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ドイツで見かけた光景 ATVでキャンプツーリングを楽しむ人たち

バイクのニュース / 2023年11月29日 17時0分

レーシングドライバーの木下隆之さん(筆者)は、4輪バイクはアウトドア色がより濃厚だと言います。どういうことなのでしょうか?

■クルマでもバイクでもない、ATVで行くキャンプが楽しそう

 ニュルブルクリンク参戦のために、ドイツでの逗留を繰り返していると、つくづく羨ましいと感じることがあります。僕(筆者:木下隆之)がアパートを借りている地域は、フランクフルトから180kmほど西の長閑な丘陵地帯だということも関係していると思いますが、本当に多くのキャンパーが休日を楽しんでいるのです。

ドイツでの逗留を繰り返していると、4輪バギーでキャンプにやって来るライダーをよく見かけるドイツでの逗留を繰り返していると、4輪バギーでキャンプにやって来るライダーをよく見かける

 ニュルブルクリンクのサーキットには、コースを目の前で観戦できるような駐車場があり、そこはほぼ無料で開放されています。モータースポーツ好きのドイツ人が日々、それこそ平日であっても訪れるのですが、キャンピングカーも少なくありません。

 駐車場にやってきては、おもむろに荷を解いて、簡易シートを広げます。自宅でこしらえてきたであろうホットドッグやサラダをテーブルに広げます。キャンプに慣れている彼らにとってはバーベキューもことさら大業なイベントではないようで、石ころをかき集めての囲炉裏作りも火起こしも慣れたものです。瞬く間に肉の焼ける匂いを漂わせます。

 サーキット観戦というよりも、キャンプを楽しんでいたらすぐ近くでレーシングマシンが爆音を響かせていた……といったような感覚です。彼らの生活にはアウトドアが組み込まれているに違いありません。

 そんな国民性ですから、ライダーも同様にキャンプを楽しみます。2輪では荷台が限られていますから、なかなか本格的なアウトドア用品を持参することは大変でしょう。キャンプを目的としたライダーの多くは、4輪バイク(4輪バギー:ATV)でやってきます。テントやシュラフ、時には火起こしのための薪を積んでくることも少なくありません。

 すぐに火で炙れるように串刺しした肉、コーヒーを淹れるためのやかんやミネラルウオーターを積んで来ているので、自宅を離れる時からすでにキャンプを楽しんでいるのだろうと想像できます。見ていてホノボノしますね。

 そんなにキャンプが好きならば、ジープやワゴンでやって来た方が都合が良いのではないかと思いますが、わざわざバイクのように跨って走って来るのですから、ツーリングも楽しめてしまうのでしょう。

 あらためてその様子を眺めていると、キャンピングカーも楽しそうですが、バイクのように跨って走る4輪バイクを駆ると、自宅を出発した瞬間からずっとアウトドアなワケで、よほど楽しいのかもしれません。

 日本では見かけることの少ない4輪バイクですが、ドイツではそれが日常の一部になっているようです。

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