ヤマハ「XSR125」はカジュアルでオシャレなデザインと走りの安定感がバイクライフを楽しくしてくれる1台！レーシングライダー大久保光の市販車インプレッション

レーシングライダーの大久保光選手が試乗したヤマハ「SXR125」を、インプレッションしてくれました。

■日常の足からアウトドアまで幅広く楽しめる1台

　皆様こんにちは！レーシングライダーの大久保光です。

　今回は先月茂原ツインサーキットで行われたヤマハ125プレス試乗会で試乗したバイク、ヤマハ「XSR125」について私なりにインプレッションを書いていきたいと思います。

　まずこのバイクの最大の特徴といえば、この外観だと思います。125ccとは思えないカジアルなデザインとなっていて、街中を走っている中でも、とても注目されそうな雰囲気。シートも革張りのようなデザインとなっており、ひとりの時はもちろん二人乗りした時もこの広くて長い余裕を持ったシートデザインが、大きな支えになってくれそうです。

　メーター周りはデジタルの中にアナログ感を出したものとなっており、このバイクの外観デザインにぴったりの印象でした。

ヤマハ「XSR125」と大久保光選手

　また、デザインはさることながら、このバイクのポテンシャルはもちろん最先端のもの。

　まずこのバイクに搭載されているエンジンですが、同じくヤマハの「YZF-R125」のものと同様でしっかりとしたパワー感が残されており、とてもオーソドックスなエンジンであるため、とても走りやすい印象。

　そして車体はYZF-R125やヤマハ「MT125」に比べて、フロントのタイヤサイズが少し太くなっているのが特徴です。これによりフロントの安定感が圧倒的に増していていました。

　さらに、それに合わせるように標準タイヤにブロックパターンのものが装着されていて、街中ではもちろんのことアウトドアや少し路面が悪い悪路でも、高い安定性を発揮してくれる仕様となっています。

ヤマハ「XSR125」の走りをサーキットで楽しむ大久保光選手

　ハンドリングもとてもリラックスした状態で乗ることができ、ポジションも非常に楽な状態を保てるように考えられていて、これにより長時間のライディングにも体の負担が少なく、バイクの旅を思う存分楽しめそうな雰囲気です。

　125ccということもあり高速道路を走ることはできませんが、その分しっかりとした安定性を持った車体の特性とリラックスできるポジションで、ゆったりとしたツーリングで目的地に着くまでも、走りを楽しめる旅向けな仕様のバイクだと思います。

　近年、キャンプ等のアウトドアな活動がブームとなっていますが、このバイクは日常生活の足からアウトドアまで、バイクを生活の一部として楽しみたい人にピッタリな1台。

　私自身も、このバイクで買い物や休日にはちょっと遠出してソロキャンなどをやってみたいなぁと、妄想が膨らむバイクでした。

　XSR125の価格(消費税込)は、50万6000円です。