1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

どうなるハーレー「ストリートグライド」!? モデルチェンジで「シン・ヤッコカウル」&「バルタイ」搭載なるか?

バイクのニュース / 2024年1月10日 8時10分

ハーレー専門誌「ウィズハーレー」の編集長も務めるバイクライターの青木タカオさんが「従来型ストリートグライドスペシャルはラスト試乗になるかも!?」と、2024年モデル発表前に大胆予想! その根拠とは、いかに!?

■ 23年式ストグラSPLに不満なし!

 通称“ヤッコカウル”。ブランドを象徴するアイコンのひとつにもなっているバットウイングフェアリングに守られながらのクルージングは快適そのもの。誰が見てもハーレーの最高峰モデルとわかるシルエットで、気分もまた誇らしいではありませんか。

ハーレーダビッドソン「ストリートグライドスペシャル」に乗る筆者(青木タカオ)ハーレーダビッドソン「ストリートグライドスペシャル」に乗る筆者(青木タカオ)

 ウインドシールドは大胆にショートカットされ、軽快なスタイル。重厚でトラディショナルな大陸横断ツアラーをベースにデコレーションなど装飾を省きつつ、モダンなスポーティーバガーに仕上げたのが『ストリートグライドスペシャル』です。

 車名の通りストリートカスタムが施されているものの、「アメリカングランドツーリング」にカテゴライズされていることからもわかるとおり『ストリートグライドスペシャル』は、ゆったりと長い距離を走らせれば持ち味をさらに発揮します。

 心臓部は1868ccもの排気量を持つ空冷Vツイン、ミルウォーキーエイト114。極低速からトルクは潤沢で、クラッチミートの際もスロットルを開けずとも車体がゆったりと前へ進みます。

ハーレーダビッドソン「ストリートグライドスペシャル」ハーレーダビッドソン「ストリートグライドスペシャル」

 大きな車体を動かすための発進トルクは凄まじく、ローやセカンドでは駆動力が大きすぎるため、発進したらすかさず3速、4速へとギヤを上げていかなければスムーズには走れません。エンジンを引っ張り上げることなく、低い回転数のまま容易く交通の流れに乗れるのです。

 防風効果の高いフェアリング、強力なエンジン、そして振動の少ないシャシーと穏やかなハンドリングによって、ゆとりあるクルージング性能を発揮。100~120km/hが制限速度である日本の高速道路でなら、トップギヤ6速でのエンジン回転数はわずか2200~2400rpmでこなしてしまうのでした。

 試乗した2023年式では、ビビッドブラックをベーシックに、写真のバハオレンジ、さらにグレーヘイズほか、なんと全10色という充実のカラーバリエーションを誇ります。ハーレーダビッドソンが車体色を重要視しているブランドであることがわかるのではないでしょうか。

■どうなる24年式!?

 ハーレーダビッドソンは年明けに、2024年継続モデル19機種を発表しました。フルラインナップでは30機種以上ありますので、先行し明かされたモデルたちは、カラーバリエーションの設定に変更があっただけとなります。

ハーレーダビッドソン「ストリートグライドST」ハーレーダビッドソン「ストリートグライドST」

 例年、ニューモデルやマイナーチェンジが施されるモデルは後発でリリースされる傾向があり、今年は1月25日(日本時間午前1時)にオンラインにてバーチャル発表会がおこなわれ、言うまでもなく見逃すわけにはいきません。

 そこで間違いなく登場してきそうなのが、ストリートグライド(シリーズ)です。23年式では『ストリートグライドスペシャル』をはじめ、米国で開催されているレース「KING OF THE BAGGERS/キング・オブ・ザ・バガーズ」参戦車両譲りのソロシート仕様にした『ストリートグライドST』があり、さらにオールブランニューの『CVO ストリートグライド』が2023年6月に加わりました。

