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盗難防止の心強い味方!? バイクのU字ロックやディスクロックとは

バイクのニュース / 2024年2月20日 13時10分

バイクの盗難対策のメジャーアイテムとして挙げられる、U字ロックやディスクロック。これらはいったいどのような防犯機能を備えているのでしょうか。

■盗難対策のひとつ!「U字ロック」や「ディスクロック」とは?

 どれだけ盗難対策を講じていたとしても、大切な愛車が盗まれてしまう確率は決してゼロにはなりません。

 バイクの盗難被害は年々減少傾向をたどっていますが、いまだに多くのバイクがある日、突然オーナーの元から姿を消しているのが現状。しかもバイクの盗難検挙率はクルマに比べて低い水準となっており、一度盗まれてしまうと手元に戻ってくる可能性はかなり低いと言わざるを得ません。

 なお、プロの窃盗集団にかかれば破れないロックはないとも言われますが、「盗むのに時間がかかりそう」と思わせることが抑止力につながります。そのため、バイクの盗難防止には車体のキーロックだけでなく、複数のロックを併用すると効果的。

 では、バイクの盗難対策でメジャーな「U字ロック」と「ディスクロック」は、どのような防犯機能を備えているのでしょうか。

メジャーなバイクの盗難対策のひとつ「U字ロック」メジャーなバイクの盗難対策のひとつ「U字ロック」

まずU字ロックは、その名のとおりU字のパイプが付いた、大型の南京錠のようなロックのこと。ホイールのスポークの隙間にパイプを通し、バイクが動かないようにロックすることができます。タイヤに装着しておくだけで目立つので、盗難防止に効果がありますが、それだけでは万全とはいえません。

 U字ロックにはさまざまなサイズがあり、細すぎると切断されてしまうため、太くて頑丈なパイプのものを選ぶと安心です。ただし、コンパクトに折りたたむことができない上に、頑丈な物ほど重たくなるので、携帯して使いたい場合は要注意。自宅の敷地などで使用する以外では、大きすぎたり重すぎると使い勝手が悪くなるため、バランスを考えて選ぶことが大切です。

 また、タイヤに対してサイズが大きすぎる場合も、ロックを破壊する工具をパイプとタイヤのすき間に入れ込むことができてしまい、パイプが切断される恐れがあるので要注意。購入する際はサイズの寸法をよく確認し、すき間の少ないタイヤに対してぴったりサイズのU字ロックを選ぶとよいでしょう。

 そのほかキー部分は、ピッキングされにくい複雑なものがおススメ。カギ穴に異物などが入らないよう、保護キャップがあるものが安心です。

 なお、U字ロックはリア側に装着してください。その理由は、フロント側をロックすると前輪を持ち上げて後輪だけで動かすことができる為。ハンドルロックとリアタイヤにU字ロックをすることで、前後輪が動かせなくなり、防犯効果を高めることができます。

ロックはリアタイヤに付ける方が、防犯度は高まるロックはリアタイヤに付ける方が、防犯度は高まる

 一方のディスクロックは、タイヤのホイール部分のブレーキディスクに直接取り付けて使用するロック。ディスクに挟む要領で取り付け、ディスクにあいている穴にディスクロックのピンを差し込む事で、ロックすることができます。

 具体的にはバイクを動かそうとした際に、ディスクロックとホイールが干渉し、タイヤが動くのを制限する仕組み。なお、ディスクロックはロック時にピンが隠れるため、U字ロックのように切断される心配がありません。

 また小型で軽量なため、携帯性に優れているのもポイント。気軽に持ち運んで場所を選ぶ事なく使えるので、常に盗難対策をしておきたい人にぴったりのアイテムといえます。

 ディスクロックを選ぶ際にチェックするポイントは、ディスクの厚みとピンを通す穴径、そしてディスクの端から穴までの長さです。これらのサイズに適合しないディスクロックでは、装着することができない為、購入前に必ず寸法を測って、ディスクのサイズに合ったディスクロックを選ぶようにしましょう。

 なお、ディスクロックを外し忘れて装着したまま走り出すのを防ぐために、リマインダーケーブルが付属していると重宝します。これは、ディスクロックとハンドル部分などにつなぐワイヤーで、ロックされているのがひと目でわかるというもの。

 周りから見てもロック状態である事が分かるので、盗難の抑止効果も期待できます。

カバーなどでバイクの車種や状態を見えなくするのも防犯対策として有効カバーなどでバイクの車種や状態を見えなくするのも防犯対策として有効

 バイクの窃盗犯は、自分の存在に気づかれることを最も嫌います。そのため、振動を察知するとアラーム機能が作動して、大音量でバイクの異常を知らせてくれる商品などもおススメ。盗難用ロックを購入する際は、アラーム機能の付いた商品を選ぶのも効果的です。

 そのほかの盗難用ロックでは、フェンスや柱などにつないでバイクを固定する「チェーンロック」や「ワイヤーロック」もラインナップされています。

 U字ロックやディスクロックなどと併せて使うことで、窃盗犯に解除に時間がかかる事をアピールすることができ、より盗難されにくくする事ができます。

 そしてバイクカバーや簡易バイクガレージで、バイクの存在を隠すことも重要。バイクの車種やロックの状況が見えないと、窃盗犯も盗むのにリスクを伴うため、防犯効果をグッと高めることができます。

 家に帰ったら面倒くさがらずに、バイクカバーなどで必ずバイクを隠す習慣をつけると良いでしょう。

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