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一体どれぐらいの費用や期間が必要? バイク免許の限定解除

バイクのニュース / 2024年1月22日 11時10分

バイクの免許には限定条件が定められたものが存在します。それは普通に輪免許やAT免許などで、取得当初は十分だと思っていても、仕事で必要だったり、さらに大きな排気量のバイクが欲しくなった際など、限定条件を解除したくなることもあるでしょう。それが限定解除ですが、手間や費用はどれぐらいかかるのでしょうか?

■王道は大型への限定解除!

 バイクの免許には、条件が限定されたものも多数存在します。例えばAT免許や普通二輪免許も限定のひとつです。

 取得した当初は、その検定条件で十分と思っていても、バイクの用途や趣味趣向が変化するなど、その限定条件を解除したくなることもあると思います。

 そんなバイク免許の限定条件を解除する場合、手間や費用はどれぐらいかかるのでしょうか。

バイク免許の限定解除という言葉を聞くと、大型自動二輪免許のイメージがあるという人も多い。バイク免許の限定解除という言葉を聞くと、大型自動二輪免許のイメージがあるという人も多い。

 限定解除という言葉を聞くと、大型自動二輪免許のイメージがあるという人も多いと思います。

 その理由は、1996年の法改正までは教習所で大型自動二輪免許は取得できなかったので、まずは中型自動二輪免許を取得したうえで、免許センターでのいわゆる一発試験を受けるしかなかったことから、そのイメージが定着。排気量の上限を解除するということで、免許証の限定解除の代名詞となっていました。

 しかし、1997年以降は教習所でも取得できるようになったことから、免許の名称も中型が普通へと変更されて、限定を設けることなく、大型とともに独立した免許となっています。

 そして現在は、限定免許はある免許に対して一部の制限を設ける仕組みとなっていることから、限定免許と呼ばれるようになりました。

■現在の限定免許は小型とAT

 現在存在する限定免許は、まず普通自動二輪免許に対する小型免許。そして小型から大型までそれぞれにあるのがAT限定免許です。

 もともとAT限定はなく、スクーター、特にビッグスクーターのヒットによってAT限定免許の設定が後押しされて、2005年にAT限定免許が登場。

 最近では小型、いわゆる原付二種の普及が進み、AT限定の小型自動二輪への需要が高まったことから、2018年に最短で2日から3日程度での取得が可能となりました。

 クルマの場合はそれよりも古く、1991年にAT限定の普通免許が登場。クルマ、バイクともにマニュアルミッション車の衰退や、オートマチック車の普及が背景にあります。

限定解除は時間と費用がかかるので、将来のバイクライフをよく考えて、取得する免許の種類を考える事が重要。限定解除は時間と費用がかかるので、将来のバイクライフをよく考えて、取得する免許の種類を考える事が重要。

 なお、AT限定免許を取得しスクーターで満足していたけど、ステップアップでマニュアルミッションのスポーツバイクに乗りたくなった場合などは、限定解除を行なう必要があります。また、小型限定免許を取得したけど250ccや400ccのバイクに乗りたくなった際も同様です。

 そんな限定解除というと、費用的にはそれほどかからないようなイメージがあると思います。もちろん一から免許を取得するよりは安く、そして時間も短く済みます。具体的には学科が不要で、技能教習だけ。一発試験で限定を解除する場合も同様です。

 ただし、AT限定免許からMT免許を取得するという場合は、たとえばクラッチ操作だけ習っておしまいという訳ではなく、8の字やクランク、急制動などの教習も改めて受ける必要がある為、時間も費用も多少はかかる事になるので要注意。

 クルマの免許も含めてなにも運転免許を持っていない場合よりは負担は軽くなりますが、将来的にマニュアルミッションのバイクに乗ってみたいと思っているなら、最初から限定のない免許を取得した方が効率的です。

 一方で、最終的にMT車に乗る可能性が考えられる場合でも、AT限定免許から限定解除をあえてすることで、それらの免許の取得費用が分割払いになるという考え方もなくはありませんが、教習所に2回も通うことになるのは微妙なところ。

 もちろんスクーターしか乗らないと決めている場合や、小型自動二輪にしか乗らない場合は、費用と教習時間を抑えられるので負担は軽く、楽なのも確かです。

 将来のバイクライフをよく考えて、取得する免許の種類を考えるようにしましょう。

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