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多趣味の方にもオススメ!ヤマハ『XSR125』は、外見も格好良く乗り味も上質だった〜小野木里奈の○○○○○日和〜

バイクのニュース / 2023年12月11日 12時10分

『小野木里奈の○○○○○日和』は、ヤマハの原付二種ネオレトロモデル『XSR125』に試乗します。原付二種とは思えない車格と乗り心地は、初心者やベテランライダーまで満足させてくれるモデルです。

■『XSR125』の迫力ある車体は満足度が高い!?

 皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。「大きいバイクは金銭的にも手が出しにくいから原付二種がいいけど、外見の格好良さとバイクならではの運転も楽しみたい!」という方、たくさんいるのではないでしょうか。原付二種クラスは経済的に魅力的ですが、コンパクトな車体が多いためバイクならではの迫力を求めている方にとっては、物足りないと感じることもあると思います。

ヤマハの原付二種ネオレトロモデル『XSR125』をご紹介ヤマハの原付二種ネオレトロモデル『XSR125』をご紹介

 じつは迫力の外見とアクティブさを兼ね備えている原付二種があるのです。今回はヤマハの原付二種ネオレトロモデル『XSR125』をご紹介します。本日の『小野木里奈の◯◯◯◯◯日和』は「試乗日和」です。それではいってみましょう!

『XSR125』の車体色は、全部で4色展開です。4色を比べてみると、同じバイクなのにとても個性的な配色です。私が試乗したカラーは、「ビビッドイエローイッシュレッドメタリック3(オレンジ)」。

 一見、ブラッドレッドとオレンジの中間のようなカラーなのに、なぜ名前にイエローが入っているのか気になりますよね? よく見ると、この塗装は光に照らされた部分が眩しいイエローへ輝くのです!

「XSR」と書かれたロゴがタンクとヘッドライトにもデザインされている「XSR」と書かれたロゴがタンクとヘッドライトにもデザインされている

「なるほど!これが理由だったのね!」と、納得しました。(笑) 一方で、オレンジの部分以外はベースが黒。漆黒のような深い黒に包まれています。そして、所々に散りばめられたアルミ製のパーツが強気でXSRのアグレッシブな雰囲気を漂わせています。

 そして、「XSR」と書かれたロゴがタンクとヘッドライトにもデザインされています。タンクには、塗装やシールでなくボコっと浮き出たロゴが付いていて高級感がありますよね。

ラグジュアリーな黒のタックロールシートは、赤のステッチがアクセントになっているラグジュアリーな黒のタックロールシートは、赤のステッチがアクセントになっている

 シートは漆黒の生地とタンクの色に合わせたスティッチがさらにXSRのラグジュアリー感をアップさせています。『XSR125』のデザインは、まるでアグレッシブと高級感を兼ね備えているように感じます。上の排気量クラスのバイクに引けを取らない風格がありますよね。

■恒例の足つきチェックでございます!

 私(= 身長160cm)が跨ると両足つま先つんつん。シート高は810mmあるので、片足をステップに乗せて車体を少し傾けたとしても片足のつま先が少し着きやすくなる程度でべた足にはなりませんでした。

シート高は810mm、身長160cmの私が跨ると両足のつま先が地面に着く程度シート高は810mm、身長160cmの私が跨ると両足のつま先が地面に着く程度

 私にとっては足つきが良いとは言えませんが、その足つき性をカバーしてくれる点が車両重量です。137kgという軽量な一面は、両足のつま先がつんつんでも支えることがあまり窮屈ではありません。高級感があるシートやアルミ製のパーツがあることから、もう少し重さがあると想像していたのでギャップに驚きました。

■いよいよ、エンジンスタートです!

 エンジンをかけると低く太鼓が「タンタンタンタン…」という音と共にアクセルを回すと「ブルルーン!!」という二つの音のハーモニーが美しい!

スタート後は、上品なエンジン音に相応しい穏やかな走り心地を実現していますスタート後は、上品なエンジン音に相応しい穏やかな走り心地を実現しています

 最初は外見からしてもっと激しさを感じるエンジン音なのかなと構えていましたが、とっても上品で驚きました。

 発進すると、上品なエンジン音に相応しい穏やかな走り心地です。排気量が124ccなので爆発的なスピードアップを感じることはありませんが、逆にこの落ち着いた加速感が安心して運転に集中できる感覚を味わうことができました。

無駄な力が抜ける運転ポジションは、コーナリング時にも苦無くスイスイっと車体を倒しこめる無駄な力が抜ける運転ポジションは、コーナリング時にも苦無くスイスイっと車体を倒しこめる

 運転ポジションも程よく無駄な力が抜けた状態を維持できるので、コーナリングも苦無くスイスイっとストレスがないのは魅力的です。体に無駄な力が入らないおかげで、より車体が自分の体の一部になっているように思えます。

 原付二種は乗っている最中、車体の小ささやパワー不足を感じることがあります。それに比べ、この風格がある外見と伸びがいい加速はその不満をほとんど感じさせない点もこの『XSR125』の強みです。

クセもなく久しぶりに運転するリターンライダーにもオススメですクセもなく久しぶりに運転するリターンライダーにもオススメです

 さらに、クセがないので初心者ライダーだけでなく、久しぶりに運転するリターンライダーにもオススメしたいくらいです。初心者ライダーの方は教習所を出て初めて公道を運転する時に緊張しますし、リターンライダーは久しぶりの運転操作に不安を感じることがありますよね。

『XSR125』はどちらの悩みもカバーしてくれるバイクだと思いました。個人的には外見も素敵だけど、それ以上に運転していて意のままに操れることが一番のポイントです!

原付二種とは思えない外見と乗り心地を実現した『XSR125』原付二種とは思えない外見と乗り心地を実現した『XSR125』

 気になるお値段は、50万6000円(税込)。やはり、原付二種クラスの平均価格と比べるとちょっとお高めです。これだけ原付二種とは思えない外見と乗り心地からすると個人的に納得してしまいます。

 私は、原付二種クラスの中で趣味としてバイクを楽しみたい方にこの『XSR125』を推したいと思います。気になる方はぜひ試乗してみてはいかがでしょうか。

 それでは、また次の月曜日にお会いしましょう!

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