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教習所でしか見たことない!? 「!」マークの標識が表す意味とは

バイクのニュース / 2023年12月13日 13時10分

教習では習うにもかかわらず、街中ではあまり目にする機会のない標識はいくつか存在します。「!」マークの標識もそのうちのひとつですが、目にする機会が少ないことから、その意味を忘れてしまったという人も多いと思います。この標識は、どのような意味を表しているのでしょうか。

■いったいどこに設置されている?「!」マークの標識のナゾ

 安全に走行するために、教習所ではさまざまな道路標示や標識を学びます。しかし実際公道を走行していると、教習所で習った道路標示や標識のうち、目にするものは限られています。

 なかでも「!」マークが中央に描かれた、黄色いひし形の標識は、その代表格と言ってもよいでしょう。目にする機会が少ないことから、「習った記憶はあるけれど、どのような意味を表しているのか覚えていない」と言うライダーも多いと思います。

 そんな「!」マークの標識は、「その他の危険」という警戒標識。では、具体的にはどういった場所に設置されるのでしょうか。

「!」マークの標識は「その他の危険」という警戒標識。「!」マークの標識は「その他の危険」という警戒標識。

「その他の危険」の標識については、国土交通省の道路標識設置基準によって「他の警戒標識で表示しえないその他の事由により、道路通行者に注意を促す必要があると認められる箇所に設置するものとする」と明記されています。つまり、「動物が飛び出すおそれあり」や「道路工事中」、「幅員減少」といった、26種類の警戒標識に該当しない事項への注意喚起を目的として設置されているというわけ。

 たとえば「転落注意」を表すために、ガードレールのない道に設置されていたり、「大雨冠水注意」や「散水注意」を表すために、アンダーパスや高架下など、大雨が降った際に浸水しやすい場所にも設置される傾向にあるようです。さらに豪雪地帯では、「雪崩注意」の意味で設置されていたり、「この先〇〇メートル行き止まり」の意味で設置されたりということも。

 そのほかに、高速道路上で「霧注意」の意味として設置されることもあったようですが、最近では代わりに専用の標識が設置される場合もあるとの事。

 上記のような意味合いで「その他の危険」標識が設置される場合は、ドライバーやライダーに伝わりやすいよう補助標識が用いられている事がほとんどです。

「!」マークの道路標識は単体でも何かしらの危険がある場合に設置されている。「!」マークの道路標識は単体でも何かしらの危険がある場合に設置されている。

 しかしごくまれに、補助標識が用いられておらず、「!」マーク単体で設置されていることもあります。

 この場合は、街路樹が道路にせり出していていたり、路肩が舗装されたばかりの道路が該当。また、山間部ではダート、つまり舗装されていない凹凸の激しい道路の手前に設置される場合もあるなど、補助標識でも表しづらい意味合いの場合には「!」マーク単体で設置されるようです。

「!」マーク単体だけ設置されていても何のことか分からないかもしれませんが、何かしらの危険がある場合に設置されていることは明白。

 ツーリングやオフロード走行を楽しむ機会のあるライダーなら、「その他の危険」標識を目にする可能性は高いため、周囲にどういった危険があるのか、十分に注意しながら走行しましょう。

 ちなみに「その他の危険」標識には、「幽霊が出る場所に設置される」という都市伝説もあります。真偽のほどは定かではありませんが、設置されている場所は何かしらの危険性がある道路。つまり、その道路が過去に交通事故が発生した場所である可能性も捨てきれません。

 行政の仕様上、幽霊が出るから「その他の危険」標識が設置されたということはまずありませんが、設置されている道路の歴史や設置の経緯を調べてみると、見えてくるものもあるかもしれません。

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