ハーレーダビッドソン「CVOストリートグライド」ハーレーダビッドソン「CVOストリートグライド」

 ストリートグライドだけで3機種と、じつに豊富なモデル展開。こうした点からも同モデルの人気ぶりがうかがえ、ラインナップに欠かせない存在であることがわかります。

 さて、まずはここで一旦、それぞれのモデルの相違点を整理しておきましょう。下記のとおりです。

■ストリートグライドスペシャル
エンジン:ミルウォーキーエイト114(1868cc)
ボア・ストローク:102×114.3mm
最高出力:93HP(69kW)/5250rpm
最大トルク:158Nm/3250rpm
フロント:130/60B19
リヤ:180/55B18
車両重量:375kg
シート高:690mm(ダブルシート)
新車価格:369万3800円~

■ストリートグライドST
エンジン:ミルウォーキーエイト117(1923cc)
ボア・ストローク:103.5×114.3mm
最高出力:103HP(77kW)/5450rpm
最大トルク:172.2Nm/3500rpm
フロント:130/60B19
リヤ:180/55B18
車両重量:369kg
シート高:710mm(ソロシート)
新車価格:394万6800円~

■CVOストリートグライド
エンジン:ミルウォーキーエイト121(1977cc)
ボア・ストローク:103.5×117.5mm
最高出力:115HP(86kW)/5020rpm
最大トルク:183Nm/3500rpm
フロント:130/60B19
リヤ:180/55B18
車両重量:380kg
シート高:715mm(ダブルシート)
新車価格:549万7800円~

■2024年モデルは新型CVOの装備を採用するか!?

 ファンらが注目するのは、オールニューで登場したばかりの『CVO ストリートグライド』が備えた新作のエクステリアやインフォテインメントシステム、さらに史上最大の排気量を持つパワーユニット「ミルウォーキーエイト121」が『ストリートグライドスペシャル』や『ストリートグライドST』にも採用されるか否かという点です。

ハーレーダビッドソン「CVOストリートグライド」に搭載された排気量1977ccの「ミルウォーキーエイト121」ハーレーダビッドソン「CVOストリートグライド」に搭載された排気量1977ccの「ミルウォーキーエイト121」

 CVO(Custom Vechicle Operation/カスタム・ビークル・オペレーション)は最高グレードに位置する特別限定車という位置づけで、進化を遂げたバットウイングフェアリングや最新の車載システムが真っ先に採用されるのは納得のいくところ。

 ミルウォキーエイトエンジンは排気量を1977ccにまで拡大しただけでなく、シリンダーヘッドを水冷式にし、より扱いやすいよう可変バルブタイミング機構(VVT)を搭載しました。

 倒立式フロントフォークや対向4ポットラジアルマウントキャリパーを新採用するなど足回りも強化。こうした革新装備が標準モデルたちにどの時点で導入されていくかは興味がつきません。購入を検討している人なら、なおさらでしょう。

■オンライン発表は1月25日!

『ストリートグライドスペシャル』や『ストリートグライドST』の2024年式がどのようになっているかは、この原稿を書いている時点ではまだわかりませんが、もしかすると“ヤッコカウル”と呼ばれ長年続いたシルエットのバットウイングフェアリングやミルウォーキーエイトエンジンの排気量がスケールアップされ、VVTが備わっているかもしれません。

ハーレーダビッドソン「CVOストリートグライド」に乗る筆者(青木タカオ)。大柄な車体でもスポーティな走行を楽しむことができますハーレーダビッドソン「CVOストリートグライド」に乗る筆者(青木タカオ)。大柄な車体でもスポーティな走行を楽しむことができます

 クルマでもバイクでも「従来型が良かった」という意見は少なからずあるものです。先行発表の継続モデルに含まれていなかったということは、なんらかの変更がある可能性大!

「今までのが欲しい!!」という人は、正規ディーラーへ急いだ方がいいかもしれません。答えは1月25日に出ます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください