バイク排気量ごとの違いは?メリットデメリットとはどこにあるのか
バイクのニュース / 2024年1月3日 13時10分
50cc以下は原付一種、51〜125ccは原付二種といったように、バイクは排気量ごとに分類されています。では排気量ごとにどういった違い、メリット・デメリットがあるのでしょうか。
■どの排気量のバイクを選ぶべき?排気量ごとのメリット・デメリットは?
排気量とは、エンジンが1度に吸い込める気体の容積のこと。エンジンが吸い込む気体は空気と燃料が混ざったもので、混合気と言います。混合気が燃えたときに発生するエネルギーによってエンジンが動き、容積が大きいほど大きなエネルギーを得られエンジンのパワーが強くなるという仕組みです。
バイクは、原付や中型、大型など排気量ごとに分類されており、それぞれ異なる個性をもっています。さまざまな種類のバイクがある中で、どの排気量のバイクを選んだらよいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そもそも、バイクは排気量ごとにどういった違いやメリット・デメリットがあるのでしょうか。
50cc以下のバイクのメリットは、普通自動車免許があれば乗れる
まず、50cc以下のバイクのメリットは、普通自動車免許があれば乗れること。他の排気量のバイクと違って、原付バイクに乗るためにわざわざ新しい免許を取得する必要がありません。また、車両価格や維持費が比較的抑えやすい点もメリットとして挙げられます。
しかしその一方で、2段階右折や通行帯制限といった独自のルールを守らなければいけません。また法定速度も30km/hと、ほかの排気量のバイクやクルマよりも遅く設定されているので、パワフルな走りを楽しみたい人にはおすすめとは言えないでしょう。
51〜125ccのバイクは道路運送車両法で原付二種に分類され、運転には普通自動二輪小型限定免許が必要
次に51〜125ccのバイクは道路運送車両法で原付二種に分類されており、運転には普通自動二輪小型限定免許が必要です。原付と表記されていますが前述したような原付バイクの独自ルールは適用されず、法定速度は60km/hに設定されています。
コンパクトなモデルが多く、かつ通勤通学など日常使いで活躍できることから昨今特に人気が高く、各メーカーの現行ラインナップも豊富な点がメリットと言えます。しかし、高速道路や自動車専用道路などは走行することができません。
126〜250ccのバイクは、普通自動二輪免許で運転することができる
そして126〜250ccのバイクは、普通自動二輪免許で運転することができるバイクです。この排気量のバイクのメリットとしては、車種ラインナップが豊富な点や車検がないことなどが挙げられます。
日本だけでなく世界的にも人気が高い排気量なのでラインナップが非常に豊富で、現行モデル、過去モデルを含めると途方もない数のモデルがあります。つまりデザインや足つき、機能やカラーなどさまざまな点を踏まえた、自分の理想のバイクに出会える可能性が高いということです。
また250cc以下のバイクは車検の対象外なので、大型バイクと比べると維持費が安く抑えられるのも魅力です。
ただし車検がないということは、デメリットにもなり得ます。点検をする機会がないからといって放置しておくと故障につながるので、そうならないためにも定期的に自分で点検する必要があります。あまりバイクのメンテナンスに自信がないという人は、ショップやディーラーへ持って行くとよいでしょう。
251〜400ccのバイクに乗るためには、普通自動二輪免許が必要
251〜400ccのバイクに乗るためには、普通自動二輪免許が必要です。この排気量のバイクはツーリングでパワー不足を感じることも、長距離走行で不安定さを感じることも少ない点がメリットと言えます。
しかしその一方で、税金や保険料といった維持費が、401cc以上の大型バイクと変わらないというデメリットがあります。維持費がそこまで変わらないのなら、大型バイクに乗ったほうがよいと考える人も少なくありません。
しかし車体の大きさから大型バイクよりも取り回しがしやすいモデルが多く、250cc以下のバイクよりもパワーのある走りを味わえるため、251〜400ccのバイクの需要は高いようです。
401cc以上の大型バイクは、圧倒的なパワーと存在感が魅力
そして401cc以上の大型バイクは、圧倒的なパワーと存在感が魅力のバイクです。大型バイクの力強い走りは、他の排気量のバイクではなかなか味わうことができません。シフトチェンジを頻繁にしなくても、アクセルを少し開けるだけでどんどん加速していきます。また、車体が大きく重いので安定性も抜群です。
車体の大きさと重さで安定感が得られる一方で、取り回しが難しい面もあります。車両重量は200kg以上あり、中には300kgを超えるモデルも少なくありません。かなり重いため、押して歩いたりバイクを引き起こしたりといった動作に苦労しやすい点がデメリットと言えるでしょう。
※ ※ ※
バイクは排気量によって異なる魅力を持っている一方で、デメリットも持ち合わせています。メリットデメリットを把握した上で、自分のライフスタイルに合ったバイクを選んで、より楽しいバイクライフを過ごしたいものです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
“約50万円”の新型「3人乗りトライク」がすごい! “公道走行”が可能で「雨でも乗れる」! 人気の「125ccモデル」に続いてパワフルな「250ccモデル」も発売へ!
くるまのニュース / 2024年11月18日 6時40分
-
「新基準原付」 国交省と警察庁が同時発表 同じバイクで原付と自動二輪の区別をつける方法とは
バイクのニュース / 2024年11月17日 15時10分
-
新基準原付では125ccが原付一種扱いに!? 50ccと比較したそれぞれのメリット・デメリットは?
バイクのニュース / 2024年11月17日 9時10分
-
125ccも50ccと同等に! ついに誕生「新基準原付」不都合を抱えたままスタート 足並み揃わないルール作り
乗りものニュース / 2024年11月13日 17時44分
-
ルールを知ってる? 違反にならないためのタンデムの5つの条件とは
バイクのニュース / 2024年11月6日 10時10分
ランキング
-
1AirPodsの音がぶちぶち途切れてしまう……原因は? 試すべき対処法はある?
オールアバウト / 2024年11月29日 21時25分
-
2一人暮らしの同僚は毎食「コンビニ弁当」です。「光熱費もかからないから、作るより安上がり」と言っていますが、そんなことないですよね?
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月29日 5時50分
-
3Z世代が知ってる50代以上の女優 3位篠原涼子さん 2位天海祐希さんを抑えた1位は演技力半端ないあの人
まいどなニュース / 2024年11月29日 15時40分
-
4ワークマンの「着る断熱材」がスゴイ! 寒さも暑さも感じない「無感覚アウター(レディース)」を着てみた
Fav-Log by ITmedia / 2024年11月23日 9時50分
-
5“風呂キャンセル”は冬でもNG、界隈の人々に皮膚科医が忠告、「乾燥で体臭は拡がりやすくなる」
ORICON NEWS / 2024年11月29日 11時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください