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高速道路で「家系らーめん」をいただける幸せ 夜の圏央道「厚木PA」内回りへ

バイクのニュース / 2023年12月1日 19時10分

全国各地の高速道路にあるSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)では、フードコートの定番メニューのラーメンにも様々なタイプが揃っています。夜の圏央道「厚木PA」(内回り)で「家系らーめん」をいただきました。

■疲れた体が欲する味、PA飯ながら本格的な「家系」だった

 圏央道「厚木PA」(内回り・茅ヶ崎方面)は、神奈川県厚木市にある休憩施設です。こちらのフードコートは営業時間が6時~23時となっており、バイクで移動中、すっかり暗くなった時間帯に立ち寄りました。 夕食を求めて券売機を見ると、視界に入ったのが「ATSUGIらぁめん」です。神奈川県秦野市の人気店「なんつッ亭」の黒マー油入り「とんこつらーめん」と並んで「家系らーめん」があり、口の中はすっかり家系に支配されました。

圏央道「厚木PA」(内回り)のフードコートでいただく「家系らーめん」(950円)には、うずらの玉子やほうれん草、焼きのり、そしてチャーシューが入った本格的なもの。「セットミニしらす丼」(280円)と共に圏央道「厚木PA」(内回り)のフードコートでいただく「家系らーめん」(950円)には、うずらの玉子やほうれん草、焼きのり、そしてチャーシューが入った本格的なもの。「セットミニしらす丼」(280円)と共に

 その名もズバリの「家系らーめん」(950円)は、水色がかった丼に濃厚なとんこつ醤油ベースのスープ、チャーシュー、うずらの玉子、ほうれん草、焼きのり、そして中太麺という、まさに定番スタイルです。家系ラーメンの元祖は横浜の「吉村家」ですが、いまや神奈川県内のみならず、東京都内、全国各地にも広がっており、1000店以上あるとも言われています。

「吉村家」やその流派である「厚木家」などのラーメンは、とんこつの脂がやや抑え気味で、割と醤油味が主体となっているスープが特徴です。その一方で、スープの見た目がかなり白く、コテコテのとんこつスープの店や、ちょっと優しめの味が特徴の店など、家系にもそれぞれの味があります。

「厚木PA」の「家系らーめん」は、中野などで展開している「武蔵家」にも似た色と味でした。路面店で食べることを考えると950円という価格は正直高いと感じますが、PA施設では適正なのかもしれません。

 それにしても、家系ラーメンにはご飯が良く合います。少し贅沢して「セットミニしらす丼」(280円)もオーダーしました。こちらは白いご飯にしらす、明太子、ネギが盛られたミニ丼で、さっぱりとした味で家系との相性も抜群でした。

「厚木PA」の内回り施設は、純和風な作りの外回りとは異なる様相。2輪専用の駐車スペースは屋根の下だけでなく、別の場所にも多めに確保されている「厚木PA」の内回り施設は、純和風な作りの外回りとは異なる様相。2輪専用の駐車スペースは屋根の下だけでなく、別の場所にも多めに確保されている

 券売機には「家系らーめん」のほか、シンプルな「醤油らーめん」(750円)、「なんつッ亭」の「醤油とんこつらーめん」(850円)、またセットメニューで「ミニ炒飯」や「ミニカレー」もあり、それぞれ280円、「セットライス」は150円でした。

 高速道路を降りずともいただける家系の味、ときにたいへんありがたいと感じるものです。

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