和〜
バイクのニュース / 2023年11月20日 12時10分
『小野木里奈の○○○○○日和』は、ロイヤルエンフィールドのアドベンチャーモデル「ヒマラヤ」に試乗します。無骨な車体デザインがヒマラヤ山麓で鍛えられた「ヒマラヤ」の存在感を増している。
■存在感のあるフロント周りとカラーリングが印象的!
皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。バイクで長旅をすることをライダーなら一度は憧れたこともあるはず。東京モーターサイクルショーでロイヤルエンフィールドのブースに訪れた時、ヒマラヤ山麓をバイクで旅をするイベントがあることを知りました。
「海外の旅番組でも頻繁に登場する『ヒマラヤ』をまさかバイクで走ることができるなんて!」と、私は興味津々(笑)それ以来、過酷ではあるだろうけどいつか挑戦してみたいと思っています。
ロイヤルエンフィールドのアドベンチャーモデル「ヒマラヤ」に試乗します
ヒマラヤ山麓を旅するために存在するといっても過言ではないバイクが、ロイヤルエンフィールドの「HIMALAYAN(ヒマラヤ)」です。名前もそのまんま、「ヒマラヤ」。ようやく憧れていたロイヤルエンフィールドの「ヒマラヤ」に試乗することができました。今回の『小野木里奈の○○○○○日和』は「試乗日和」です。それではいってみましょう!
「ヒマラヤ」のカラーリングは6色で展開。個人的に、ロイヤルエンフィールドは、カラーバリエーションが多く、選ぶ楽しさもあることが嬉しいですよね。
私が試乗したカラーは「Dune Brown」。「Dune」とは、砂丘という意味で、砂丘のような茶色というわけです。砂のようなベージュブラウンと迷彩柄のような模様がデザインされています。フロント周りが特に存在感のある大きさで、取り回しをしている時もフロント周りのずっしりとした重さを感じます。
フロントシールドは、しっかりと風を受け止めライダーの疲れを軽減させてくれる
全体的にオフロード調のデザインと高さがあるフロントシールドもあるので、まさに過酷な土地でも力強く走ってくれそうな雰囲気。よりそれを感じさせたのがフロントに設置されているガードのような装備。あまりにも目立つので手で掴みたくなっちゃいました(笑)
強固なフレームがフロント部分に装備されています
エンジンガードでこのようなパーツは見たことありますが、フロントサイドまで囲むように装備されているのは初めて見ました。さらに、見た目で面白いと思ったところはフェンダーが2枚重なっていたこと。過酷なヒマラヤ山麓を冒険するにあたって、より防御力を高めているようにも感じます。
ヒマラヤ山麓を冒険する時には、最低限の荷物は積みたいですよね。なんと、リアシートの後ろに荷台もあります。ノーマルの状態でこれはありがたい…。私ならとにかく工夫して色々積みたくなってしまいそうです。
■恒例の足つきチェックでございます!
私(=身長160cm)が跨るとこんな感じ。シート高が840mmなので両足の爪先がつんつんです(泣)
シート高は840mm、身長160cmの私が跨ると両足の爪先が地面につんつんです
そして、フロント周りが重く感じるのでスタンドをはらって車体を真っ直ぐに起こす時はちょっと苦労しますが、起こしてしまえばバランスを保つことは意外と楽な感じがします。やはり、オフロードなどの不安定な地面を走ることを想定されていると思うので、車体のバランス感覚が良いのではないでしょうか。
取り回しの時は199kgの重さをずっしりと感じるので、特に身長の低いライダーの方は慣れるまで練習が必要かと思います。
■いよいよ、エンジンスタートです!
エンジンをかけてアクセルを回すと、乾くような「ヒューーン!ドゥルルルル…!!」という音が噴き出ます。太く目立つ音というよりも、風が吹く音と混ざり合うような、大自然の中にいても溶け込むような音にも聴こえます。ヒマラヤ山麓の自然豊かな土地で走り回ったとしても、その自然の世界を邪魔しないような印象です。
意外と優しいスタートということにギャップを感じる
発進すると、意外と優しいスタートということにギャップを感じました。このオフロードかつアドベンチャーなイメージの見た目から、試乗する前は荒々しい走り出しを想像していたのです。
どちらかというと、アクセルを回してもどこか余裕のある走りだしで、地面の凸凹も柔らかく吸収してくれます。これなら、足場の悪いオフロードでも振動を逃がしてくれると思うので、長くバイクを乗って旅をしていても疲れにくいと思います。
コーナリングもフロントの重さはさほど感じずにすんなりと曲がることができる
コーナリングも取り回し時のフロントの重さはさほど感じずにすんなりと曲がることができました。乗ってしまえば、車体の幅も下半身が接する箇所がスリムになっており、ニーグリップもしやすい。そのおかげもあり、下半身でバイクを操作できる感覚を味わうことができました。
また、運転中の視界がとても良く感じます。シートの高さが少し高めな点とライダーが乗った状態で見える視界では、フロント周りがスッキリしているので景色が広く見えたのかもしれません。せっかく旅をするなら壮大な自然の景色も堪能したいですもんね。
メーターは速度計やガソリンの量などもアナログ仕様
メーターはアナログ仕様ですが、速度計やガソリンの量などとてもわかりやすく、このレトロさもバイクの雰囲気に合っていて個人的には好みです。
「ヒマラヤ」の気になるお値段(税込)は、
『HIMALAYAN Base (Gravel Grey, Mirage Silver)』=87万4500円
『HIMALAYAN Mid (Glacier Blue, Lake Blue)』=88万4400円
『HIMALAYAN Premium (Dune Brown, Sleet Black, Pine Green)』=89万4300円です。
「ヒマラヤ」も他のロイヤルエンフィールドのモデルと同じく、カラーリングによって価格が変動します。平均的にどれも88万前後のようですね。
走り心地だけでなく見た目の特別感もライダーに与えてくれる
排気量411ccとなると、一見中型排気量のように感じますが、実は大型排気量クラスに分類されます。大型バイクでヒマラヤ山麓も走れるように設計されたアドベンチャーモデルとなると、このくらいの価格になってしまうものなのでしょうか。
走り心地だけでなく見た目の特別感もライダーに与えてくれるので、外国車の中では手に入りやすい価格のようにも個人的に思います。
「ヒマラヤ」に乗って冒険してみたいと感じさせてくれた
海外でバイクを運転するだけでなく、誰もが知っているヒマラヤ山麓をバイクで走れるんだと聞くと、人生に1度は挑戦してみたいと憧れてしまいます。せっかくなら「ヒマラヤ」でヒマラヤ山麓を訪れて冒険してみたいなぁと感じさせてくれた今回の試乗でした。
それでは、また次の月曜日にお会いしましょう!
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