レクサスが次世代バッテリーEVコンセプト「LF-ZC」に着想を得たインスタレーションをマイアミ現代美術館にて展示
バイクのニュース / 2023年12月13日 6時10分
レクサスが2023年12月6日から12月10日に米国フロリダ州で開催された「マイアミ アート&デザインウィーク」に合わせて、オランダ出身のソーラーデザイナー、マーヤン・ファン・オーベル氏によるインスタレーション「8分20秒」を、マイアミ現代美術館のSculpture Gardenに、12月17日まで展示しています。
■次世代バッテリーEVコンセプト「LF-ZC」に着想を得たインスタレーション
レクサスが、米国フロリダ州で2023年12月6日から12月10日の間に開催されている「マイアミ アート&デザインウィーク」に合わせて、オランダ出身のソーラーデザイナー、マーヤン・ファン・オーベル氏によるインスタレーション「8分20秒」を、マイアミ現代美術館(ICA Miami)のSculpture Gardenで、12月17日まで展示しています。
生命力と色彩に溢れたこの印象的な作品は、次世代バッテリーEVコンセプト「LF-ZC」(Lexus Future Zero-emission Catalyst)を、ファン・オーベル氏のトレードマークである太陽電池を使ったインタラクティブな体験として再構築。
空間デザインスタジオRandom Studioとの共同開発によって実現したものです。
レクサスが「マイアミ アート&デザインウィーク」に合わせてマイアミ現代美術館(ICA Miami)のSculpture Gardenに展示しているインスタレーション「8分20秒」
太陽から光が地球に到達するまでの時間である「8分20秒」と題されたこのインスタレーションは、透明で豊かな色彩を持つ第3世代の太陽電池である有機薄膜太陽電池(OPV)シートを用いて、「LF-ZC」を等身大サイズのグラフィックパターンデザインに変換されています。
「8分20秒」は、来場者が周囲を歩くと、さまざまな角度から動作を感知。車両のEVプラットフォームを表現するインスタレーションの土台に、4つのモーションセンサーが搭載されており、人の動作に合わせて光が反応。水のように波打ち、不規則に流れるメロディーに沿って動くことで、クルマのドライビングダイナミクスが感覚的に表現されています。
さらに、一日の時間の流れに沿って、OPVシートは日の出のような暖かな色合いから、涼しげなトーンへと変化していきます。
このインスタレーションは、常に太陽光発電を利用し、OPVシートからエネルギーを取り入れ、インスタレーションの土台に内蔵されたバッテリーに蓄積される仕組み。ゆっくりと、絶え間なく吸収されたエネルギーは、作品のディスプレイや機能を作動させることに役立っています。
また、温かみのある弦楽器や柔らかなピアノの音色、周囲の環境と調和するチャイム音など、様々なメロディーが、インスタレーションから発せられ、メロディーの合間には、時折、鳥のさえずりや竹が揺れる音などの自然な音も聞こえてきます。
竹が揺れる音は、着想を得た「LF-ZC」の内装に採用された竹素材に由来しており、聴覚的にも表現されました。
レクサスが「マイアミ アート&デザインウィーク」に合わせてマイアミ現代美術館(ICA Miami)のSculpture Gardenに展示しているインスタレーション「8分20秒」
アートとデザインにおける持続可能性の提唱者として世界的に知られるファン・オーベル氏は、レクサスのデザイン理念と共鳴するパートナー。家具や照明デザイン、公共施設でのインスタレーションで知られるファン・オーベル氏の作品は、ソーラー技術とデザイン・ソリューションの架け橋となっています。
これまでの作品は、ニューヨーク現代美術館(MoMA)、ヴィトラ・デザイン・ミュージアム、ステデライク美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館などにも展示されています。
マーヤン・ファン・オーベル氏は「コンセプトモデル「LF-ZC」を作品として表現することができ、とても嬉しく思っています。レクサスのイノベーション、クラフトマンシップ、新素材の使用に対する理念は、私のデザイン活動と共鳴するものです。
このインスタレーションは、人々が光と色に触れ、より持続可能で前向きな未来を想像させるものです。このパートナーシップを通じて、エネルギーの生成を美しく表現することができました」と、語りました。
レクサス「LF-ZC concept car」
また、レクサスのグローバルマーケティング責任者であるブライアン・ボレインは、「ソーラーデザイン分野のパイオニアであるマーヤン・ファン・オーベル氏と共創できることを光栄に思います。
彼女の卓越したビジョンと専門知識を活かし、「LF-ZC」の本質を照らし出す驚くべきインスタレーションとなり、人間中心の持続可能なデザインに対する彼女の想いは、私たちレクサスにも共通する姿勢です。この作品をマイアミ現代美術館の庭園で展示できることを嬉しく思います」と述べています。
さらにマイアミ現代美術館のアーティスティック・ディレクター、アレックス・ガーテンフェルド氏は、「マイアミ現代美術館は、サステナビリティのための最適解を採用することで、気候変動への影響を軽減することに取り組んでいます。マーヤン・ファン・オーベル氏とレクサスの力強い作品は、サステナブルデザインの大きな進歩を象徴しており、環境への強い関心が、いかに現代的な解決策をもたらすかを示しています。
マイアミ アート&デザインウィークの期間中、彼らの力強い作品を展示するプラットフォームを提供できることを嬉しく思います」とコメントしています。
「8分20秒」の展示は、レクサスがマイアミ現代美術館とパートナーシップを結んで2回目、マイアミ アート&デザインウィーク期間中、レクサスにとって6回目のインスタレーションとなります。
レクサスとマイアミ現代美術館は、コラボレーションとインスタレーションを通じ、来場者がクリエイティブ・デザインの計り知れない可能性について考えるきっかけとなるような体験の構築に取り組んでいます。
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