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嘴(クチバシ)デザインがお気に入り!スズキ「Vストローム800」はパワフルで快適な走りが楽しめるアドベンチャーモデル レーシングライダー石塚健の市販車インプレッション

バイクのニュース / 2024年1月5日 12時10分

レーシングライダーの石塚健選手が試乗した、スズキ「Vストローム800」の乗り味をレポートしてくれました。

■足つきはちょっと不安だけど、走りは最高

 こんにちは、レーシングライダーの石塚健です。皆さん、新年明けましておめでとうございます!

 今年もレースレポートにインプレなど、読者の方に楽しんでいただけるよう、できるだけ沢山の記事を書いていきたいと思いますので、2024年もどうぞよろしくお願いします。

 という事で、この記事がアップされる頃にはもうお正月も終わっている頃かもしれませんが、新年2回目となる今回のインプレは、スズキ「Vストローム800」。2023年10月25日に国内での販売が開始された同モデルは、排気量775ccの並列2気筒エンジンを搭載したミドルクラスアドベンチャーバイクです。

スズキ「Vストローム800」とレーシングライダーの石塚健選手スズキ「Vストローム800」とレーシングライダーの石塚健選手

 パッと見でとても大きく、近くに寄るとより大きく威圧感を感じますが、これでミドルクラスというのだから驚き。フロントホイールも19インチと存在感抜群です。

 そんなVストロームと言えば、フロントの口ばしが特徴的。タンクからフロントにかけてエッジの立ったデザインも、スタイリッシュでカッコイイと思います。

 このVストローム800のシート高は825mmと、足つき的に中々ハードルが高いと思うのですが、果たして身長165㎝の僕でも難なく乗れるのでしょうか。

スズキ「Vストローム800」のシート高は825mm、身長165㎝の僕の足付きは両足のつま先がつく程度スズキ「Vストローム800」のシート高は825mm、身長165㎝の僕の足付きは両足のつま先がつく程度

 答えはギリギリ。サスペンションが柔らかめにセットされており、座ると体重である程度沈み込んでくれますが、やはりかかとが浮いてしまうのと、車両重量が223㎏あるので、重量感もドッシリと感じます。そのため、もう少し身長が高い人でも心配になる場面はあるんじゃないかなと思いました。

 安全に、そして快適にバイクに乗るためには、少なくとも両足のつま先が地面に付き、また片足で支える際に少し余裕が感じられるぐらいが僕的にはベストだと思います。

 それからハンドルバーまでの距離もあるので、手を置いた時に腕が伸び切っていない事もポイント。走行中、万が一誤った操作をしてしまった時に、このクラスのバイクに対処出来るだけの余力は、安全を考える上で非常に重要だと思います。

町中でスズキ「Vストローム800」の安心感と快適性を楽しみながら走行する石塚健選手町中でスズキ「Vストローム800」の安心感と快適性を楽しみながら走行する石塚健選手

 それでは早速、走行していきます。

 ハンドルがアップハンドルで手前にクイッと出ているので、走ってしまえば思っていたよりポジションが楽で、腕に力が入ることなくライディングできました。そしてかなり高い位置に座り、上から見下ろすような目線が新鮮で本当に楽しい!

 走りだしはとてもなめらかで、乗りやすい印象。しかしアクセルを2㎝程捻った途端、物凄いパワー感とともに身体が持っていかれる感覚になりました。若干のドンツキな加速感があり、気を抜いていると危ないほどの力強さを発揮します。

町中でスズキ「Vストローム800」の安心感と快適性を楽しみながら走行する石塚健選手町中でスズキ「Vストローム800」の安心感と快適性を楽しみながら走行する石塚健選手

 アクセル、ブレーキ、右旋回、左旋回と、一つ一つの動作が柔らかく、乗り心地が本当に良い。切り返しなどは、重いかと言われれば重さはありますが、一方で走行中の安心感と快適性は抜群です。

 一方で、フワフワするようなフィーリングもあり、それはサスペンションの柔らかさや、スポークホイールが採用されていることなどが起因しているのかなと思います。

 Vストローム800の価格(消費税込)は、123万円。足つき性は良くありませんが、高級感ある操作感を楽しみたい方には、是非オススメしたい1台です!

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