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ヤマハ「YZF-R125は小排気量ながらしっかりとスポーツ走行気分を楽しめる1台!レーシングライダー石塚健の市販車インプレッション

バイクのニュース / 2023年12月12日 12時10分

レーシングライダーの石塚健選手が試乗した、ヤマハ「YZF-R125」の乗り味をレポートしてくれました。

■同じエンジンでもカテゴリによって感じ方が全然違う125㏄クラス

 皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。

 今回は、2023年10月16日に発売されたばかりの、ヤマハ「YZF-R125」のインプレッションをしていきたいと思います。

ヤマハ「YZF-R125 」とレーシングライダーの石塚健選手ヤマハ「YZF-R125 」とレーシングライダーの石塚健選手

 YZF-R125に搭載されるのは、水冷単気筒の124㏄エンジン。前後17インチホイールを採用した、フルサイズロードスポーツです。

 外観はYZF-Rシリーズのコンセプトを受け継ぐ共通のシルエットに、エッジの立った各部のデザインが特徴で、まさにコンパクトになった「YZF-R1」や「R7」といった感じで、とってもカッコイイと思います。

 コンセプトは、“Urban giant-killer”「街道最悦」。これまでのRシリーズの枠を超えた存在感を目指す ”Expanding Ability” 「能力を拡張する」をキーワードにデザインされました。

 トップブリッジもRシリーズに共通する肉抜き加工が施されており、ライダー心をくすぐられるスーパースポーツらしさが演出されています。

 このYZF-R125は、原付二種のスーパースポーツという位置づけになりますが、実際に横に並ぶと中々の車格で、原付にカテゴライズされる事に違和感を感じてしまうほどでした。

シート高815mmのヤマハ「YZF-R125 」の足つき(身長165㎝)、サスペンションが柔らかめにセットされていて、沈み込むのがわかり安心感が高い。シート高815mmのヤマハ「YZF-R125 」の足つき(身長165㎝)、サスペンションが柔らかめにセットされていて、沈み込むのがわかり安心感が高い。

 早速跨ってみると、身長165cmの僕でも窮屈さはなく、125ccだけど250ccクラスのスーパースポーツに近いポジションに感じます。

 ハンドルはやや狭く、高めにセットされているので、前傾がきつすぎることもありません。足つき性も良く、両足を出すとかかとが若干浮きますが、支える分には不安感はありませんでした。

 車体は軽く、サスペンションが柔らかめにセットされていて、体重で沈み込むのがわかる点は、安心感に繋がります。

 走行してみた感想は、やはりとてもスムーズで、振動が少なく滑らかなエンジン特性は、公道でもパワーを使い切りたくなってしまいます。

 今回、特に面白いなと思った点は、このR125は前回インプレしたXSR125と共通のエンジンとの事ですが、不思議とR125だとパワーに物足りなさを感じてしまうというところ。

 XSR125と比べると車両重量が約4㎏重いから、その分パワーが必要になるというのもあると思いますが、それよりフルカウルのスーパースポーツという概念によって、ライダーの感覚として感じている部分なのかもしれません。

 フォルムや仕様の違いで、同じエンジンでも体感が変わってくるものという、気付きがありました。

ヤマハ「YZF-R125 」でライディングを楽しむ石塚健選手。スポーティな走りを存分に堪能できる。ヤマハ「YZF-R125 」でライディングを楽しむ石塚健選手。スポーティな走りを存分に堪能できる。

 ハンドリング性能は軽快で、荒れた路面からの衝撃なども、しなやかに吸収してくれ、車体と足回りとの相性の良さを感じます。 

 ブレーキをしっかり目にかけた際も、フロントフォークに頼りなさを感じることは無く、しっかりとしている印象。

 一方で、やはりライディングポジションが前傾な為、ツーリング、ロングランでは若干のしんどさを感じてしまうかもしれませんが、ワインディングやカーブの連続する峠道では、サーキットのようなスポーティな走りを存分に堪能させてくれました。

 このYZF-R125をオススメしたいのは、小型免許しか持っていないけど、スーパースポーツを味わいたい人や、スポーツ走行の雰囲気を感じてみたい人など。

 YZF-R125 ABSの価格(消費税込)は、51万7000円。カラーリングは、今回試乗したブルーの他に、ブラック、ダークグレーの3種類が展開されています。

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