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スクーターを快適に乗り続けたい!傷めやすい箇所や部品はどこ?

バイクのニュース / 2024年1月4日 9時10分

操作が手軽なスクーターモデルは、通勤通学や買い物など幅広い用途で多くの人に使われています。そのため、日常的に乗ることが多く、メンテナンス不足に陥るという人も多いでしょう。それでは、スクータータイプのバイクは他のバイクに比べて故障しやすい箇所があるのでしょうか。実際にバイク修理店に聞いてみました。

■スクーターモデルのバイクはどこが壊れるの?

 昨今、原付二種の人気などにより、スクーターモデルの需要が高まっています。すでにスクーターモデルに乗っている人や、これから購入を検討しているという人も多いでしょう。

原付二種をはじめとするスクーターモデルは、通勤通学など日常的に利用するというケースが多い原付二種をはじめとするスクーターモデルは、通勤通学など日常的に利用するというケースが多い

 原付二種をはじめとするスクーターモデルは、ツーリングなどの趣味として利用するというより、通勤通学など日常的に利用するというケースが多いかもしれません。そのため、点検する機会を設けず、定期的なメンテナンスをせずに利用しているという人もいるのではないでしょうか。

 日常利用することが多いスクーターモデルですが、故障してしまうリスクはあるのでしょうか。また、他のバイクに比べて故障しやすい箇所はあるのでしょうか。

 バイク修理店の担当者は、次のように話します。

「最近のスクーターで、一番多い修理内容はオイル交換になります。近年のスクーターは大体が4サイクルエンジンなので、オイル交換さえしていればなかなか壊れないのです。そのため、定期的なオイル交換は非常に重要になります」

燃焼効率の良い4サイクルエンジンのスクーターが2サイクルエンジンに変わり主流となっている燃焼効率の良い4サイクルエンジンのスクーターが2サイクルエンジンに変わり主流となっている

 昨今、環境問題の観点から排気ガスの多く出る2サイクルエンジンのモデルより、燃焼効率の良い4サイクルエンジンのスクーターが主流となっているようです。4サイクルエンジンは、2サイクルエンジンに比べて部品数が多く、各部品への負荷を分散させるといったメリットがあります。そのため、4サイクルエンジンは2サイクルエンジンより故障リスクが低くなるというわけです。

 しかし、いくら4サイクルエンジンといえど、適切なオイル交換がおこなわれないと、エンジンにさまざまな悪影響を与える可能性があります。オイルは、エンジン内部の部品を潤滑にし、熱を分散させる働きがあります。そのため、オイル交換を怠ると、エンジン内部での部品同士の摩擦や、エンジンの過熱などによって故障するリスクが高まるというわけです。

 スクーターモデルは適切なオイル交換をしておくことで、ある程度故障するリスクは下げられるようですが、他にも故障トラブルが発生するのでしょうか。

 バイク修理店の担当者は、「スクーターモデルのバイクでオイル交換以外の修理内容というと、消耗品であるタイヤの交換もよく受けます」と話します。

他のバイクに比べると細くて小径であるため、路面状況によっては破損しやすい傾向がある他のバイクに比べると細くて小径であるため、路面状況によっては破損しやすい傾向がある

 スクーターモデルのタイヤは、他のバイクに比べると細くて小径であるため、路面状況によっては破損しやすい傾向があります。他のバイクのタイヤより、段差や凸凹道に弱く、そのような道を走行した場合にパンクなどの故障をするリスクが高まるというわけです。

 また、他にもスクーターモデルと他のバイクの違いについて、ブレーキや電気系統が挙げられます。これらのパーツは他のバイクに比べて、より注意が必要になります。

 スクーターモデルのブレーキは、前後輪ともにディスクブレーキを装備していることもあり、ブレーキパッドが摩擦しやすくなっています。また、ブレーキパッドとブレーキディスクがホイールの中央部に露出しているため、水や泥がかかると制動力が低下する場合があり、注意が必要です。

 ブレーキに異常があると、大きな事故に直結してしまうリスクがあるため、定期的な点検により安全を維持することが重要です。

原付二種モデルの中には、ヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプなどの電気装置が露出している場合もある原付二種モデルの中には、ヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプなどの電気装置が露出している場合もある

 加えて、原付二種のバイクは、ヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプなどの電気装置が露出している場合もあり、経年劣化や水濡れによる故障が発生しやすい傾向があります。

 近年では、メーカーの技術の進歩により、バイクの耐久性が向上し、故障しづらくなっています。しかし、当たり前ではありますが、定期的なメンテナンスをしなければ、故障をするリスクはあります。

 例えば、適切な整備と運転によって、バイクの故障やトラブルを最小限に抑えることができるほか、定期的な点検やメンテナンスをおこない、適切に整備することで、スクーターの性能を維持し安全に乗ることができます。

 スクーターモデルの場合はオイル交換やタイヤの点検などで、ある程度リスクを下げることができるので、特に重視すると良いでしょう。

※ ※ ※

 近年需要が高まっているスクーターモデルですが、定期的なメンテナンスをしていなければ、もちろん故障するリスクはあります。しかし、オイル交換やタイヤ、ブレーキの点検などのメンテナンスをしていれば故障リスクを下げることができます。定期的にメンテナンスする日を決めて、きちんと点検しておきたいものです。

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