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子供が乗る自転車 定期的な点検で安全確保を

バイクのニュース / 2023年12月9日 8時10分

毎日のように使うからこそ、自転車のメンテンナスは重要です。タイヤの空気圧やブレーキの状態など、とくに子供が乗る自転車は大人が注意しなくてはなりません。子供の安全のために、日常点検のポイントを紹介します。

■ギリギリまで放置しないで、早めの点検を

 日常生活の中で、自分が乗っている自転車はすぐに不具合に気が付くことができますが、子供の自転車の場合はどうでしょうか。小学生くらいの場合、本人が「何か変だなぁ」と感じていても、すぐに声をあげることは少ないのではないでしょうか。例えば、タイヤの空気圧が少なくなっていても乗り続けて、明らかに走りづらくなってから親に言ってくるものです。

まだ小さな子供が乗る自転車は、安全のために大人が点検を心がけたいものまだ小さな子供が乗る自転車は、安全のために大人が点検を心がけたいもの

 子供が乗るものだけに、その安全は大人が確保しなければなりません。転倒や事故が起こってしまう前に、子供の自転車にも日常的なメンテナンスが必要です。そのチェックポイントを紹介します。

 まずはタイヤです。空気が抜けていると地面からの衝撃を受け止めきれず、少しずつタイヤや中のチューブが傷ついていきます。実際、タイヤのパンクは異物が突き刺さるケースよりも、こういった日常の細かい傷が積み重なって起こるケースも多いようです。

 毎日乗るのであれば、1~2週間に一度はタイヤの状態をチェックし、適正な空気圧を維持しましょう。一般的に、タイヤを手で強く押し潰したときに「テニスボールぐらい」の硬さ(弾力)が良いとされています。「これより柔らかくなったら空気を入れようね」など、子供と一緒に確認すると良いでしょう。

 次に、とても重要なブレーキです。正しく作動しないと命を落とす事故にもつながりかねません。自転車を前に動かしながらブレーキレバーを握ったり離したりして、不具合が無いか、しっかり停まるかどうかを確認しましょう。もしブレーキの利き具合が悪いと感じたときは、迷わず自転車屋へ。ブレーキの修理・点検は経験のあるプロに任せた方が安心です。

 続いてハンドルとサドルのチェックです。グラつきは無いか、しっかり固定されているかなど、上下左右に動かして確認します。どこかしらに緩みがある場合は締め直しておきましょう。

 そして見落としがちなのが、ライトや反射板です。夜間走行することが少ない子供の場合、いざというときに電池切れでライトがつかないことはよくあるハナシ。また、乱暴に扱いがちな自転車だと反射板が割れている・欠損していることもあります。

 以上のようなチェックポイントは、お出かけのタイミングで一緒に確認できればベストですが、オススメは親子での洗車です。晴れた日の休日、一緒に自転車をきれいにしながら確認してみると良いでしょう。

 また、年に1回程度は自転車屋での点検整備をオススメします。購入店なら無料で定期点検を受けられる場合もあり、また1000円程度からの価格で点検してくれる販売店もあります。定期的なメンテナンスで、子供と一緒に安全な自転車ライフを送りたいものです。

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