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お酒を飲んだら脳が麻痺 自転車を含むすべての車両で「飲酒運転」ダメ絶対!!

バイクのニュース / 2023年12月5日 12時0分

お酒を飲んだらクルマやバイク、そして自転車も絶対に運転してはいけません。「飲酒運転」は交通違反というだけではなく、他人を巻き込む事故を発生させる危険行為です。「酔う」がどういう状態なのかをあらためて考えつつ、「飲んだら乗らない」を心に刻みましょう。

■お酒を一滴でも飲んだら乗らない

 季節が巡るのは早いもので、ついこの間まで「アツい……」と唸りをあげていたと思ったら、あっという間に年末。12月に入って年の瀬の何かと忙しい日々が続きますが、クリスマスに忘年会、年が明けてお正月や新年会など、外食やお酒を飲む機会も増えることでしょう。そんな時こそ、あらためて意識したいのが「飲酒運転の撲滅」です。もちろん自転車も含まれます。

「自転車の飲酒運転」ダメ絶対!「自転車の飲酒運転」ダメ絶対!

 道路交通法第65条では「何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない」と定められています。クルマやバイクとともに自転車は道路交通法上で車両の仲間である「軽車両」に分類され、飲酒運転は明確な違反行為です。また、飲んでいる人に車両を貸したり、運転の予定がある人にアルコールを飲ませること、運転手が酒気を帯びていることを知りつつ運転させることもアウトです。

 そもそも、なぜお酒を飲んだら運転してはいけないのか? もちろん「酔う」から、となりますが、それはどういう状態なのでしょうか。

 飲酒によってお酒に含まれるアルコールは胃や小腸で吸収されて血液に溶け込み、門脈という血管を通って肝臓に運ばれます。肝臓は頑張ってアルコールを分解しようとしますが、即座に分解できるわけではないので、分解できなかったアルコールは心臓に送られて全身に運ばれます。そうやって脳に運ばれたアルコールは、脳を麻痺させます。

 アルコールで「脳が麻痺した状態」が、酔うということです。気分が高揚したり、気持ちが大きくなるなど、一種の覚醒状態のような感覚を持つことがありますが、それは普段は理性で抑えていることが、脳が麻痺したことで制御できていないだけです。

 脳が麻痺してしまった影響は全身に及びます。視覚をはじめとした知覚能力も低下し、情報処理能力や注意力、判断力といった部分もおろそかになります。また、司令塔が機能していないので身体も思うように動きません。そのような状態で乗りものを運転することがいかに危険なことか、容易に想像できると思います。

 ちなみに、どの程度酔っているかは、本来ならば脳内のアルコール濃度によって決まりますが、脳内のアルコール濃度を測定することは不可能なため、代わりに血液中や呼気中のアルコール濃度で判定しています。

 たとえ呼気中のアルコール濃度が基準値以下だったとしても、脳内にアルコールが残留していたり麻痺が残っていれば、それは「酔っている」ということです。「ほんのちょっとだから」、「自分はお酒に強いから」などと言い訳を並べても、果たして脳がどのような状態であるかは開けてみないと判断できません。

「酔う」と言うとどこか楽しそうな雰囲気もありますが、「脳が麻痺している」と考えれば、運転しようという気にはなれないと思います。脳の制御機能が低下した状態で「自転車ぐらい大丈夫だろ」と思った時点で、すでに脳は麻痺しているということです。

 ルールだから、ではなく、アルコールを摂取した状態で運転することは大変危険な行為です。自分だけではなく、誰かを巻き込んだ事故を起こす可能性だってあります。そうなってしまっては年末年始どころか、今後の人生にも暗い影が……そんなことにならないよう「飲んだら乗らない」を徹底したいものです。

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