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お気に入りのトレーニングバイクはホンダ「CRF125F」!その理由とは?モータースポーツ総合エンターテイナーの濱原颯道の市販車インプレッション

バイクのニュース / 2023年12月20日 13時10分

国内外で活躍するモータースポーツ総合エンターテイナーの濱原颯道選手が、自身もトレーニングバイクとして所有するホンダ「CRF125F」の魅力を紹介してくれました。

■正に誰でも楽しめるバイク

 皆さんこんにちは!モータースポーツ総合エンターテイナーを名乗っている濱原颯道です。お久しぶりです。

 今回は僕も所有しているホンダ「CRF125F」というバイクについて書こうかなと思います。乗り味などのインプレじゃ無いので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。

今年雪上トレーニングをした時のバイクもホンダ「CRF125F」でした。極低速のトルク感が氷の上ではとてもコントロールしやすく、1番適している車種だと思います。今年雪上トレーニングをした時のバイクもホンダ「CRF125F」でした。極低速のトルク感が氷の上ではとてもコントロールしやすく、1番適している車種だと思います。

 まずこのバイクは、ナンバーの登録は出来ません。そのため、レーサー扱いになります。エンジンは4サイクルの125㏄で、ギアは4速。レブリミットは10000回転ほどで馬力は8馬力から9馬力ほどです。

「え?全然パワーないじゃん」と思いますよね。僕もモトクロス遊びをしたり、フラットダート(ダートトラック)競技で乗った時に全然パワーがなくて、正直、誰が買うんだろと思っていました。

 しかしそのアンダーパワーな特性が、ビギナーだったり女性や小柄な方にはマッチしていると思います。大の大人であり、ましてや体重が90㎏オーバーな僕が、まさか新車を買ってまで乗る日が来るとは、この時は全く思っていませんでした。

ホンダ「CRF125F」で実際にレースに出てる時の様子ホンダ「CRF125F」で実際にレースに出てる時の様子

 僕が趣味でやってるハードエンデューロという競技があり、僕自身ハマりだしたのは2020年頃。その年は色んなハードエンデューロレースに参戦していて、レースに参戦した際には、何故かよくCRF125Fを見かけました。

 当時は「そんな非力なバイクで何をするんだ」と思っていましたが、とても難易度の高いコースを周回し、中にはリザルト上で上位に食い込む方もいて、「今、ミニモトハードっていうのが流行ってるよ」と周りの人たちに教えてもらったのを覚えています。

 そこで、僕もとりあえず後輩からCRF125Fを買ってみて、実際に乗ってみることに。

 このバイク、トルクはあるけどモトクロスコースとかでは上も回らないし、4速しかないから少し不便だなと思っていましたが、ハードエンデューロ的な難しいコースで乗ると、このエンジン特性がとてもマッチして、いけない場所はないんじゃないか?って思ってしまう程の実力にビックリ。

 フルサイズと言われる2サイクル300ccのバイクにも乗っていましたが、パワーがあり過ぎるし足つきは悪いし重いし、でもCRF125Fならそう言ったネガな部分がなく、「これは人気が出るわ」と、僕でさえ思ってしまったのです。

彼がサカオニbotさん。色んな人の顔写真をSNSで拾ってきてTシャツにするのが趣味。彼がサカオニbotさん。色んな人の顔写真をSNSで拾ってきてTシャツにするのが趣味。

 その火付け役となったのが、僕が知っている限りではサカオニbotという人で、X(旧Twitter)をやられてる方は、一度は見たことあるんじゃないでしょうか。基本的に、Xしかしていない割と時間の空いている人なので、僕もよく遊んでもらっています。

 彼はその頃どんなレースにもCRF125Fで参戦していて、成績は残さないもののCRF125Fの乗りやすさとメンテフリーな部分、そして維持費のかからなさなどを、色んな人に伝えていました。

 しかしそれまでは、ホンダ「XR100」やホンダ「CRF100」の方が高回転まで回るしエンジンも頑丈という風潮で、どちらかというとCRF125Fは、あまり人気が無いバイクという印象。それが2020年の終盤になると、このエンジン特性と新車価格の安さなどが相まって、「一体どこで買えるんだ」な状況になっていきました。

 それまでは日本に年間100台しか輸入していなかったのですが、それでも売れ残る状況でした。しかしそれが2021年になると僕の周りの人たちも「俺もCRF125F買うぞ!」と宣言してる人を多く見かけました。

 そのため、ホンダや桜井ホンダに「とんでもない台数の注文が来るから大量に入れといた方がいい」と僕は伝えたのですが、「でも今までそんなに売れてなかったよ」と言われてしまう状況。

 僕は色んなカテゴリの方と知り合いなので、とんでもない台数が売れるのは予測が付いたのですが、メーカーの人などは、そう言ったリサーチ力があまりないのかなって、その時は思ってしまいました。

ちなみに僕は2022年に桜井ホンダで新車を買いました。新車で34万円ほどだったと思います。ちなみに僕は2022年に桜井ホンダで新車を買いました。新車で34万円ほどだったと思います。

 そして迎えた注文日。注文開始と同時にパソコンでシステムにログインしても、売り切れていたそうで、ほんの数秒で100台は売り切れてしまい、それでも注文が入ってくる状況で、最終的な注文数は280台オーバーと聞きました。

 前年まではあまり人気のなかったバイクだったのですが、ブームによって一瞬で入手困難なレアバイクに変わってしまい、中古車市場もおかしくなっていて、新車で34万円ほどで買えるのに、中古車でも30万円ほどで売られている状態。

 それでもみんなお店では買えないから高騰した中古車を買ってしまうという、おかしな世界になってしまったのです。これも、僕的にはサカオニbotという人のせいだと思っています。

レース中の様子、パワーもないからバイクが飛んで行くこともないし、そのおかげでカメラマンも近くまで寄れる。なんて言うんですかね、一体感が楽しいんですよ。レース中の様子、パワーもないからバイクが飛んで行くこともないし、そのおかげでカメラマンも近くまで寄れる。なんて言うんですかね、一体感が楽しいんですよ。

 実際に乗ったインプレは、まあ乗ってみてのお楽しみという事にしておいて欲しいのですが、このミニモトハードと言われる競技は普段モトクロスやロードレースをやっている人も誘いやすく、先日一緒に乗った全日本モトクロス最高峰クラスでランキング2位の大倉由揮選手も「このバイク、こんなトルクがあるなんて、知らなかったです!」と、驚いていました。

 今はバイクカテゴリの中でもハードエンデューロでの人気が高く、色んな人が興味を持っている状況です。初心者から女性、そしてプロライダーまで幅広く楽しめるバイクというのは、なかなかないので僕の中でも価値がだいぶ高まりました。

 バイクの人気に本来は性能関係なく、使い方と使っている人の影響力次第で、どうにでもパワーバランスが変わってしまいます。

 そのため僕が伝えたいのは、今乗っているバイクは自分が気に入っているならずっと乗っていて欲しいですし、バイクを買うにあたっては人気がある車種に乗ってみると、なんでこのバイクは人気があるのか?などを考えさせてくれるいい機会になるなと思いました。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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